強度レベルが想像以上と聞き、「ナイトアイズ 」の防水ケースを試してみた

2019/10/18 更新

本物を知るアウトドアマンの間で、ガチな高性能っぷりが話題になっているナイトアイズのRUNOFF(ランオフ)。防水・防塵規格「IP67」をクリアした、密閉力に定評のあるウォータープルーフバッグのシリーズです。このたび日本上陸を果たしたランオフシリーズを、実際に使っていろいろ試してみました。


アイキャッチ・記事中撮影:秋葉実

ナイトアイズの「ランオフ」シリーズに注目!

USAの個性派アウトドアメーカー・ナイトアイズが手がけるRUNOFF(ランオフ)。今年大注目されている、ウォータープルーフバッグのシリーズです。

このシリーズ、USAのアウトドアWEBマガジン「GEAR INSTITUTE」でBEST NEW GEARに選ばれるなど、数々の賞を受賞している実力派。そんなランオフシリーズが、このたび正式に日本に上陸!

特徴は、やはり防水性能の高さ。防水性開閉部には特許を取得した「TRUジップ」を採用し、水の侵入を許しません。

規定をクリアした防水・防塵規格は「IP67」で、ざっくり言うと水深1mに30分間、水没させておいても影響がないレベル。キャンプや水系アクティビティで活躍してくれそうですよね。
そしてこちらがランオフシリーズのラインナップの現物。サイズは6種類で、もちろんすべてIP67の性能を持っています。それでは実際に見ていきましょう。


すべてのサイズをチェック

まずはすべてのサイズを見ていきます。キャンプスタイルや遊び方によって、密閉したいものは人それぞれ。自分の用途に適したサイズがあるかどうかチェックしてみてください!

ウォレット

その名の通り、財布としての用途にピッタリ。非常用の薬などを入れてもいいですね。幅145×高さ94mm、重量17g。

サイズの表記は収納室のもので、両サイドのフック穴部分は含まれません。また幅のサイズ145mmは最長部で、収納室は逆台形なので下部はもっと短くなっています。以降、サイズ表記は収納室の最長部を示すのでご注意を。
ITEM
ナイトアイズ ランオフ ウォータープルーフ ウォレット
●本体サイズ:H94×W145mm
●重量:17g

ポケット

ウォレットよりひと回り大きくなって、スマホの収納にちょうどいいサイズ。収納室のサイズは幅182×高さ133mm、重量は23gです。スマホに加えてクルマのキーなども入るので、貴重品をまとめるのに使い勝手のいいサイズかと。
ITEM
ナイトアイズ ランオフ ウォータープルーフ ポケット
●本体サイズ:幅 182×高さ 133mm
●重量:23g

ポーチ

収納室は幅224×高さ150mm、底に60mmのマチがあります。試しに調味料を入れてみましたが、洗面具やメイク用品を入れてもよさそう。両サイドのフック穴に市販のコードなどを通して、サコッシュとして使う手もありますね。
ポーチの底の部分。このマチにより、厚みのあるものが収納しやすくなっています。それでも重量は39gですから、素材の軽量さに驚かされます。
ここまで紹介した3サイズには、裏面にベルトを通せるループが。アクティビティ中も常に身につけていたい貴重品ってありますからね。これはさりげなく便利な機能です。
ITEM
ナイトアイズ ランオフ ウォータープルーフ ポーチ
●本体サイズ:H150×W224×D60mm
●重量:39g

トラベルバッグ

筆者がもっとも汎用性が高そうだと感じたのが、このトラベルバッグ。幅242×高さ124×厚さ100mmという収納室には、フェイスタオルを含めた洗面具一式に加えて、虫除けや日焼け止めなども入れておくことができます。
ループにより持ち運びやすく、フックや木に掛けることが可能。子ども2人分の水着がラクに入るので、水遊びレジャーのお供にしてもいいですね。重量は69g。
ITEM
ナイトアイズ ランオフ ウォータープルーフトラベルバッグ
●本体サイズ:幅 242×高さ 124×奥行 100mm
●重量:69g

パッキングキューブM

幅262×高さ176×厚さ82mmというサイズは、厚めのセカンドバッグといったところ。一泊分の下着一式に加えて、フェイスタオルが無理なく収納できました。温泉立ち寄りセットとして最適でしょう。重量は85g。
ITEM
ナイトアイズ ランオフ ウォータープルーフ パッキングキューブM
●本体サイズ:幅 262×高さ 176×奥行 82mm
●重量:85g

パッキングキューブL

シリーズ中、もっとも大きいサイズ。幅356×高さ254×厚さ82mmという収納室には、水遊び用のシューズが2足、余裕で入りました。4人家族全員分の水着を入れることもできるでしょう。この大きさでも重量はたった130gです。

トラベルバッグ以上のサイズは、濡れたものを入れて「周囲の荷物を濡れたものから守る」方向にも用途が広がりますね。
パッキングキューブのMとLには、持ち運びやすい取っ手が。トラベルバッグにはループが付いていましたし、ボディが掴みやすいサイズを超えると、こうした機能が加えられているようです。

アウトドアメーカーの実力は、こうした細かい気遣いに現れるもの。ナイトアイズ、好感が持てますね。
ITEM
ナイトアイズ ランオフ ウォータープルーフ パッキングキューブL
●本体サイズ:幅 356×高さ 254×奥行 82mm
●重量:130g

これが噂のTRU(トゥルー)ジップ

頼もしいジップの手応え

先に触れましたが、小さい方から3サイズには、ストラップやコードを通せるフック穴が付いていました。しかしこれ、なぜか大きなサイズにも付いています。その理由は……?
これは、ジップの開閉のため。ランオフシリーズのジップは、かなりしっかりとした手応え。力を込めて引っ張る必要があるため、ジップの両端にあるこの部分は、全サイズ共通の必須パーツなのでした。

とくにジッパーのスタート部分は、開けるときも閉めるときも大きなトルクが必要に。IP67という防水性能を生む、頼もしい手応えです。

TRUジップは特許を取得

ランオフシリーズに採用されているジップは「TRUジップ」。これはナイトアイズが開発して特許を取得した特殊なジップです。

素材は弾力があり、丈夫で軽い「TPU」を採用。これが数々の賞を受賞した、防水性能の心臓部です。
グイグイと力を込めて押さえても、空気が抜けていきません。惚れ惚れとする密閉性です。

実際に防水性能をチェック

キャンプ場の河原で防水性能をテストすることに。「防水・防塵はIP67だそうです」で済ませるわけにはいきませんから。 パッキングキューブLに綿100%のパーカーを収納しました。知っての通り、グレーの綿製品は濡れるとわかりやすく変色します。これを川底に沈めて、パーカーが濡れるかどうかチェック!


ぜんぜん水に沈まない……!

さて問題はどうやって水中に沈めるか……。内部の空気により、プカプカ浮かんで流れていってしまいそうです。
仕方なく石を乗せ、ボディの大半が水中に浸かっている状態にしました。空気が抜けないという時点で結果は見えてますが、ともかくこのまま10分ほど放置します。

30分、1時間とテストしてもいいのですが、キャンプ中、水に濡らしたくないものが長時間にわたって水中にあるという状況は考えにくいので、まあ10分ぐらいで。

まったく濡れませんでした

はい、予想通りパーカーはまったく濡れてませんでした。空気が抜けない(出入りできない)のだから、水が入り込めるはずもありません。
ランオフの内側はこの通り、水滴ひとつ見当たりません。検証の感想は「水に沈めるのが大変だった」です。空気をしっかり抜いてジップを閉めればよかったですね。ん、空気を抜いて閉める……?

こんな使い方も……!

空気の出入りすら許されないランオフなので、ダウンジャケットなど、かさばる衣類の圧縮収納に役立つのではないかと。写真のジャケットはダウンではありませんが、化繊の中綿によりそこそこのボリュームが。パッキングキューブLに収納してみましょう。
無理がありそうな収納風景。とにかくグイグイと押し込みました。
ギュウギュウに体重をかけ、ジップを閉めていきます。
入れるときは無理めのボリュームだと感じられたジャケットですが、ぺちゃんこ&コンパクトに。もう1着イケそうな余裕すら感じられます。

というわけで「かさばる衣類を圧縮して持ち運ぶ」、これもランオフの活用方法の1つでしょう。

気になった点は?

なかなかの価格

性能に見合った価格ではあると思いますが、写真のパッキングキューブLで7,800円、一番小さなウォレットでも3,500円と、決して安価なアイテムではありません。

まずはポーチ(4,800円)、トラベルバッグ(5,800円)あたりの中間サイズで使い勝手と性能を確かめてみるのもいいかも。納得した上で買い足していくのがよさそうです。

カラバリ展開に期待!

カラーバリエーションはまだありません。ブラック×グレーの1種類のみ。もしカラフルなバリエーションがあったら、家族で色違いで揃えたり、同サイズでも用途によって色を変えたりできましたね。今後の展開に期待したいところです。

尊敬に値するアイテム

最後に、少々ショッキングな画像で記事を締めくくります。水はもちろん空気も出入りできないランオフですが、どのぐらいの圧力に耐えられるのかを試してみました。
空気が入った状態で、全体重を乗せてみました。筆者の体重は80kg。靴のソールで穴を空けてしまわないよう、間に黒いタオルを敷いています。

まるで頑丈なエアマットのように、余裕で80kgの圧力を跳ね返してきました。
バランスを取るため、木に片手をついてはいますが、決して荷重を軽減するような小細工ができない体勢であることをご確認ください。

これまでさまざまなアイテムを手にしてきて、気に入ったものは数多くありました。しかしこのランオフは、初めて尊敬の念が芽生えたアイテムです。検証のためとはいえ、踏んだことを後悔しています。
尊敬に値する性能のランオフシリーズ。サイズも豊富なので、収納したいものに合わせて選ぶことができます。

サップなど水系のアクティビティを楽しむ人はもちろん、「キャンプ用の小物入れを探している」「着替えを入れるスタッフバッグが欲しい」といったキャンパーに、声を大にしておすすめしたい逸品です。

 
秋葉 実の記事はこちら

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秋葉 実

なかなかキャンプスタイルが定まらない迷走キャンパー。一度しか使わないギアが増える一方だが本人は幸せである。趣味は飲み歩きで、吉田類を敬愛し甲類焼酎を好む。

公式プロライター

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