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見城了さん

教えて先輩!アウトドアのプロが、キャンプに必ず持っていくものとは?【#3 見城了さん】

キャンプの知識と経験が豊富なアウトドアのプロたち。そんな彼らがキャンプへ行く際に欠かさずに持っていく“必携ギア”はなんのかを探る連載企画。第三回目はカメラマンでありガレージブランドのオーナでもある、見城了さんに聞きました。

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

プロが教えるアウトドアの必携ギア

キャンプギア

撮影:見城了

数あるアウトドアアイテムの中から納得の行く逸品を手に入れるには、詳しい人に聞くのが一番! というわけで始まったこの企画。毎回、キャンプの知識と経験が豊富なアウトドアのプロたちに、キャンプの“必携ギア”を聞いていきます。

第三回目は、カメラマンとしても活躍しながら人気ガレージブランドのオーナーでもある見城了さんに直撃!

撮影からモノづくりまで、アウトドアにどっぷりな見城了さん

見城了さん

撮影:筆者

カメラマンとして活動する傍ら、人気ガレージブランド「ペレグリン デザイン」を運営。最近では執筆活動も行うなど、多岐に渡るアウトドアフィールドで活躍している見城了さん。

家族とのキャンプがメインではあるそうですが、最近は子供も大きくなってきたため、仕事仲間と行ったり、イベントの出店や撮影の際にキャンプする“お仕事キャンプ”が中心になってきているとか。そんな見城さんが、常時車に積んで愛用しているというギアを紹介していきましょう。

見城了さんの必携ギア1:ソロストーブのキャンプファイヤー

ソロストーブのキャンプファイヤー

撮影:見城了

サブの焚き火台として重宝しているというのが、ソロストーブのキャンプファイヤー(購入時価格:1万3000円前後)。家族でキャンプに行くときはスノーピークの焚火台をメインとして使い、こちらのソロストーブではお湯を沸かしたりと、ガス器具の代わりとして使っているそうです。

1年ちょっと前に撮影で実際に使ってみて気に入り、それ以来仕事にプライベートに大活躍しているとのこと。
ソロストーブのキャンプファイヤーを使用する様子

撮影:筆者

ソロストーブは一番小さなライトからドラム缶のようなボンファイヤーまで5つのサイズ展開がありますが、僕にはこのキャンプファイヤーがちょうどいいサイズでした。

寒い時期にみんなで暖を取るには不向きですが、簡単に準備と撤収ができて、薪への着火もすぐなので、手軽に焚き火を楽しむのに最適です。ソロで参加するキャンプの場合は、これのみで行くことも多いですね。

ソロストーブのキャンプファイヤー

撮影:見城了

ソロストーブといえば、燃焼効率の高い独自の構造が最大の特徴。底に空いた通気孔から取り入れる空気が燃焼室上部の通気孔から排出されることで二次燃焼が起き、煙が少ない快適な焚き火を実現してくれます。

見城了さんの必携ギア2:アムコのタックルボックス

アムコのタックルボックス

撮影:見城了

続いて紹介するのが、こちらのツールボックス(購入時価格:1万5000円前後)。アメリカのメーカー・アムコのビンテージで本来はルアーを収納するためのタックルボックスですが、見城さんはナイフやガストーチ、カトラリーなどの収納ケースとして活用されています。

アムコのタックルボックス

撮影:見城了

見た目の無骨さと細部までこだわった作りが気に入って、数年前にネットオークションで購入しました。古い製品なのですがとにかく頑丈にできていて、当時の職人技術の素晴らしさも実感できます。

キャンプに必要な細かいものを整理するために使っているのですが、中が3段のスライドトレーになっているので収納力も抜群です。

アムコのタックルボックス

撮影:見城了

各トレーには見城さんがコルクのシートをDIY。トレーを広げた状態でもボックスは傾くことなく安定し、菜箸やお玉といった長いものも収納できるので、使い勝手は抜群だとか。

ちなみに、アムコのタックルボックスはネットオークションなどで様々な年代のものが出回っていて、サイズやカラーはバラエティ豊富。気になる方は、ぜひ調べてみてくださいね。

見城了さんの必携ギア3:エバニューのキャンドルランタン

エバニューのキャンドルランタン

撮影:見城了

3つめの必携ギアとして紹介してくれたのが、ネットオークションで3年ほど前に購入したというエバニューのキャンドルランタン(購入時価格:1万2000円)。

赤い屋根型のデザインが特徴的で、見城さんはあまりのかわいさのため、いまだ点灯せずにインテリアとしてサイト内に飾っているそう。

見た目がすごく好きで、この屋根の色を変えた商品を過去に企画したんですけど、技術的に難しくて諦めました。素材はアルミと鉄なのですがよく見ると底面が台形になっていて1辺1辺の長さが微妙に違っていたり、とにかくよくできているんです。

エバニューのキャンドルランタン

撮影:筆者

使わない時は折りたたんでコンパクトに収納できるところも魅力の、エバニューのキャンドルランタン。現行モデルが存在しないビンテージのため、見城さんが持っている未使用モデルというのは希少な存在。

一度でもキャンドルに点灯してしまうとススで黒くなってしまうため、見城さんはこの先も“明かり”ではなく“飾り”として愛用していくそうです。

見城了さんの必携ギア4:ペレグリン デザインのチクタクスツール

ペレグリン デザインのチクタクスツール

撮影:見城了

キャンプはもちろん撮影のときにも重宝しているという、ペレグリン デザインのチクタクスツール(発売当時価格:1万5000円前後)。ブランド立ち上げの黎明期、約7年前くらいに制作したというこのスツールは、ファブリックの裏に取り付けられたテープの長さを替えることで、座面の高さを好きなところで調整できるのが特徴です。

ペレグリン デザインのチクタクスツール

撮影:見城了

バックパックなどでおなじみの、テープとアタッチメントの組み合わせを導入しています。ここの長さを変えることで、座面の高さを自由自在に調整できるんです。よく旅館に行くとそば殻が入った硬い枕の上で胡座(あぐら)をするんですけど、あの高さがすごく心地よくて。

このスツールはその格好で焚き火ができるようにと考えて作ったんです。撮影のときはカメラバッグを置いたり、仕事にキャンプに常に欠かせないギアとなっています。

しかし、残念ながらこのスツールの生産は現在休止中。ほかにはない唯一無二の商品なので、一日も早い復活を期待しましょう。

見城了さんの必携ギア5:トライテンシルのカトラリー

トライテンシルのカトラリー

撮影:見城了

最後に紹介するのが、アメリカのネバタ州で作られるトライテンシルの3in1カトラリー(購入時価格:1本あたり900円前後)。取材で訪れたショップで見つけて一目惚れし、色違いで大人買いしたそうです。

まず、グラフィカルな見た目がかっこいい。スプーン兼ナイフとフォークがカチリとハマってコンパクトに収納できるのが特徴なのですが、はめ込む場所を変えることで柄の長さを調整できるので、ロングハンドルのスプーンとしても使えるんです。

深型クッカーの鍋底の食材をすくったりすることもできるので、重宝しています。

トライテンシルのカトラリー

撮影:見城了

消防隊や軍隊などでも使用できるというコンセプトがベースにあるため、見た目以上に頑丈。サイズはミニとフルの2種類があり、カラーバリエーションも豊富に揃っています。

こだわって作られたギアが揃う、見城さんの必携ギア

見城さん

撮影:筆者

アウトドアイベントでの出店や取材を通してさまざまなキャンプ用品を手にとってきた見城さんの審美眼は、もはや玄人レベル。今回紹介いただいた必携ギアにもビンテージがあったように、古き良きアイテムのリサーチはライフワークとなっているとか。

新旧の垣根なしに、こだわって作られた良質なアイテムを見つけるそのセンス……ぜひともマネしたいものです!

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