Goodwear(グッドウェア)って?
このロゴをご存知ですか? 1983年マサチューセッツ州エセックスにて誕生した、Tシャツのボディーメーカー「Goodwear(グッドウェア)」。
「見たことある!」という方や、「意識してないけど持っていた」という方も多いのではないでしょうか。
じつは老舗です
じつは2018年で35周年を迎えた歴史あるブランド。グッドウェアはアメリカ製コットン製品の製造・販売を行なう会社で、リーボックをはじめとした名だたるスポーツブランドにボディーを提供していました。
コットン素材が見直されている今だからこそ、キャンプで着たい! ということで、グッドウェアのキャンプでも活躍すること間違いなしなラインナップを紹介します。
ナビゲーター紹介
グッドウェアを取り扱うスタンレーインターナショナルのPR担当、鈴木香織さん。スタンレーインターナショナルはグッドウェア以外にもMEIやRumpleなど、注目のアウトドアカジュアルブランドを扱う代理店です。
休日はキャンプを中心にトレッキングを楽しむなど趣味は野遊びが中心の鈴木さん。トレッキングもするので、持っているギアはUL系がメインだとか。本格的なアウトドア好きの鈴木さんに、グッドウェアの中でもキャンプにおすすめなアイテムを聞いてみました!
グッドウェアの何が「グッド」なの?
ボディーメーカーが作るTシャツの何がすごいんでしょうか? 鈴木さんに詳しく解説してもらいましょう!
とにかく肉厚な素材!
グッドウェアの一番の特徴は、なんといっても肉厚な生地! 100%USA製コットンで、化繊のTシャツや薄手のコットンと比べるとその差は歴然です。ヘビーウェイトなので白Tを着ても、中に付けている下着が透けません。
暑い季節のキャンプでは、Tシャツ一枚で過ごすことが多いですよね。汗染みが出にくかったり、インナーが透けないのは嬉しいポイントです。
「オープンエンド糸」を使用
オープンエンド糸とは、糸と糸の間に空気の層を作る特殊な紡績(ぼうせき)技法です。空気の層を作ることで、生地がふっくらした質感になります。また、他のコットンに比べると吸水速乾に優れているんです。
ただ肉厚な生地を使っているだけではなく、特殊な糸を使うことで着心地と吸水性を高めているんですね。
こだわり抜いたディテールがすごい!
縫製にこだわりまくっている
いわゆるチューブボディー(丸胴製法)と呼ばれ、脇の下に縫い目を作らないことが特徴です。Tシャツは直接肌に触れるものだから、着心地の良さにはこだわっていますよ!
縫い目が当たってゴワゴワが気になることってありますよね? チューブボディーなら肌へのストレスも無く、着た時のシルエットも綺麗。
こんなところにもこだわりが……!
首の後ろと肩の縫い目を隠すようバインダー仕様になっているので、チューブボディー同様、肌当たりがいいのが特徴です。縫い目が隠れることで、洗濯時の糸のほつれ防止にもつながっているんです。
Made in USAと聞くと、ある程度ラフな作りのイメージがありますよね。それがまたいいのですが、しかしグッドウェアに関しては、とにかく丁寧! ほつれにくい上に肌あたりがいいなんてTシャツとしては願ったり叶ったり。
とことんダブルステッチ
ネック部分、アームホールから裾まで縫製がすべてダブルステッチ仕様になっています。ダブルステッチにすることで、くたりにくく且つほつれにくいのが特徴ですね。
ボディーの強度を上げるために、ほぼ全ての縫製がダブルステッチ仕様になっています。バインダー同様、糸がほつれにくいことは長持ちに繋がるのでありがたい!
グッドウェアがキャンプにおすすめな3つの理由
理由① コットンは天然の難燃素材
ひとつは火に強いという点です。もちろん難燃加工を施しているわけではないので、化繊に比べたらという目安ですが。
ちょっとした火の粉程度では穴が開かないのはオールコットン製ならでは。化繊と比べて燃え広がりにくいので、キャンプに欠かせない焚き火の際にも重宝しますね。
理由② とにかくタフ
ダブルステッチ仕様やバインダー処理、そしてヘビーウェイトという点でとにかくタフな仕上がりになっています。その点はさすがUSA製といったところですね。
汚れてもガシガシ洗って繰り返し使えるので、Tシャツの消耗品というイメージが変わるアイテムだと思っています。
鈴木さんのアウトドア仲間のひとりは、なんと同じものを5年間も着続けているそう。確かにグッドウェアに消耗品という言葉は似合いません。
理由③ 空気の層で暖かい
キャンプ向きと言わせてほしいのが、先程紹介したオープンエンド糸構造による空気の層。これによって普通のTシャツより保温性が高い性質も併せ持っているんです。
昼間はちょっと暑く感じるかもしれませんが、吸水速乾なので汗冷えするリスクも低いですよ。
設営時や作業中にかいた汗が乾きやすいのは、キャンパーにとってはとてもありがたいポイント。冷え込んできたら上に一枚羽織れば、空気の層が保温力もアップしてくれ、夏だけじゃなく秋冬のインナーしても優秀な性能があるんですね。
アウトドアにおすすめなアイテム4選
「レギュラーフィットロングスリーブT」
ダブルステッチやバインダー処理、生地厚などはTシャツ同様、質実剛健な作り。カラー展開も豊富なので、複数持っておけば気分や好みに合わせて着ることができますね。
グッドウェア レギュラーフィットロングスリーブT
「クロップド・ショートスリーブT」
身幅のサイズ感はメンズものですが、裾が短めのデザインに工夫されているレディース向けのアイテムがこちら。ハイウェストのパンツやワンピース、スカートなど様々なアイテムと組み合わせ可能な汎用性の高いアイテムです。袖口が広めに取られているのも可愛いですよね。
グッドウェア ウィメンズ クロップド Tシャツ
「カレッジT」
無地だと寂しいという方には、プリントTもありますよ。ヴィンテージライクなカレッジプリントが好印象なこちらは、ジェンダーレスで着られるデザインが◎。
サイズ:S、M、L
カラー:WHITE、BLACK
詳細はこちら
コットン100%以外も!「FL LSジップフーディ」
じつはコットン100%以外のウェアも作っているグッドウェア。こちらは80/20の化繊入りパーカー「FL LS ジップフーディ」。
肉厚に加えて裏起毛の生地なので、一着着ればすぐにぬくぬく。暑いときはダブルジップをベンチレーション代わりにして、体温調節できるので便利ですね。
グッドウェア FL LSジップフーディ
レディースサイズは無いので注意
グッドウェアのアイテムを紹介してきましたが、ひとつだけ気になる点が……
それは、サイズが基本メンズフィットしかないという点。ただサイズ展開がXSからあるので、女性は小さめのサイズを選ぶと良いかもしれません。
また、鈴木さんのようにメンズのLサイズをダボっと着るのも、トレンドのオーバーサイズスタイルがハマっていて今風に着こなせるはず。ちなみに鈴木さんは身長が163cmでLサイズを着用。
一着は持っておきたい!
グッドウェアのキャンプにも使えるTシャツ、欲しいものは見つかりましたか? コットン素材は着ていて心地いいし、化繊には出せないナチュラルな風合いがありますよね。普通のコットンTとはひと味もふた味も違うグッドウェアのTシャツを着て、キャンプに行ってみましょう!
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