まるで魔法のじゅうたん。SUPは“水上を遊ぶ”ための新しい道具だ
SUPの一番の醍醐味といえば、“水の上に立つ”という非日常感! 湖や川の中心まで進むと目の前に広がる、360度を緑や水に囲まれるという普段では決してお目にかかれないロケーション。
さらには初めてでも悠々と水上散歩が楽しめる、“水上のベース基地”とも言える快適な乗り心地。例えるなら、まるで空を飛ぶ魔法のじゅうたんのような感覚がSUPにはあるんです。
そんな魔法のじゅうたんに乗って、自由自在に川や海といった大自然を堪能する様子をご紹介。
ポイントへの移動も思いのまま!SUPフィッシング
ボードに道具を積み込んだら、そのまま水上へ出て釣りを行うSUPフィッシング。ボートのような大掛かりな設備がなくても、SUPならもっと気楽で自由に水上を移動できるんです。岩場の奥や木陰、さらには洞窟の中など、SUPでしか行けない隠れたポイントで魚を探す楽しみも。
ただ水上を回遊するだけではない楽しさがSUPにはあるんです。
水の上で大胆にリラックス?SUPボードの上でひと休み
ほかにも伝えたいSUPの魅力が、安定感を活かしたボード上での自由度の高さ。水上散歩で疲れたら波の立たない湖上に出たらボードに寝転んでお昼寝をしたり、ボードの上でヨガに興じたりと、乗り手に合わせた様々なスタイルを受け入れます。
究極の癒し時間!?水面でゆらゆら揺れるハンモック
サイズによっては2人乗りはもちろんのこと、4〜5人同時に乗ることができるSUPボードの浮力。河野さんはそんなボードの特性を生かして、2台のボードの上にハンモックを設置! ゆらゆらとした乗り心地で、心身ともにリラックスできるそう。
普通のテント泊に飽き飽き?水上キャンプはいかが?
魔法のじゅうたんことSUPボードなら、森の中でのテント泊にも飽きてきたかも…という人にも、究極の水上キャンプ体験を与えてくれます。複数の連結させたボードの上にテントを張れば、水上のベース基地が出来上がり。水面の波に揺られて、深い眠りに誘われそうですね。
大掛かりな装備は不必要!SUPで遊ぶために必要なもの
SUPに必要なものは非常にシンプル。ボード、パドル、ライフジャケットのみでOK。2m近い長さに加え、安定感をもたらすために幅広設計なSUPボードですが、実は空気を抜けばくるくると丸めることができ、コンパクトに収納可能!
サーフィンのようにボードを保管するための場所や車での持ち運ぶためのキャリアが必要なし。
キャンプ遊びの達人が提案!今夏注目のSUPスタイル3選
今回、SUPの魅力についてガイドしてくれた河野健児さん。冬はプロスキーヤーとして活動しつつも、夏になれば自身が手がけるSUPボードブランドPEAKS5のディレクションのほか、野沢温泉村に構えるツリーハウスのあるキャンプ場nozawa green fieldの運営を行う、まさにアウトドアのプロ! そんな彼が提案するSUPを取り入れたキャンプスタイルをピックアップ。