モンベルの折りたたみ傘の【ここが凄い!】
モンベルには多数の傘がありますが、今回特に注目したいのは2種類のトレッキング用の折りたたみ傘。軽さに加えて、頑丈さも重視された万能タイプです。
まずは、他の折りたたみ傘と比べてどんなところが優れているのかを見てみましょう。
【ここが凄い①】iPhoneより軽い!脅威的な軽さ
まず驚きなのがその軽さ! 「U.L.トレッキングアンブレラ」の重量は128gと、なんとiPhone XS(178g)よりも軽いんです!
それより若干重い「ロングテイル トレッキングアンブレラ(以下ロングテイル)」でも149gと、iPhone XSを下回っています。実際に持ってみると傘とは思えないほどの軽さで、バッグに入れても重さを感じる方が難しいレベル。
ちなみに、この2種よりもさらに軽い「トラベルアンブレラ」という折りたたみ傘は、なんと86g……! 私が普段からバッグの中に入れているコンビニのおにぎり(ローソンのツナマヨ味)の104gよりも軽いんです。
傘の構造が8本骨から6本骨に軽量化されており、とにかく存在感を消して持ち歩きたい! という人にはこちらがおすすめ。
参考までに、ホームセンターで買った一般的な折りたたみ傘の重さは305gと倍以上。収納サイズと広げたサイズにほとんど差がないのに、この重さの違いには驚きです。
【ここが凄い②】超コンパクトで持ち運び自由自在
次に注目したいのはコンパクトな収納サイズ。収納時の長さは、U.L.トレッキングアンブレラで26cm、ロングテイルは29cm。
直径は、500mlペットボトルの中に3本入ってしまいそうなほどスリムです。
バックパックであればサイドポケットに難なくスッと入り、全く邪魔にならず常備しておいてもいいぐらい。
バックパックだけでなく、ウエストバッグやサコッシュのようなサイズでも幅によっては収まるので、ちょっとした散歩のときなどでも気軽に携帯可能です。
【ここが凄い③】極薄なのに丈夫な素材!
生地はと言うと、もはや生地というより「膜」のような薄さ。すぐに破れてしまわないか不安すら覚えます……。
しかしそこは生地の開発や改良に余念のないモンベル。生地には同社のダウンジャケットにも使用されている、10デニールのバリスティック エアライト®が採用され、「軽さ」「強度」「撥水性」を見事に両立させています。
さらりとした触り心地で、鋭利なものに引っ掛けたりしない限りはそうそう破れることはなさそうです。
【ここが凄い④】全く水が付かないほどの撥水性の高さ
傘に水滴を垂らして写真を撮ってみました。左は買って2ヶ月のロングテイル、右は既に1年半は使っているU.L.トレッキングアンブレラです。どちらも生地の表面に付いた雨水は、すべて「玉」のようになっているのが分かります。
生地の表面にはポルカテックスというモンベル独自の撥水加工が施されており、雨だけでなく汚れもしっかりガード。
撥水性の高さによるメリットはただ雨をしっかり防ぐというだけではありません。傘を閉じてバッとひと振りすると生地の表面に水滴がほぼ残らないため、使った後の乾燥の手間が大幅に軽減されるんです。
実際に振った後の傘の表面がこちら。小さな雨粒は確認できますが、そのひとつひとつもコロッとした玉状になっています。これならすぐに乾燥できますね。
【ここが凄い⑤】バックパックを濡らさないように一部が長い設計
これはロングテイルだけの特徴になりますが、骨の一部を長く設計することで、バックパックが濡れることを防いでくれます。
こちらが通常のU.L.トレッキングアンブレラ(直径88cm)。
ロングテイルだと後ろ側が4cm長くなっており使用時の直径は92cm。バックパックもしっかり覆ってくれています。
普段から背負うタイプのバッグを愛用している方であれば、こちらが断然おすすめ!