費用ゼロの天然着火剤を見つけよう!
着火剤はとても便利なアイテムです。簡単に強い炎を生み出すことができ、初心者でも難なく焚き付け可能。
しかしもし着火剤を忘れたら? 普段から着火剤に頼ってばかりいると、いざというときの火起こしに苦労する可能性が……。また着火剤は決して高価なものではありませんが、コストがかかり続ける消耗品ではあります。
枯れた杉の葉や松ぼっくりは「天然の着火剤」と呼ばれるほどよく燃えます。それらを拾い集めて着火剤の代わりにすれば、費用はゼロ! 火を起こす前に、子どもと一緒に探して歩くのも楽しいものです。
杉の葉は握り込んだらポロポロと崩れそうなもの、松ぼっくりはカサがしっかり開いたものを選びましょう。
川の近くのキャンプ場なら「クーラーボックスのスペース」も節約!
食事はキャンプの大きな楽しみですから、あれもこれもと食材を用意したくなります。それにこれからの季節、食材だけでなくドリンクもしっかり冷やしておきたいですよね。
しかしクーラーボックスは大容量になるほど値段が高くなりますし、いま持っているものに加えて2つ目を購入するのは大きな出費。収納スペースが問題となるのは、車の荷室ばかりではありません。
川の上流に位置するキャンプ場なら、すぐそばに天然のクーラーがあります。そう、冷たい川の水を利用してしまいましょう。ビールなどをキンキンに冷やしたい場合は、温度的に物足りなさを感じる場合もありますが、野菜や果物をほどよく冷やしておくには最適!
缶コーヒーもちょうどよく冷やされます。ちなみに流れが緩やかに見えても、網などに入れて固定した方が無難ですよ。
燻製はいい意味で手抜きを!
香りの強い煙をもうもうと立ち昇らせるため、自宅ではどうしてもやりにくい燻製。ぜひキャンプでやってみたい料理のひとつです。といっても本格的な燻製は準備が大変だし、時間がかかるもの。
燻製しなくても食べられる状態の食材に、短時間の熱燻でささっと香りをつけるスタイルがお手軽です。さすがに燻製器とスモークチップは必要となりますが……。
さらに手軽な方法が、なんとレギュラーコーヒー100%の「UCC BLACK無糖」をステーキにふりかけ、スモークテイストを加えるという裏技。
一見してギョッとするかもしれませんが、出がらしのコーヒー粉を燻製に使う場合もあるし、これは理にかなった調理方法かも。
ということで、実際に編集部でもステーキにコーヒーを思い切ってかけてみました。口にいれた瞬間、ふわっと広がる風味はたしかに燻製っぽさを感じます。
「燻製をしなくても燻製を楽しめる」という、究極の代用テクニックです。ぜひみなさんもお試しください!