※紹介した製品は、予告なく仕様変更や発売延期、中止になる場合があります。あらかじめご了承ください。
※すべて税抜き価格で表記しております。
心躍る新アイテムが続々!アウトドアブランドの展示会をハシゴしてきました
2019年9月上旬、都内各所で開催されたアウトドアブランドの展示会に潜入取材! 2020年の春夏に向け発表された新製品を速報レポートでお届けします。
今回ライターがお邪魔したのは、SOTOやogawaなどが出展するアウトドア合同展示会、ロゴスの展示会、そしてスタンレーやAOクーラーの正規代理店である株式会社ビッグウイングの展示会の3会場。
渾身のアイデア製品たちは必見! 数ある中から、気になる12ブランドの新製品をピックアップしてご紹介します。
【AOクーラー】新色と新素材でますますラインナップ拡がる
1990年にアメリカで誕生し、その保冷力の高さでソフトクーラーの概念を変えたAOクーラーからは3アイテムをご紹介。
代表作の「キャンバスソフトクーラー」に新色が追加
まず1つ目は、定番キャンバスシリーズの新色。サイトに映えるポップなオレンジと、落ち着いた色味のサンドトープが新たに仲間入りしました!
これで12、24パックサイズの定番クーラーは、従来カラー(ブラック、チャコール、レッド、ネイビー)と合わせて6色展開に。サイトの雰囲気に合わせて選べる、嬉しいカラー展開になっています。
AOクーラーズ 24パック キャンバス ソフトクーラー
頑丈で防水性も高い「バリスティック ソフトクーラー」
表地に強度の高い1200Dの加工ポリエステル生地を搭載した新モデル。サイズは12パックと24パックの2サイズ展開です。
ちなみにこの12や24といった数字は、350ml缶が入る本数を表しています。耐摩耗性だけでなく防汚、防水性にも優れているのでラフな環境でもガシガシ使いこむことができますよ。
AOクーラー 12パック バリスティック ソフトクーラー
水場に強いメタリックな質感「カーボン ソフトクーラー」
本国アメリカではすでに発売していたというカーボンソフトクーラーが日本初上陸。
メタリックな質感で、高級感のあるクールなルックスに仕上がっています。またキャンバス生地とは違い水分を吸収しにくいので、カヌーや釣りなどの水辺のシーンでその実力を発揮してくれそうです。
AOクーラーズ 12パック カーボン ソフトクーラー
【スタンレー】ピタッとフタが閉まる新システム搭載
逆さまにしても漏れない「ゴーシリーズ真空トラベルマグ」
アウトドアからオフィスまで、あらゆるシーンで使えるボトル、タンブラーを展開するスタンレーからは、今回新しくゴーシリーズに仲間入りした「真空トラベルマグ」をピックアップ。
こちらの飲み口部分のつまみを倒すと……
ご覧のとおり、つまみ下のゴム部分が圧着されているのが分かりますね。この構造により、一般的なタンブラーによくある“蓋を回して”開閉する必要がないんです。
本体に飲み物を注ぎ、ワインボトルのコルクのように蓋を押し込み、つまみを倒すだけでピタッと蓋を閉められる画期的なデザインです。密閉性は抜群で、実際に本体を逆さまにしても中の液体が漏れることはありません。
楽々開閉できサッと喉を潤せる真空トラベルマグは、ブルー、チャコール、モスグリーンの3色展開です。
【ゴーシリーズ真空トラベルマグ】
価格:4,000円(サイズ:0.35L)、4,500円(サイズ:0.47L)
カラー:ブルー、チャコールグレー、モスグリーン
【スナグパック】ミルスペックタイプの3つのテントが来日
イギリス北部ウェストヨークシャーに製造工場を構え、厳しい環境にも耐えるギアを作るスナグパック。
キャンプ芸人ヒロシも愛用中の人気シリーズ「スコーピオン」のオリーブグリーンカラーが待望の日本上陸です。
「スコーピオン」の3人用モデル
「スコーピオン3」は3人用ながらバックパックに入れて携行できる、43×21cmのコンパクトな収納サイズが魅力的。軽量で耐久性の高いDAC社のポールを採用しているため風にも強く、前方の突き出した長いポールが広々とした前室空間を生み出してくれます。
スナッグパック スコーピオン3
2人用「スコーピオン2」、ソロテント「イオノスフィア」も登場!
その他にもヒロシさんが実際に使っている1〜2人用の「スコーピオン2」、完全ソロ仕様の「イオノスフィア」もオリーブグリーンカラーでラインナップしています。
スナッグパック スコーピオン2
スナッグパック イオノスフィア
【シエラデザインズ】コラボTシャツが狙い目!60/40生地のポケットに注目
シエラデザインズのブースには、夏に重宝するTシャツが盛りだくさん。その中から注目の一枚をご紹介。
素材にこだわった「Good On×SIERRA DESIGNS 60/40 POCKET TEE」
こちらはアパレルブランド「グッドオン」とのコラボTシャツ。ボディには、上質なアメリカ産コットンを100%採用しています。
シンプルなデザインの定番ポケットTですが、ポケット部分の生地にはシエラデザインの代名詞である60/40生地(コットン60:ナイロン40)を採用するというコラボならではのポイントも! 一枚でサマになる夏の大本命Tシャツです。
Good On×SIERRA DESIGNS 60/40 POCKET TEE
【ケルティ】“らしさ”の詰まったカラーリングのブランケット
ナイロン100%で軽量コンパクトな「ベスティ ブランケット」
ケルティならではのお洒落なカラーリングのブランケットも登場! カラーバリエーションは全部で4種類あり、すべて裏表で色やパターンが異なる配色になっています。
付属の収納袋に入れるとご覧のコンパクトサイズに。重量もわずか0.7kgと軽量なので、春先や秋口のキャンプ用に忍ばせておきたいアイテムです。
【ベスティ ブランケット】
価格:4,200円
素材:ナイロン100%
サイズ:191×107cm
カラー:4色
【ナンガ】環境に配慮したエコな寝袋を
徹底してリサイクル素材にこだわった「エコバッグ350」
25周年を迎えたナンガが節目の年に発表したのが、リサイクル素材を結集させて作ったエコをテーマにした寝袋。
回収、再洗浄したダウンをはじめ、生地やファスナーに至るまで廃材を再利用して作られたリサイクル素材を使うなど、徹底的にエコにこだわっています。ダウン量は350gと3シーズン対応モデル。
【エコバッグ350】
価格:35,000円
ダウン量:350g
NANGA エコバッグ350
【ペトロマックス】ブランド初となるハードクーラーを開発
天板にロゴデザインをあしらった「ウルトラパッシブクーラー」
1910年にドイツで創業した権威あるランタンブランド・ペトロマックスからは、なんとハードクーラーが登場。容量は、25Lと50Lの2サイズ展開予定です。ボディには、ボトルオープナーも完備。ハイスペッククーラー界に新しい風が吹きそうです。
ペトロマックス ウルトラパッシブクーラー 25L
ペトロマックス ウルトラパッシブクーラー 50L
【スノーライン】ありそうでなかった自立式のメッシュキャビネット
組み立ても移動も簡単な「イージーキャビネット」
韓国発のアウトドアブランド・スノーラインから発表されたのは、自立式のメッシュキャビネット。洗った食器などを乾かしておくのに便利なこのアイテム。
もちろん、ロープやハンガーに吊り下げて使うこともできます。使用サイズは、38.5×38.5×85cmとキッチンテーブルの隣にセッティングしておけば、食器や食材の保管場所としても役立ってくれそうです。
おまけに組立ては四隅のポールをセッティングするだけと簡単。ポールを外して折りたためば、ご覧の通り付属のケースへコンパクトに収納可能です。
スノーライン イージーキャビネット
【オンウェー】カーボンファイバー製の超軽量チェア
重量1.87kgの「カーボンファイバーチェア」
洗練されたデザインのファニチャーを多く展開するオンウェーからは、フレームに超軽量なカーボンフレーム素材を使用した折りたたみ椅子がラインナップ。
基本の構造は2003年にグッドデザイン賞を受賞したオンウェーの72シリーズを踏襲。カーボンファイバーを採用したことで重量を大幅に軽減し、1.87kgという軽さを実現しました。
公式発表のスペックでは対荷重は約80kgまでとなっていますが、テストでは275kgの重さにも耐えたそうです。
※初回販売は、座面カラーがブラックに変更予定。
【カーボンファイバーチェア】
価格:32,000円
【ogawa】新作の幕、続々登場!
バリエーション豊富なテント、シェルターを数多くラインナップするogawaからまたしてもユニークな幕が発表となりました。10の幕体のラインナップの中から、気になる2つをピックアップ!
広さを3段階に調整可能!?6角形から8角形まで変幻自在な「タッソ」
こちらは6角形、7角形、8角形と、目的や用途によって形態を変化させることができるモノポールのシェルター。写真が6角形の形状で前方を跳ね上げた状態です。
タッソのスカート部分には、トグルとリングが付いており、巻き上げることで室内の風通しを調節可能。
両サイドのファスナーを開くことで幕が展開し、別売りのポールを用意すればアイデア次第で様々なバリエーション張りが楽しめます。
キャンパーの腕がなるタッソは、予定価格39,800円と手頃な値段も魅力的です。
ogawa タッソ
シンメトリーが美しい「ファシル」
続いてのこちらは、クロスドームのテントを2つ合体させたような独特なフレームワークのファシル。
製品名である「Facil」は、スペイン語で簡単・易しいと言う意味があり、その名の通り初めてでも設営しやすいようポールを全て同じ長さに設計しています。
シンメトリーの構造は見た目に美しいだけでなく、左右どちらにもインナーテントをセットできるという機能性も持ち合わせています。
インナーサイズは約250×200cmと、最大4人まで就寝可能。スカート付きで、フルメッシュにもできるオールシーズンモデルです。
ogawa ファシル
【SOTO】待望の「FUSION」OD缶バージョン
不整地でも安定しやすい3本ゴトクの「OD缶分離式ストーブ(品名未定)」
2019年に新発売となったガスボンベ(CB缶)分離式ストーブ「FUSION ST-330」の、OD缶バージョンの新アイテムが登場します。もちろん、ガスの出力を自動調整してくれるマイクロレギュレーター(超小型ガス減圧器)を搭載。
左が現在発売中の「FUSION ST-330」で、右がOD缶仕様の新アイテム。一番の違いは、ゴトクが3本になった点。3点で支えるので、凸凹のある場所でもより安定しやすくなりました。
バーナーヘッドは、「FUSION ST-330」、「ストームブレーカー SOD-372」とおなじく風に強いすり鉢状のヘッドを採用しています。
そして注目なのが本体中央のやや黄色がかった部分。これまで「FUSION」などではアルミ合金が使われていましたが、こちらは真鍮を採用。真鍮にしたことにより強度がまし、キャンプはもちろん登山などのアクティビティでも使えるタフな作りになっています。
SOTO マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek
ファン待望の専用収納「FUSIONポーチ」
さらに発売後、瞬く間に人気製品となった「FUSION ST-330」の専用ポーチも登場!
内部には、スライドガストーチを収納できるポケットも完備。FUSION以外にも、レギュレーターストーブなどもばっちり収納できますよ。
【ロゴス】総合ブランドとして一歩先を行くアイデアが光る
3ルームテントという新発想「neos 3ルームドゥーブルXL-BJ」
アウトドア総合ブランド「LOGOS(ロゴス)」からは、これまでにない「3ルームテント」という独自のシステムを開発。
これまでも2ルームテントのパネルをキャノピーポールで持ち上げることでリビング部分を拡張することはできましたが、今回のシステムは、そのパネルにメッシュを取り付けて3つ目の部屋にしてしまおうというもの。
UV-CUT率、遮光率が通常比の1.5倍。害虫の侵入も防ぐ、独自開発のメッシュ「デビルブロックシステム」が快適な空間を確保してくれます。
LOGOS neos 3ルームドゥーブルXL-BJ
ウッドテーブルやラックに変身するグリル台「eco-logosave アイアンウッドグリル/80L、XL」
こちらはウッド天板が標準装備されたBBQグリル。火を焚かない時は、天板を被せてテーブルや調理台として活用できます。
さらにこの天板は、脚部に取り付けてラックとして使うこともできるというアイデア製品。トングやグローブなど調理小物を置いておく場所として活用できそうですね。
LOGOS eco-logosave アイアンウッドグリル/80L
LOGOS eco-logosave アイアンウッドグリル/80XL
最新アイテムはほかにもまだまだ!
いかがでしたか? 気になるアイテムはありましたでしょうか。今回ご紹介したアイテム以外にも、最新アイテムはまだまだたくさん。
2019年の年末から発売になるものもあれば、2020年の春発売のものまで発売開始時期はさまざま。詳しい情報は、各ブランドの公式サイトでの続報を待ちましょう!