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アウトドアマンによる、アウトドアマンのためのリアルな車選びとは?(3ページ目)

ゴードンミラー プレス 猿渡 大輔さん

NISSAN TERRANO WD21 1995年式

アパレル会社に勤務後、ガレージライフにこだわりを持つ大人に向けたオートバックスが手掛けるプライベートブランド、ゴードンミラーのプレスを担当している猿渡(えんど)さん。趣味はキャンプを始め外遊びはもちろん、サーフィンの水中写真を撮ること。キャンプはテントを張らずに車中泊がメインだそう。

「NISSAN TERRANO WD21」1995年式

クロスカントリー車として1986年に発売された日産 テラノ。WD21型と呼ばれる初代は個性的なフェイスと4WDらしいタフな走りが特徴。

名車ダットサントラックをベースとした作りで、アウトドアアクティビティに傾倒する趣味人たちから通称「ダットラ」の呼び名で親しまれています。

NISSAN TERRANO WD21 1995年式

初代テラノのオールドスクールなSUV然としたフォルムに魅せられているという猿渡さんに、魅力を解説していただきました。

NISSAN TERRANO WD21 1995年式基本スペック
全長:4.37~4.75m
全高:1.68~1.7m
全幅:1.69~1.8m
最高出力:85~155ps
燃費(10.15モード):7.2~8.0km/L
駆動方式:4WD
排気量:2663~2960cc
乗車定員:5名

ニューヨークの友人に相談しなければ出会わなかった名車

バジェロ ミニから乗り換えを考えているときに、たまたまニューヨークに住む友人が「アメリカでは日本の古いSUVが徐々に人気が出てきてるよ、とくにテラノなんかいいんじゃない?」という話になって。

いままで自分のリストになかったクルマだったので、すごく新鮮に感じて一気に気持ちがテラノ一色になってしまったんです。

NISSAN TERRANO WD21 1995年式

さすがに発売から約四半世紀経ったクルマなので見つけるのに苦労しました。見つけた時は塗装も剥げてたのでベージュにオールペンしました。

いまのクルマにはない角ばったクラシカルなフォルムとタフさが気に入っています。

大容量のラゲッジスペースと広々とした車内空間

大容量のラゲッジスペースがあることで、遊び道具はもちろん友人たちを乗せても広々とした車内空間はストレスを感じることなく、より充実した趣味の時間を送れていると思います。

タフな作りではあるんですが、意外にシートのホールド感もよくてロングドライブでも思ったより快適です。古いクルマなので、過走行の車両が多かったり、内装が汚すぎたりするものが多いですが、このクルマは年式のわりにコンディションも良くアタリでしたね!

猿渡さんのお気に入りディテール

リアのステッカーチューン。テラノの欧米諸国名パスファインダーのステッカーは自作。

NISSAN TERRANO WD21 1995年式 ルーフキャリア

友人たちを乗せ、万が一収納できない場合にのみ使用するルーフキャリア。

リアバックゲートはウィンドウのみの開閉も可能であるため出し入れもラク。

愛車にして2年ほどでようやく10万キロの大台に! 購入時は8万キロほど。

クラシカルさをさらに印象付けるウッドハンドルは前オーナーによるカスタム。

愛され続ける名車

過酷なラリーレースに参戦していたオフローダーとしての輝かしい歴史を持つ日産のテラノ。

1986年に誕生後、2代目まで引き継がれるも惜しくも2002年には日本国内での生産、販売が終了してしまいましたが、中古市場では未だに厚い支持を受けているモデル。

大きなトラブルは、いまのところ無いようですが、強いて挙げるウイークポイントとしてはハンドルが重いこと。それ以上にタフな作りによる耐久性の高さと箱型のクラシカルなフォルムが気に入っているのだそう。

“クルマ”にはキャンパーの個性が現れる 

フォトグラファー 平安名 栄一さん

持ち物には、所有者の人柄や性格が現れるもの。キャンパーにとって最後のアイテムでもある“クルマ”、あなたはどんな一台にしますか?

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