【混ぜるな危険?】『重量級キャンパー』と『軽キャンパー』が一緒にキャンプしてみると……?

2019/11/22 更新

キャンプ場を覗いてみると、かなり対象的なキャンパーさんがお隣同士に。……もう気になってしょうがない!思わず「こんにちは〜」とお互い声をかけてしまった様子。さてさて今回は、重量キャンパーさんと軽量キャンパーさんの「持ち物」や「スタイル」など、気になる違いについて紹介したいと思います!


記事中撮影画像すべて:三輪友紀(STUDIO DUNK)

重量級と軽量級のキャンパーが、まさかの一緒にキャンプ


キャンプスタイルは人それぞれ。こちらの画像、かなり対照的なキャンパーがお隣同士になったようです。

左に見えるのが、遠目に見てもアイテム数の多い重量キャンパーさん。そして、右の省スペースで展開しているのが軽量キャンパーさん。今回は、まったく異なるスタイルを持つキャンパー同士の会話から、それぞれの持ち物楽しみ方など、気になる違いについて探っていきたいと思います!

WKC
こんにちは〜、すごい豪華ですね〜。


Hitoc
こんにちは〜、すみません物が多いもので(笑)。そちらはコンパクトですが、今日は泊まりなんですか……?


WKC
はい、これで泊まります(笑)突然声かけてすみません。アウトドアライターのWKCといいます。よろしくお願いします。


Hitoc
あっ、Hitocです。よろしくお願いします。



WKC
とても立派なキャンプスタイルで、あまりの自分との違いに気になっちゃって。よかったら詳しく見せてもらっていいですか?


Hitoc
もちろん、どうぞ! WKCさんもびっくりするくらいミニマムなキャンプスタイルですよね。そちらもとても気になるので、是非いろいろ教えてください。


偶然となり同士になった、快適で充実した装備のキャンパーと、不安を感じるほどミニマムなスタイルのキャンパー。この真逆のキャンプスタイルの2組が、お互いの装備を比べてみることに。


やっぱりクルマが違うよね

キャンプのスタイルを大きく左右する要素は、クルマかもしれませんね。まずはそれぞれの愛車について見ていきましょう。

Hitocさんのクルマは4代目ジープ「チェロキー」。ジープらしいクラシカルなスタイルを維持しながら、ボリューム感のあるデサインにメッキパーツのシャープな印象がかっこいいです。

WKC
やっぱりクルマ大きいですね!


Hitoc
ジープの中ではそんなに大きくないんですが、セカンドシートにも荷物を入れていますし、ルーフラックを使うんで荷物はたくさん積めますね。


WKC
なるほど! 運転席と助手席以外はもうすべて荷物スペースなんですね。


WKCさんのクルマはダイハツ「ハイゼットカーゴ ハイルーフ」。配達用のクルマと間違えられることも多いとか。

Hitoc
いつもこのハイゼットなんですか?


WKC
そうですね、これでどこでも行っちゃいます。もともと貨物運搬なんで荷物はたくさん詰めるんですが、パワー不足なので極力荷物は減らしていますね。


no name
たしかに荷物が少ないですよねー。その分うしろは広々してていいですね。

それぞれ持参のキャンプ道具は……?

クルマが違えば、持ってきているキャンプ道具も違うはず。それぞれ、こだわりのアイテムをチェック!

重量級キャンパーはたっぷり装備!

Hitocさんのサイトでとくに目立っているのは、2ルームテント。ogawaのアポロンは、トンネル型の中でもポール本数が多い頑丈なテント。まさに重量級キャンパーの代表的なテントと言っても過言ではありません。

標準装備のインナーテントを張らず、ヒルバーグのスタイカを入れて寝室にしているようです。各ジャンルでも一級品のテントの共演、まさに贅沢な組み合わせです。


フロアレスで内部はとても広々。側面はすべてメッシュにできるので、夏場も涼しく快適に過ごせるとのこと。

WKC
アポロンだけでも十分に快適そうですが、その中にテントも入れちゃうんですか!


Hitoc
コットもあるのでアポロンだけでもいいんですが、なるべく快適にしたいんですよね~。


WKC
それは寒い時期も意識して?


Hitoc
そうですそうです。奥さんが寒がりなんで、なるべく快適に過ごしてもらえるようにと整えていったら、こんなに荷物が増えちゃいましたね(笑)。


WKC
愛妻家、故に重量キャンパーになったんですね(笑)。

軽量級キャンパーはミニマム装備!

WKCさんのサイトはシンプルの極み。タープはクルマからガーデン用シェードを張り出して利用。テントはアライテントのトレックライズ0です。

Hitoc
設営、一瞬でしたね!(笑)


WKC
面倒なのがとにかく嫌いなんです(笑)。タープもペグ1本で設営できるタイプを使っています。


Hitoc
いつもこのスタイルでキャンプを?


WKC
そうですね。“何もしない”時間を作りたいので。雨が降ったらテントすら出さず、車中泊にしちゃいます。


Hitoc
これならすぐに設営も撤収もできるので、思い立ったらすぐにキャンプに行けていいですね!

アイテムを比較してみた!

サイト全体の印象が大きく違いますが、ひとつひとつのアイテムもかなり違いました。両キャンパーの持ってきたこだわりのアイテムを、ジャンルごとにチェックしてみます!


ランタン

WKC
ランタンはLEDだけです。小型で光量が控えめなタイプなので、そんなに明るくありません。でもガス式などの燃焼系と比べてすぐに使えるから楽ですよ。


Hitoc
僕はサイト全体を照らす用に、コールマン ワンマントルランタン(燃料はホワイトガソリン)とかを使っていますよ。


WKC
やっぱりこの手のランタンはいいですねぇ。ポンピング、時々やりたくなります。


Hitoc
面倒ではありますが、僕は非日常感を楽しみたいので雰囲気づくりを重視していますね。


WKC
であれば、テーブル周りも雰囲気重視で?


Hitoc
はい、テーブル用にはロウソクのような炎で、明るさをグッと抑えたお気に入りのランプ・コールマン ルミエールランタン(ガス式)を置いています!


サイトの広さが違う分、必要な明るさや台数はやはり差が出るようです。LEDやホワイトガソリンのポンプ式といったランタンごとの特徴を、お互いうまく活用していますね。

小物収納&ボックス

WKC
クルマとの距離が近いので、小物はだいたいクルマの中に置いちゃってますね。


Hitoc
僕は、小物類はなるべく手の届く範囲にセットしています。クーラーボックスや調理系アイテムの入ったボックスはラックの上に置いて、調理時の作業効率が良くなればなと。


荷物量の違いが、配置する場所の違いに表れていますね。Hitocさんは荷物を取り出す機会が多いので、外にずらっと。WKCさんは逆に「何もしない」がテーマなのでなるべく外に出さないようにしています。

WKC
クーラーボックスはイエティのローディ20qt。ここは保冷力重視で選びました。


Hitoc
あ、クーラーは一緒ですね! サイズはちょっとだけこちらが大きいですが。やっぱり保冷力は安心できるものがいいですよね。


ここでまさかの同一アイテムが登場。お二人とも保冷力を考えた末のチョイスのようで、イエティの不動の人気が伺えます。

バーナー&カトラリー

WKC
いろいろ悩んでいたのですが、今はアルコールタイプのバーナーに落ち着いています。軽量だし静かでいいんですよね。

普段はトランギアのストームクッカーを使っています。


Hitoc
僕は2バーナーでプリムスのオンジャです。料理をたくさんするので2バーナーのタイプが都合良くて。

初めて買ってからずっと重宝している相棒です。


アルコールバーナーはまさにソロキャンプといった雰囲気で、WKCさんらしさが全開です。Hitocさんのオンジャは、2バーナーの中でも独特なデザインで見栄えも抜群。バーナー類でも個性が光っています。

WKC
カトラリーと食器は山用のアイテムが多いですね。やっぱり軽いのが好きなのでチタン縛りで揃えています。


Hitoc
カトラリーや食器はデザインで選んだものが多いですが、実用性も高くて気に入っています。天然繊維複合素材で作られたクピルカ(KUPILKA)とか、とくにお気に入り。耐熱性があって、電子レンジも使えるので家でも愛用しているんです。


ここでも重さが違うカトラリー類。こういった細かいアイテムからも、目的が違うことが見て取れます。

チェア&テーブル

WKC
このチェアは自作で、テーブルも兼ねています。そもそもそんなに使わないので出番は少な目。どうしても必要なときに使っています。


Hitoc
チェアはヘリノックスのものを使っています。マナスタッシュの25周年を記念したコラボモデルですね。テーブルはThe Arth(ざぁ〜ッス)のヘキサテーブルです。


WKCさんはまさかのチェアとテーブルの兼用! Hitocさんは記念モデルのチェアとヘキサテーブルのコンボ。見た目も機能も妥協がありません。

アイテムを見比べてみると、両者の特徴がより顕著にわかりました。お互いのスタイルを知ることができて大満足の様子です。

WKC
いや~全部こだわりのあるいいアイテムですね! 私もアイテムを増やしたくなってきましたよ。


Hitoc
僕は、WKCさんのアイテムセレクトのストイックな姿勢にすごく興味が湧きました! すぐにキャンプに行ける状態というのもいいですよねぇ……(遠い目)。


WKC
ちなみに、こんなにアイテムが豊富ですけど、使わないものがあったりはしないんですか?


Hitoc
防寒のためにストーブなどもあるんですが、焚き火をするので使わないこともありますね。WKCさんは使わないものは徹底的に減らしていったんですよね?


WKC
そうですね。Hitocさんがお持ちの焚き火道具と2バーナーも最初はあったのですが、見事に消えていきました(笑)。

重量級と軽量級で過ごし方も違う!

アイテムが違うとキャンプサイトでの過ごし方がここまで違う! 料理をメインに詳しく見てみましょう。



WKC
やっぱりダッチオーブンやスキレットを使った焚き火料理が多いんですか?


Hitoc
焚き火料理はしますが、単純に焚き火で「火を操っている感覚」が楽しくて好きなので、その延長でという感じですね。


Hitoc
今日は野菜を大量にいれて煮込んだトマトベースのポトフと、冷凍のエビ、イカ、アサリをつかった簡単アヒージョにしてみました。

基本的に家で下準備をして、キャンプ場では火にかけるだけくらいにしています。WKCさんは?


WKC
私は火を使うのは肉を焼く程度ですね。今回は下味に軽く塩コショウだけして、中に火は通してある牛の塊肉を焼きます。


WKC
あとはインスタント食品をよく活用していますよ。これはインスタントスープのお湯を、規定の分量よりもあえて少なく入れてソース代わりにしています。


Hitoc
インスタントとは思えないくらい美味しそう! アイデアが多くて本当すごい……。


WKC
いやいや。でもHitocさんの方がやっぱり豪華で美味しそう。視覚的にも楽しめる料理ですね!


Hitocさんの焚き火料理は、一見豪勢に見えるものの、現地ではなるべく手間を減らす工夫がちゃんとしてあるんですね。

WKCさんはインスタント食品を使いつつも、決して寂しそうには見えない技ありの一品。両者のテクを合わせれば、効率的かつワイルドな料理が作れそうです!

結局のところ、どっちのスタイルも魅力的

WKC
今回は突然おじゃましてすみませんでした。最初は大変そうだなと思って見ていましたが、やっぱり快適そうでうらやましいです。私も、ちょっと快適アイテムを探してみようと思います。


Hitoc
いやいや、こちらこそとても楽しかったです。サイト設営の速さには驚きました。ミニマムなキャンプもいいかもしれませんね。もう一台クルマ買ったら真似しようかな(笑)。


WKC
やっぱりどんなキャンプスタイルでも、こうやってアウトドアをするだけで気持ちいいですよね。


Hitoc
そうですね。自分のお気に入りのスタイルであれば、さらに楽しくなりますし。


WKC
結局のところ、キャンプってやっぱ最高ということですね(笑)!


Hitoc
そう! キャンプって最高なんです(笑)!


WKC
これからも、お互いのキャンプスタイルで楽しんでいきましょう! ありがとうございました!


真逆のキャンプスタイルを楽しむ2組の対談、いかがだったでしょうか? クルマの種類から細かいアイテムの違いなど、それぞれの過ごし方があって興味深い比較になりましたね。

キャンプスタイルは人それぞれ。自分の好きなスタイルを探して最高な時間を過ごしてください。


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フィグインク

浅草を所在地とする編集プロダクション。主にキャンプ・アウトドア関連の出版物の編集・制作を行う。また、料理や健康など生活実用ジャンルの本も多く手掛ける。

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