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絶対覚えておきたいロープワーク「自在結び」あなたは3パターンのどれが好み?

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自在結びの心得

其の一:テンションが掛かると止まる
其の二:結び目を直接持つと動かせる
其の三:末端処理が緩むと、結び全体が動いて緩んでしまうことがある

まず心得てほしいのが自在結びの特徴。この3つの特徴をまずはおさえておきましょう。

自在結びは3パターンの結び方がある

自在結びの結び方を調べてみたところ、ざっくり分けて3パターンの方法が見つかりました。どれもこれもがまったく違う結び方のようです。

どの結び方にも共通するのは、結び目が2つあり、それを操作することで張力を調整できるということ。それでは相馬さんにコツを教わりながら、ひとつひとつじっくりと結び方を見ていきます。

自在結びパターン①

自在結び まずはこちら。仮に「パターン①」と呼称します。もっともよく見かける“THE 自在結び”な結び方ではないでしょうか。

2つの結び目の間隔は30~40cmあると張力を調整しやすいのですが、ここでの写真では見やすいように短くしています。
自在結び 結び目を拡大しました。ペグや木などのアンカーに近い方の結び目は、非常にシンプルですね。左側の結び目はなんだか複雑そうに見えます。


相馬さん
このパターン①はオーソドックスな自在結びの一つで、最初に覚えたい基本形です。

右側の簡単な結びは「仮止め」の作用があり、設営途中で少し力が緩んでも、張りが戻りにくいメリットがありますよ。

【操作方法と注意点】
緩めるとき:左側の結びを持ってスライドするだけで緩ませることができる。
張るとき:右側の「仮止め」から先に「しゃくとり虫」のように操作する。また、あくまで仮止めなので末端側には常に一定のテンションをかけながら操作する必要がある。

パターン①の結び方

自在結び それではさっそくパターン①の結び方から。言葉で説明されてもよくわからないのがロープワークの常なので、できるだけ段階を細かくして写真にしました。

自在結び
最初に、一連のロープの動きをこちらで確認してみてください。イメージができたら、細かく見ていきましょう。
自在結び まずはロープをペグや木の枝などのアンカーに通します。手前側から奥に向けて。
自在結び 軸となるロープを乗り越えます。
自在結び Uターンして軸となるロープをくぐります。
自在結び そのまま上のロープを乗り越えます。
自在結び これだけで1つめの結び目は完成!
自在結び 再び上から侵入。今度は軸となるロープをくぐります。
自在結び Uターンして乗り越えます。
自在結び Uターンしてくぐります。
自在結び そのままさらにくぐります。
自在結び Uターンして乗り越えます。この結び目で2度目ですね。
自在結び 上のロープをくぐります。
自在結び そのまま軸となるロープもくぐります。「くぐります」が続きました。ここポイントです。
自在結び Uターンして乗り越えます。
自在結び そのまま自分自身をくぐるイメージで。
自在結び 結び目をキュッと締めて完成。締めるときのコツは、指先で結び目を握り込み、先端を引っ張ること。

自在結び
以上、パターン①の結び方でした。2つの結び目をスライドさせることで、軸となるロープをピンと張ることができます。


相馬さん
自在の基本形パターンなので、しっかり繰り返して覚えましょう。原理が分かってしまえば、ここから様々なアレンジに展開できるはず。

1つ目の結びは簡単ですが、2つ目で戸惑う人が多いと思います。まずは「戻りながら軸に2回巻き、クロスして先に進んで、軸に結ぶ」と覚えてみましょう。


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