千葉の穴場キャンプ施設『中野屋』
こんなところにキャンプ場が!?
首都圏から近く、海沿いや里山の傍らにさまざまなキャンプ場が居並ぶ千葉県。房総半島のほぼ真ん中、夷隅郡大多喜町にこの秘密のキャンプ施設はあります。
江戸時代より庄屋を生業としていたという広い敷地を利用した宿泊施設で、キャンプができるのは庭にある広い芝生エリア。このキャンプ場「haconiwa Camp」は、1日1組限定で特別感たっぷり。
まずは、奥の母屋の前を過ぎ、キャンプエリアに行ってみましょう! 取材に伺った日は荒天だったため、中野屋さんからご提供いただいたステキな写真等を交えてご紹介します!
広くてキレイな庭を全部使ってキャンプができる!
写真左側、ログハウスの管理棟で受付を済ませると、季節の花々が咲きこぼれる広い庭はすぐそこに広がっています。
約220㎡ものサイトを貸し切りで使えるから、区画サイトのような手狭さはゼロ。2ルームテントはもちろん、5〜6人用ドームテント2張り+タープ1張りが余裕で収まります。
サイトの端から端まで全部使って、大型のコットンテントでもレイアウトは思いのまま。
こちらはソロキャンパーが3人、それぞれ好きな場所にテントを張って楽しんでいますね。こんな風に自由な使い方だってアリなんです。
芝を焦がさぬよう、焚き火はコンクリートエリアまたはブロックを敷いた上で焚き火台使用、花火もコンクリート上で手持ち花火のみお楽しみください。
1日1組限定、周りを気にする必要なし!
シンボルツリーの榎(エノキ)がそびえ、静かな庭は混雑するキャンプ場とはまるで別もの!
居るのは自分たちだけなので、テントの設営に不慣れなビギナーでも、周囲の視線を気にせずワイワイ設営を楽しめちゃいます。大人の目が届くことから、小さなお子さんが走り回っても安心。
ちなみに住宅地なのでスピーカーやラジオ等は使用できません。ビデオ鑑賞はイヤフォンを着用すればOKとのこと。
タープがなくても大丈夫
テントは建ったけど、タープで力尽きた! でも心配ご無用。タープの代わりに「ガゼボ」(屋根付きのあずまや)が使えます。
屋根は遮光幕付きで心地よく過ごせますよ。天候が今ひとつでも、ここでBBQができますね。
キャンプ場だけど、小屋で過ごすことも……!
「テントで寝るのはちょっと不安……」「突然の悪天候でテントが浸水!」そんなときに、気軽に使える小屋「hut」があるんです。小さなお子さんのお昼寝や雨天時の遊び場としても◎。
「hut」の就寝人数は板の間の小上がり3名と土間のコット寝1名、計大人4名(最大6名まで)。エアコン付きなので、季節によってはこちらで寝るのも良いでしょう(安全上、燃焼系暖房器具の持ち込みは不可)。
内部には6名分の食器、鍋やまな板等の調理器具、冷蔵庫があり、キャンプに不慣れな初心者さんでも安心ですね。
※水道設備は無し
トイレ&シャワールーム
トイレとシャワーは管理棟の中。明るく清潔なトイレはウォシュレット完備。
シャワールームにはシャンプー類や人数分のフェイスタオル、ドライヤーなど、ひと通りの物は揃っていましたが、バスタオルや石鹸等は持参した方が良さそう。
広い炊事棟
炊事棟は蛇口が2個あって便利。大きな屋根が強い日差しも雨もガードしてくれますよ。
頑張らなくても楽しめる!お手軽お庭キャンプ
「haconiwa Camp」のコンセプトは、“お庭の引きこもりキャンプ”。雨が降っても逃げ込める屋根付きエリアや、くつろげるエアコン付きの小屋があったり、安心して引きこもれるキャンプ場そのもの。
これだけ設備が整っていれば、初心者でも何の心配もなくキャンプを楽しむことができますね。貸し切りなので他のキャンパーの目が無いというのも、いつもよりじっくりキャンプを楽しめる機会を作ってくれそうです。
基本料金は12,500円〜と、一般的なグランピング施設よりはリーズナブル。用具のレンタルもあるので、詳しくは『中野屋』の公式ホームページをご覧ください。既にキャンプ道具を持っていてプライベート感を味わいたい方にとっては、魅力的な選択肢になるのでは?
キャンプの次は「母屋」に泊まるのもアリ!?
ご紹介したキャンプ場の他にも、ここ『中野屋』にはもう一つお伝えしたい穴場スポットが……。それは「haconiwa Camp」とはまた別に、こちらも1日1組限定で泊まれる「母屋(おもや)」です!