シートゥーサミット本番!果たしてライターは完走できたのか…
大会は梅雨時期に行われたため、開催3日前でも雨予報。当日はどうなることかと思いきや、フタを開けたら雨は降らず! 無事に大会が開催されました。
集合は朝4:50。寝ぼけ眼で会場入りした筆者は、カヤックと自転車の調整をして準備万端! スタート前は余裕綽々な顔ですが、その後壮絶な道のりを進むことになるとは想像していませんでした……。
【種目①:カヤック】波が強い野尻湖を3kmほど周回
選手宣誓を終え、朝5:00にスタート。筆者は2番目のスタートです。シートゥーサミットは競争ではないため、最初にフィニッシュした人が優勝というものではありません。
各選手もしくはチームにはカードが手渡されます。各種目の入れ替わり地点でこのカードを機械に通し、何時にどこを通過したかが記録されます。各通過時間を集計し、後日にこの結果を見られるようになっているんです。
最初の種目であるカヤックは、野尻湖の中央にある琵琶島を1周して、開会式があった場所まで戻ってきます。思った以上に波があり、何度かしぶきが身体にあたる場面が! でも、漕いで火照った体にあたる水温がちょうどよく、湖は底が見えるほど美しくて気持ちよかったです。
合計3kmほどの距離を無事に終えた筆者。すでにこの時点でヘトヘト(笑)。ちなみに、カヤックのゴールに到着するまでに3組ほどに抜かされました。
シートゥーサミットには「シートゥーサミッター」と呼ばれる常連がいて、全大会に出場する強者が存在! ファンがつくほどの人を虜にする大会ということなんですね。
【種目②:カヤック】野尻湖から峠を越えて笹ヶ峰キャンプ場へ
カヤックの次は自転車。今回はモンベルのハイラインバイク「シャイデックシリーズ」をレンタル。アルミフレームで軽量化を実現し、ドロップハンドルを採用したモデルがあるなど本格的なヒルクライムでも使える頼もしいアイテムです。
ルートは23mほど。野尻湖から新潟県に入って中継地点の杉野沢五叉路に行き、そこから幾多の蛇行を抜けて妙高市にある笹ヶ峰キャンプ場へ向かいます。
この日は日差しがなく涼しい気候。途中には畑の道を抜ける場面もあり、その土地の農業風景を見ることもできました。
難関は杉野沢五叉路から笹ヶ峰に向かう途中の峠。県道39号をずっと進みますが、8つくらいの蛇行を抜ける必要があり、これまた坂はどこも急! 途中で休憩を挟みながらゆっくりと進み、23kmの道を2時間ほどかけて進みました。
余談ですが、脚に自信がない人向けにe-BIKE(イーバイク)のレンタルもありました。今回はパナソニックの自転車が用意され、乗っていた人はとても気持ち良さそうに走っていた印象。傾斜が激しいリアルなフィールドで使えるのは貴重な体験ですね!