トイファクトリーによってテントカー仕様になったジムニー
軽自動車クラス、ダントツ人気のジムニーのキャンプアイテムは豊富です。今回のショーでも数多く出品されていましたが、キャンピングカー製作のベテラン「トイファクトリー」では、クルマをテントに見立てる「101TentCar」シリーズがデビューしました。
最大のポイントは、内装サイズに設計された、厚み60mmのコンフォートフルフラットベッドキットという専用マット。4枚を組み合わせると、縦1840mm×横1290mmにより2名の就寝が可能。シングルキャンパー向けに、助手席側用のマット2枚のみの購入が可能な点も嬉しいところです。
もちろん、どちらのサイズも未使用時はリアスペース(後部床下収納)に収納可能。また、就寝スペースの犠牲を最小限に抑えた、リアサイドウィンドウに装着可能なサイドテーブルも用意されています。今回はジムニーのみの展示でしたが、「N-VAN」にも対応したパーツ展開も行っているとのこと。
トイファクトリー
https://toy-factory.jp/
イベントや災害時に威力を発揮する豪華な大型トレーラー
トレーラーシェル専門メーカーが製作する、非常に高いクオリティが特徴の1台。全体的に丸みを帯びたシルエットになっている大型トレーラーの「ルーメット ロング」です。
さて、窓もなく上部に配置される2つのルーフベンチレーターは、一体何を表しているのでしょうか?
正解は、豪華なトイレ付きトレーラーハウス、「トイレルーメット」でした。ゆったりとしたトレーラー空間に、広い2つの個室トイレが用意されています。
パウダールームは曲線が美しくゆったりとした空間を確保し、エアコンも装備。大きな全身ミラーや、グレーの壁にウッドをアクセントにしたモダンなデザインにより、イベントや災害時でも、清潔な空間でリラックスすることを可能にしてくれます。
クロコアートファクトリー
http://www.crocoart-factory.co.jp/
ニューモデル以外で気になった展示
恒例のアウトドアアイテム販売
キャンピングアイテムの販売のブースも設置されていました。ここは「キャプテンスタッグ」のコーナーで大型のテントやタープも展示されており、ライブ感満点。
キャプテンスタッグ
https://www.captainstag.net/
アウトドアでひとつあると心強い、アメリカ製多機能ツールの「レザーマン」。1983年、アメリカのオレゴン州ポートランドで創業されたレザーマンツールは、現在世界100カ国以上の人々に愛用されているほど。一同に陳列された多種ツールの陳列は、圧巻でした。
レザーマンツールジャパン
https://www.leatherman-japan.com/
木造キャンパー出現
第2会場に登場していた、トヨタ ハイエーストラック シングルジャストローをベースにした木造キャンピングカー。モービル型のキャンプの原点とも言える印象は、ワイルドな魅力を感じさせてくれます。
オーナーは、今回は8月初旬から3ヶ月間の予定でカー&トラベルをしている爲 公史さん。トラックに茶室、「雲天庵」を乗せて作法無用の放浪托鉢茶会を開催。
滋賀県をベースに、5年前からキャンピングカーで全国を旅するスタイルになったそうです。“人生が職業”ということで、大勢の人と交流を深めることを目的に、今日も旅していることでしょう。
爲 公史(ため まさひと)さん
https://www.facebook.com/masahito.tame
「カートラジャパン2019」で展示された生活を楽しむ車たち
最近の焚き火やキャンプ、車中泊ブーム、さらには台風や豪雨など自然災害による避難生活で役立つクルマの再発見……。クルマとの関わりは、より密接になってきたような気がします。
今回の「カートラジャパン2019」は、設営が簡単なルーフテントや車載電源の大容量化による快適車中泊、災害時でも対応できる装備車両などが目立っていたのではないでしょうか。
クルマはステータスや単なる移動手段だけではなく、レジャーや生活の一部の存在としての進化は無限大。今後、人生をエンジョイするカー&トラベルは、もっと幅広く人生に役立つ関係になっていくのでしょう。
▼イベント公式サイト
http://www.cartra.jp/