心得1:アウトドア→汚れてもいい服→ジーンズ、という発想は止めましょう
アウトドア=ラフな服装が良いというイメージからか、ジーンズでキャンプ場へ来ている人もわりと見かけます。清水さんも「汚れてもいいようにパンツはジーンズがほとんど」だそう。
もちろんNGではないのですが、今風のお洒落にこだわるなら避けるのが得策!
アウトドアにはジーンズというその考えは、改めたほうがいいでしょう。5ポケットのジーンズって、何を合わせても野暮ったくなりがちなので、アウトドアには取り入れないほうが無難です。(中島さん)
意外と動きづらくアウトドアには不向きで、さらにスマートに見えないということですね。先制ジャブが飛び出したところで、具体的なアウトドアスタイリングのコツを教えていただきましょう。
心得2:「アウター」は、ブラックかアースカラーを選ぶべし
まずはこれからのシーズンに欠かせない、アウターの選び方から。
アウトドアで重宝するアウターは、大別すると機能素材を使ったシェル系と、天然素材を使ったジャケット系に別れます。自分の好きなタイプを選べばよいのですが、色はブラックかアースカラーの2択と覚えておきましょう。
そうすればシックにまとまりますし、街着としも活用できます。(中島さん)
スタイリスト中島さんが選ぶ、おすすめのアウター
某有名ブランドの銘品からインスパイアされた一着。フルシームで防水処理が施されているので、激しい雨の中での作業時にも最適。
オールブラックでポケットや止水ジッパーが良いデザインアクセントとなっていて、シンプルな装いでも存在感大!
使われているウール素材は、羊毛を刈り取ってから2年以上の歳月をかけて生み出される極上品。優れた品質と耐久性があり、ハンターや冒険家といった厳しい自然環境で活動する人たちからの支持も絶大。
「親から子へ」と着継がれるエピソードも豊富なジャケットで、買えばまさに一生モノ。
心得3:「インナー」は、アウターありきで考える
秋のシーズンに活躍するインナーといえば、シャツやパーカ・セーターなどいろいろありますが、何を着るかはアウターありきで決めたほうが良いのだとか。
よくあるNG着こなしが、フード付きのアウターにパーカを合わせる、というもの。どうやってもかっこ悪くなるんです(笑)。
首周りのおさまりが悪く不格好になるので、これだけは避けると覚えておいてください。(中島さん)
ガチの山登りであればフードonフードもありですが、ファッション的な視点からはNGとのこと。今回試着するアウターはフード付きのため、インナーは襟まわりがスッキリとしたシャツをチョイスします。
スタイリスト中島さんが選ぶ、おすすめのインナー
一見アウトドアとは縁遠いビジュアルながら、じつは人間工学に基づいた型紙から作られたという、機能的でハイスペックな白シャツ。
ストレッチ性やUVプロテクト機能・撥水性を備えた、完全アウトドアユースな一着。
アウターがスタンダードカラーなら、インナーはフード付きもアリ。本国では昨年から展開がスタートし、今季から日本にも上陸したフィルソンのワークウエアライン「CCF」。
落ち着いたトーンの色味で、アースカラーのコーディネートに組み入れやすいアイテム。