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LEDには出せない魅力。ランタン史上の傑作「コールマン286A」を再検証(2ページ目)

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このひと手間が愛おしいガソリンランタンの魅力

利便性を追求した他のランタンでは味わえない、ある種の手間も楽しめるのが286Aの大きな魅力。ちょっとした不便を楽しむことがキャンプの醍醐味ならば、これほど楽しいランタンは他にない!
コールマン ワンマントルランタン 286A740J
ガス燃料モデルやLEDモデルなど、より手軽で便利なランタンが数多く台頭してきたことはみなさんもご存知のとおりでしょう。1914年に生まれた原型モデルのDNAを継承する286Aの燃料はホワイトガソリン。

確かにどこでも手に入るわけではないし取り扱いに注意を払う燃料ではありますが、だからこそ男心がくすぐられる。専用のファネルやフィラーを使いホワイトガソリンを注ぐ作業は、なぜか不思議と心が落ち着きます。

ホワイトガソリンはタンク容量の8分目まで入れるのがポイント。

コールマン ワンマントルランタン 286A740J

燃料を入れたら、お次はポンピング。液体燃料であるホワイトガソリンを送り出すためタンク内に十分な空気圧を加えます。コールマンのホワイトガソリン燃焼器具すべてに共通する儀式的な作業です。

スイッチオンで点灯するLEDランタンでは味わえないこのひと手間こそ、286Aが多くのキャンパーたちに愛される由縁。『道具』を使うことの楽しみを感じさせてくれます。

オシャレなキャンプスタイルの1stチョイス!

コールマン ワンマントルランタン 286A740J
キャンプのスタイルも十人十色な昨今ですが、中でももっとも人気を集めているのが、ウッドファニチャーなどの高級感ある風合いにこだわったセッティング。そんなクラシックかつオシャレな空間を楽しむには、まさに286Aがうってつけ。

100年以上も昔に生み出されたオリジナルモデルの系譜を受け継ぐ歴史ある灯りが、オシャレなサイトをさらに素敵な雰囲気に輝かせます。

コールマン ワンマントルランタン 286A740J
一度でもキャンプで焚き火をしたことがある人ならばその『魅力』はご存知かと思いますが、コールマンのガソリンランタンにもそんな『魅力』があります。特にこちらの286Aは、灯りとなる発光体(=マントル)がひとつのワンマントル仕様。

ガスランタンやLEDランタンに比べると温かみのあるオレンジ色のほどよい灯りがロマンチックに夜を演出してくれること請け合いです。家族や夫婦、カップルでの使用なら落ち着きのある286A、大人数でのグループキャンプではより大光量のノーススターチューブマントルランタンなど、シーンによって使い分けるとワンランク上のキャンプスタイルを演出できます。

もっと知りたい286Aの愛されポイント

コールマン ワンマントルランタン 286A740J
前述のとおり、メンテナンス性の高さも286Aの大きな魅力。ご覧のとおりベンチレーターとガラスグローブ、ポンププランジャー(空気加圧パーツ)が簡単に分離できるので、日常的なお手入れは自分で行うことが可能です。つまり、『道具イジり』の楽しさが味わえる。

そしてお手入れをすればするほど、オーナーの想いに応えてくれるのも、このランタンのかわいいところ。シンプルな構造ゆえに根本的な故障が少ないので、適切なメンテナンスさえ怠らなければ、一生モノの相棒ともなりえるんです。詳しいメンテナンス方法はこちらから。

コールマン ワンマントルランタン 286A740J
また286Aのタンクの裏には、製造年月が刻印されています。こちらの画像で言えば、製造は2016年11月。一生付き合っていくことのできる本物の『道具』だからこそ、この刻印には大きな意味が宿るのです。

キャンプ好きのご家庭にお子さんが生まれた際などには、とても素晴らしい記念品になるはず。ヴィンテージ市場ではバースデーランタンを探す手がかりにもなっています。“THE COLEMAN CO. INC.” “WICHITA KANSAS U.S.A”の刻印が、今でもアメリカのウィチタ工場で生産されている証です。

「286A」ワンマントルランタン詳細はこちら

コールマン ワンマントルランタン 286A740J

明るさ:約200 CP/ 130 W 相当 燃料タンク容量:約590cc 使用燃料:ホワイトガソリン 燃焼時間:約7.5〜15時間 本体サイズ:約16x31cm 重量:約1.4kg

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