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【ショップ探訪記】いま話題の「アウトドア巾着バッグ」の仕掛け人がいる『MANIKA(マニカ)』へ行ってきた(2ページ目)

マニカを象徴するアイテムは?

マニカ

マニカで有名なアイテムといえば、この「TAKIBI-LIGHT-SP」という焚き火台。フレームを組み立てて耐熱メッシュをかけるだけで組み立てられる手軽さが売りで、フレームの板1枚からオーナーひとりで削り出して作るハンドメイド品。

収納袋を含めて重量は700gと軽く、全体サイズは縦320×横355×奥行き330mmと2〜3人くらいが囲んで使えます。薪が落ちない安定感と燃焼効率の良さが注目を浴びて話題になったそうです。

マニカ


遠藤さん
収納サイズは縦430×横60×奥行き60mmで、バックパックのサイドポケットなどにも入るサイズです。これを発売してから初回の300個が一気に完売して、今では生産受注で行っています。看板商品と言っても過言ではないですね。

ショップにはどんなものが置いているの?

マニカ

マニカのショップは、自社製品とオーナーの趣味で買い付けた古着が陳列。在庫数でいうと自社製品が圧倒的に多いですが、陳列の具合からすると50対50くらいの割合。手前が自社製品コーナーで、奥が古着コーナー。

マニカ


遠藤さん
昔から大の古着好きで、ここだけでなく他にもたくさんバックヤードに商品はあります。アウトドアだけでなく、ミリタリーやトラディショナルなど偏りなく置いていると思います。

マニカ

ー 所々にキャンプで使えそうなものも置いていますが、それらは販売しないのでしょうか。


遠藤さん
アウトドア用品もちょくちょく入ってくるようになったので、キレイにして販売予定です。このホットサンドメーカーも、鋳物で状態もよく、焚き火に突っ込んだらホットサンドが美味しく焼けると思いますよ。

マニカ リメイク


遠藤さん
たまに妻がリメイクしたものも販売しているので、すべて古着というわけではないんです。

奥さんは、マニカのオリジナル製品を作っているデザイナー(焚き火台はオーナーさんが製作)。マニカはオーナーと奥さんの二人三脚で活動しており、イベントへ出向くにも製品を販売するにも、2人で行っているんです。

マニカ バックパック

次に自社商品に目を向けてみましょう。ブランド最初のアイテムはバックパック。

「BuddyNext」という登山でも使える本格的なものから始まり、現在はラインナップを減らしてこちらのタウンユースモデル「BuddyMe」のみになっています。口はラップトップを採用し、本体は耐久性のある400DPacClothのナイロンを使用。


遠藤さん
容量は15〜17Lとコンパクトなので、休日のお出かけや旅行時の簡易的なバッグとして使えます。発色のいいレッドなので女性に人気があります。

マニカ オリジナル Tシャツ

オリジナルのシャツも販売。何やら個性的なプリントが施されています。


遠藤さん
ブランド自体、ほかのブランドのようにSS(春夏)やFW(秋冬)と季節を分けて販売していないんです。自分たちが思いついたり、やりたいと思ったりしたときに新しいものを作るスタンスで行っています。

マニカ オリジナルTシャツ


遠藤さん
このロングTは、制作意欲が沸いたタイミングが秋だったので、たまたま長袖のFW仕様になりました。今回のテーマは“違和感”で、“IWA-KAN(岩感)”という語呂合わせで岩を思わせるプリントにしました。

ー 世界観MAXなコメント。具体的にどうやってこのデザインに行き着いたのでしょうか。


遠藤さん
世の中にあるIWAKANって、他人が持っていないものが欲しいとか、他の人が持っているものと被りたくないとか、そういった願望があると思うんです。一方で、ファッションには毎年トレンドというものがあり、それに合わせて各メーカーがものを作ったり、皆さんもそれに沿うようにトレンドものを身につけていますよね。

マニカ オリジナルTシャツ


遠藤さん
流行には沿いながらもそれだけに流されない個性を見出していく、その間に発生する“違和感”に僕たちは着目したんです。岩と岩の間(IWAKAN)にブランド名を入れています。そんな細かいところにも気付いていただけたら嬉しいなと。

哲学的というか、当たり前と思うことに疑問を持つアイデアに、とても心動かされました。

本題の「アウトドア巾着」について聞いてみた

マニカ 巾着

マニカというブランドについて触れたところで、本題のアウトドア巾着に入りましょう。このアイテムはデザイナーの奥さんが発案して製作したもので、女性目線でありながら男性でも納得するクオリティの素材やディテールを盛り込んで作っているバッグです。

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