アウトドアマンによる、アウトドアマンのためのリアルな車選びとは?

2019/11/28 更新

キャンプギアのひとつと言っても過言ではない、クルマ。安い買い物ではないため、自分のスタイルや使い方、好みに応じた一台をじっくりと選びたいところ。そこでアウトドア派な業界人たちが、どんなクルマに乗っているか、自慢の愛車を調査してみました。クルマ選びのヒントにしてみては?


アイキャッチ・記事中画像撮影:宮前一喜

クルマも立派な“道具のひとつ”


キャンプをはじめ、アウトドアアクティビティを楽しむ第一歩。まずは道具を揃える必要があります。

道具を揃えるのだって、定番アイテム、素材、デザイン、ブランド、生産国などなど、それぞれのこだわりや個性が表れるもの。使うシチュエーションを想像しながら、少しずつ揃えていくのも楽しいですよね!


そんな大事な道具のひとつでもある“クルマ”ですが、決して安い買い物ではないため、自分のスタイルや使い方、好みに応じてじっくりと選びたいところ。

そこでアウトドア派な業界人たちが、どんな一台に乗っているか、自慢の愛車を調査してみました。クルマ選びのヒントにしてみては? 

フォトグラファー 平安名 栄一さん


ファッション誌を中心にブランドカタログや広告などの撮影を手掛ける平安名(へんな)さん。

沖縄県出身でキャンプやアウトドア遊びを趣味とし、家族や友人たちとだけでなく、クルマやバイクでソロキャンプも楽しむ生粋のアウトドア派。最近は遊漁券の年間パスを購入し、渓流釣りも楽しんでいるとのこと。

「SUBARU LEGAXY OUTBACK L.L.Bean EDITION」2004年式


そんな平安名さんの愛車がスバルのアウトバック。1994年、アメリカ向けに開発され、その翌年、日本国内でもレガシーグランドワゴンの名でデビューしたスバルが誇るクロスオーバーSUV車です。

レガシーワゴンはその後、日本国内でも多くの支持を受け、現在、モデルチェンジを経て5代目となってもなお、人気が静まる気配もないほど。

巷ではスバル車乗りのことを“スバリスト”と呼び、アウトドア派なファッション業界人たちの間にもスバル人気は浸透中なのだとか。


その3代目にあたるレガシーアウトバックが平安名さんの愛車。ホンダCR-V、フォルクスワーゲン ゴルフワゴンと愛車を乗り継ぎ、レガシーアウトバックへと乗り換えたのは6年ほど前。

モデルとしては15年も前の決して新しいモデルではありませんが、キャンプに釣りにまだまだ現役。これからも愛車との思い出を重ねていけそうです。

そんな彼の愛車について、お気に入りポイントや経緯など詳しく掘り下げてみました。

【基本スペック】
全長:4.73m
全高:1.52~1.55m
全幅:1.77m
最高出力:165~265ps
燃費(10.15モード):10.0~13.0km/L
駆動方式:4WD
排気量:2457~2999cc
乗車定員:5名

自分が思い描くすべての条件が完全に揃った奇跡的な出会い

レガシーアウトバックの中でもL.L.Bean EDITION、ボディカラー、3.0リッター、オプションであるサンルーフが装備されていることを条件に探しました。

「おっ!」と思ったものがあっても過走行でコンディションがいまいちだったり、オプションが装備されていなかったり、2.5リッターだったりと理想と少し違っていたんです。

半年ほど探していたところ、ようやくこのクルマが見つかって、しかも走行距離が2万キロほどの極上車。実車確認をしてすぐに購入を決めました。

北米カスタムを参考に、ライトなカスタムで自分らしさを表現

もともとアメリカ育ちのレガシーアウトバックですから、本国のカスタムを参考にライトなカスタムを施しています。

フロントボンネットには飛び石からボディを守るフェアリングを付けたり、ルーフキャリアにはバスケット型を載せようかと考えています。

あとはやはり年季の入ったクルマなのでサスペンションがヘタってきていたので純正の後期のサスペンションに交換して、ついでに車高を2インチアップしました。よりアウトドアユースな見た目もお気に入りポイントです。

平安名さんお気に入りのディテール


自然光が射し込み、車内を明るく照らしてくれるオプションのサンルーフを装備。視認性がよく、ドライビングポジションもゆったりとしロングドライブも快適です。


シフトノブやパネルなど、随所に使用されているウッドパネルが高級感のあるインテリアに。


ホールド性に優れたレザーシートには「L.L.Bean EDITION」の刻印が施されています。


キャンプ道具や釣り道具もラクに積めるラゲッジスペースは車中泊だって可能! 圧倒的なパワーを誇る3リッターのエンジンを搭載した平安名さんのレガシーアウトバック。

ストレスなくハンドルを握ることができるロングドライブでの安定した走破性の高さは、スバリストたちの間でも高い評価を得ている大きな理由のひとつです。

また、キャンプ道具などを難なく積載できる広いラゲッジスペースのほか、奥様も都内を運転するという操作性のしやすさも大きなポイントとなっているようです。

買ってよかった。そう思える1台


平安名さんは奥様も含めて子供3人、計5人のファミリー。彼自身、お気に入りで大満足のレガシーアウトバックですが、「将来的に子供が大きくなることを見越して、より大きなSUV車への乗り換えも検討しなければいけませんね。」と、リアルな悩み声を聞かせてくれました。

ゴードンミラー プレス 猿渡 大輔さん


アパレル会社に勤務後、ガレージライフにこだわりを持つ大人に向けたオートバックスが手掛けるプライベートブランド、ゴードンミラーのプレスを担当している猿渡(えんど)さん。趣味はキャンプを始め外遊びはもちろん、サーフィンの水中写真を撮ること。キャンプはテントを張らずに車中泊がメインだそう。

「NISSAN TERRANO WD21」1995年式


クロスカントリー車として1986年に発売された日産 テラノ。WD21型と呼ばれる初代は個性的なフェイスと4WDらしいタフな走りが特徴。

名車ダットサントラックをベースとした作りで、アウトドアアクティビティに傾倒する趣味人たちから通称「ダットラ」の呼び名で親しまれています。


初代テラノのオールドスクールなSUV然としたフォルムに魅せられているという猿渡さんに、魅力を解説していただきました。

基本スペック
全長:4.37~4.75m
全高:1.68~1.7m
全幅:1.69~1.8m
最高出力:85~155ps
燃費(10.15モード):7.2~8.0km/L
駆動方式:4WD
排気量:2663~2960cc
乗車定員:5名

ニューヨークの友人に相談しなければ出会わなかった名車

バジェロ ミニから乗り換えを考えているときに、たまたまニューヨークに住む友人が「アメリカでは日本の古いSUVが徐々に人気が出てきてるよ、とくにテラノなんかいいんじゃない?」という話になって。

いままで自分のリストになかったクルマだったので、すごく新鮮に感じて一気に気持ちがテラノ一色になってしまったんです。

さすがに発売から約四半世紀経ったクルマなので見つけるのに苦労しました。見つけた時は塗装も剥げてたのでベージュにオールペンしました。

いまのクルマにはない角ばったクラシカルなフォルムとタフさが気に入っています。

大容量のラゲッジスペースと広々とした車内空間

大容量のラゲッジスペースがあることで、遊び道具はもちろん友人たちを乗せても広々とした車内空間はストレスを感じることなく、より充実した趣味の時間を送れていると思います。

タフな作りではあるんですが、意外にシートのホールド感もよくてロングドライブでも思ったより快適です。古いクルマなので、過走行の車両が多かったり、内装が汚すぎたりするものが多いですが、このクルマは年式のわりにコンディションも良くアタリでしたね!

猿渡さんのお気に入りディテール


リアのステッカーチューン。テラノの欧米諸国名パスファインダーのステッカーは自作。


友人たちを乗せ、万が一収納できない場合にのみ使用するルーフキャリア。


リアバックゲートはウィンドウのみの開閉も可能であるため出し入れもラク。


愛車にして2年ほどでようやく10万キロの大台に! 購入時は8万キロほど。


クラシカルさをさらに印象付けるウッドハンドルは前オーナーによるカスタム。

愛され続ける名車


過酷なラリーレースに参戦していたオフローダーとしての輝かしい歴史を持つ日産のテラノ。

1986年に誕生後、2代目まで引き継がれるも惜しくも2002年には日本国内での生産、販売が終了してしまいましたが、中古市場では未だに厚い支持を受けているモデル。


大きなトラブルは、いまのところ無いようですが、強いて挙げるウイークポイントとしてはハンドルが重いこと。それ以上にタフな作りによる耐久性の高さと箱型のクラシカルなフォルムが気に入っているのだそう。

“クルマ”にはキャンパーの個性が現れる 


持ち物には、所有者の人柄や性格が現れるもの。キャンパーにとって最後のアイテムでもある“クルマ”、あなたはどんな一台にしますか?

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板倉 環

大手アパレルショップ勤務後、ファッション誌やカルチャー誌を中心に編集者としての経験を積み、現在はフリーランスで編集執筆業に勤しむ。釣り、酒、料理やクルマ、バイク、ギア系など男子の好きなモノが大好物。

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