よく、小物が迷子になるんです……
今日も楽しいキャンプ! お気に入りのギアにかこまれて幸せだな〜。さて、そろそろ食事の準備にとりかかろうか……アレ? ガストーチはどこにしまったかな、あ~っ、見つからない!
と、みなさんもこんな経験ありませんか? 必要なときに必要なモノが見当たらない……。そんな不測の事態を回避すべく、今回は「意外なアレ」による、スマートな整理整頓法を紹介します。
サイトをスッキリ見せる仰天のアレとは?
「小物の定位置を決める」のがスッキリのポイントですが……
小物系は「どこに置いたかな?」ということになりがち。かと言って何でもひとまとめに収納ボックスに放り込んでおくと、必要なときにパッと出てこないので作業効率も悪くなります。
整理整頓されたサイトづくりのコツは、使用頻度が高いものの定位置を決め、どこに何があるのか把握することです。
コレで収納上手!grn outdoor「60/40クロス ツインソファーチェア」
そんな整理整頓の秘密道具、紹介するのはなんとチェア! grn outdoor(ジーアールエヌ アウトドア)の「60/40クロス ツインソファーチェア」です。
見た目はシンプルな2人掛けのアウトドアチェアですが、計算された収納の仕掛けがいっぱい!
ジーアールエヌ アウトドア 60/40クロス フォールディング ツインソファチェア
チェアの背面に収納する工夫アリ!
その工夫はチェアの背面にあります。チェアにポケットが付いたとても斬新なフォルム!
上段左右それぞれに浅めの幅が広いポケット。さらに下段には、ボタン留めのフラップが付いた大き目のポケットが配置されています。
ここにサイトで必要な小物類を収納していくと……。チェアの背面というデッドスペースを使って、一気にこれだけのものが収納できてしまうんですね。
例えば、ガストーチやお箸、フォールディングナイフなどよく使うものは上段の浅めのポケットに。いざ食事の準備の際も、振り返って必要なものだけをサッと取り出せます。
暗くなってから使うLEDランタンも、昼間のうちに下段のポケットへ。こうして収納場所を決めて準備しておけば、使うタイミングになって荷物の中からゴソゴソと探す手間はありません。
また、上段の左右ポケット間にはデイジーチェーンを装備。カラビナやS字フックなどを使ってコップを吊り下げられ、ペグやハンマーなどは直接引っ掛けることも可能。
テントやタープの位置変更や急な雨などで追加ポールを立てるときも、ペグとハンマーの定位置を決めておけば、慌てることなくすぐに作業に取りかかれます。
夕暮れから急に肌寒くなるシチュエーションでは、とくにブランケット類が重宝されますよね。でも使わないときって意外と置き場所が決まらないもの。そこで便利なのがコチラ!
背面下段中央にはバックル付きのベルトが2本縫い付けられ、ブランケットなどを丸めて収納できちゃいます。かさばらず、汚れからも守れるので安心です。
肘掛けにはドリンクホルダー&ミニメッシュポケットが!
肘掛け部分には、ドリンクホルダーが両サイドに付いており、350ml缶、500ml缶はもちろん、タンブラーなども収まります!
また肘掛けの縦の部分にも網状のミニポケットがあり、スマホやクルマのキーなどを入れるのに便利。
生地は雨風に強く耐久性がある「60/40クロス」
素材は古くからアウトドアフリークに親しまれてきた「60/40クロス」を使用。マウンテンパーカーに代表されるコットンとナイロンの混紡素材で、表面にテフロン樹脂コーティングを施し、撥水性や防汚性をより強化しています。
飲み物などをこぼしてしまってもシミ汚れが付きにくく、雨風にも強い、キャンプに最適な生地ですよ!
座り心地もいい2人掛けサイズが重宝
展開サイズは幅約137×奥行き約52cm。大人2人で座れますが、ゆったりとはいきません。ひとり掛けでその隣にバッグなどを置いて活用するのもアリ。
座面は張りのある硬さではなく、座ると少し沈み込むタイプ。生地と骨組みに十分な強度が感じられるので不安定さはまったくなく、ソファのように包み込まれるような座り心地です。
収納は想像よりはコンパクト、しかし重さはそれなりにある……
収納時のサイズは、専用の収納ケースに入れて約27×27×98cm。身長175cmの男性が背負って半身以上です。2人掛けのチェアとしては、意外なほどコンパクトですが、重量は約5.5kgで肩にズッシリとくる重さ。
オートキャンプ以外で、長い時間背負って歩くのは厳しそうですね。
中央に収束するタイプなので、組み立ての手間はなし。キャンプ場に着いたら広げるだけで、瞬時に設営完了です。
このチェアは収束式のためクルマのラゲッジスペース内での収まりもスッキリ。他製品の折りたたみ式ベンチと比較すると、デッドスペースが少なく積み込めます。
欲張ってモノを入れすぎての転倒に注意
背面にモノを入れても耐えられるように、前後バランスも考慮された作りになっていますが、くれぐれも入れすぎには注意! 人が座っていないときは、風などで転倒しやすくなってしまいます。
「あ、入れっぱなしで収納しちゃった……」忘れ物にも注意!
あくまで一時的な収納スペース、当然入れたら出さなければなりません。最後の撤収時には出し忘れのないよう注意しておきましょう。
こんなアイテムまであるの……!?衝撃のサコッシュクーラー
grn outdoorでは、今回紹介したチェアのほかにも収納上手な商品を展開。手軽に飲み物を持ち運べる、便利なサコッシュクーラーが発売されています。
なんとこのサコッシュ、チェアの収納を更に拡張させるアイテムでもあるんです!
保冷シート付き!「TEBURA BAG WANCAN」
その名も手ぶらでお酒を楽しむための「TEBURA BAG WANCAN(テブラ バッグ ワンカン)」。正面の3つのポケットには、それぞれ350ml缶がピッタリ収まります。
また正面ポケットの内部には保冷シートを完備。保冷剤も一緒に収納できるので、暑い季節でも冷たいお酒をキープ可能!
さらに内部にファスナーが付いたミニポケットも。散らかりがちな小銭やお札などを入れておくのに便利です。
肩紐がループ付きになっているので、カラビナを使いポーチやデジカメなどを吊るすなど、拡張性も十分。
さらに、ストラップを外した状態で「60/40クロス ツインソファーチェア」のデイジーチェーン部に装着が可能なんです。座ったままチェアの背面に脱着できるから、ますますのんびり度が高まります。
素材は、チェアと同じ60/40クロスのテフロン加工。撥水性と防汚性があるので、汚れを気にせずガンガン使えてアウトドアで大活躍!
ジーアールエヌ アウトドア TEBURA BAG オリーブ
ジーアールエヌ アウトドア TEBURA BAG ベージュ
ジーアールエヌ アウトドア TEBURA BAG ブラック
片付け上手になれば、キャンプがスマートになる!
今回は、ありそうでなかった便利な小物収納法を実現したチェアを紹介しました。ギアの定位置を決めて、見える収納を心がければモノが散らばらないし、スッキリとしたサイトを展開できますね。
「とにかくのんびりしたい」「料理にこだわりたい」「焚き火を楽しみたい」など、キャンプシーンに合わせて独自のカスタムを楽しめる「60/40クロス ツインソファーチェア」、スマートなキャンプを目指すならぜひ!
ジーアールエヌ アウトドア 60/40クロス フォールディング ツインソファチェア
執筆:高久浩一