実際に使用開始!まずは塗り方から
まずは撥水剤を使う前に下準備が必要。これをするかしないかで、撥水効果がかなり変わってくるので必ずやっておきましょう。
ガラスをしっかり洗浄する
ガラスが汚れた状態で撥水剤を塗ると、ムラができて雨と一緒に撥水剤自体がすぐに落ちてしまいます。そのためまずはガラスを丁寧に洗いましょう。最初は水でざっと汚れを流します。ガラスの溝などに詰まっている汚れも強めの水圧で落としてあげましょう。
次にスポンジと中性洗剤を使用し、ガラスに付着している油分を徹底的に落とします。このときにワイパーブレードも同時に点検・洗浄しておくと◎。
水分を拭き取り、一度乾燥させる
水分をきれいな布などで拭き取り、ガラスをよく乾燥させて下地を完成させます。同時にガラスの傷をチェックしましょう。
撥水効果の減少にもつながりますし、視界のトラブルは事故に直結するため、日ごろから見ておくべきポイントです。
撥水剤は必ず「使用前によく振る」
いよいよ撥水剤を塗るのですが、そのまますぐに塗ってはダメ。撥水剤の成分は容器内で分離している場合があるため、塗る前に容器を十分に振って成分を中和させます。
比較のため、ガラスの半分に塗ってテスト
今回は撥水剤の効果を比較するため、ガラスの中央にマスキングをして境目を作りました。そして運転席側のみに塗って、撥水性の違いを見ていきます。
白くなるまで乾燥させる
撥水剤を塗り終わったら乾燥させます。時間は10分ほど。季節や気温によって乾燥にかかる時間は変わるため、薄っすら白くなるのを合図にするとわかりやすいですよ。
最後に布で拭き上げれば完了!
一般的に撥水剤の拭き上げには「液が乾く前」と「液が乾いてから」の2択があります。今回のカインズの撥水剤は、液が乾いてから拭き上げます。
また、拭き上げる布も「乾いたもの」か「水分を絞って水気があるもの」の2択。今回は、水分を絞って水気があるもので行います。
シャワーをかけてみると?
雨を待つのも時間がかかるため、まずはシャワーで撥水力をチェック! すると水滴の形の違いが一目瞭然。
手前の運転席側はサラサラと粒状にまとまり勢いよく流れていきますが、奥の助手席側の水はべちゃっと広がり、水が流れ落ちるまでに時間がかかっている様子。
実際に走行をして撥水性を検証!
撥水剤の効果は実際の走行をしてみないと意味がありません。マスキングテープを外し、雨の日の高速走行でその威力を検証してみました。