大手・海外メーカーからガレージまで厳選されたセレクト
さらに注目したいのは量に加えてその質。大手メーカーからガレージブランドまでバランスよく揃っている印象です。
単に揃っていればいいという目線ではなく、愛用者が多い人気の商品や話題性が高く入手困難なもの、あると何かと役に立つ気の利いた小物など、しっかりと吟味してセレクトされたラインナップにショップの個性を感じました。
脱サラしてギアショップのオーナーへ
気になったのは、このギアのセレクトの慧眼はどこで養ったのかということ。萩原さんのキャンプ歴を交えながら深掘りします。
ショップを始める前は会社勤めのサラリーマンをしていた萩原さん。都会の喧騒を離れてゆとりのある時間を過ごしたく、約5年前から奥様との共通の趣味としてキャンプを始められたそうです。
まずは、人一倍道具にはこだわりが強いという萩原さんのキャンプスタイルを伺ってみました。
オーナー萩原さんのキャンプの楽しみ方
お気に入りのTheArthのタープ「幕男」の下でヘキサテーブル「しま次郎」を囲み、家族や仲間と食事や会話をしながら過ごしています。
最近はじっくり時間をかけて作るスモーク料理にもハマったりもしてますね。
さすがショップのオーナーだけあって流行りのギアもしっかり取り入れ、自らが参考となるようなキャンプサイト作りを心掛けているようです。
キャンプ中も常にアンテナは全開
仲間と一緒の時は散歩しながら他のサイトを見て、気になるものがあると声を掛けてお話ししたりしています。できるだけのんびりしたいですが、1泊でのキャンプが多く、あまりゆっくりできていないのが現実ですね……。
とにかく道具に目がない萩原さんは、商品知識を養い次なるヒット商品を見つけるためにフィールドでも常にアンテナは全開!最近はお子さまが誕生したり、オープン準備であまりゆっくりキャンプに行けていなかったとか。
CAMP HILLSってこんなショップ
ではショップについて詳しくお話を伺ってみましょう。
ショップをやってみようと思ったきっかけ
キャンプ好きは勿論ですが、特に見た目や使い勝手の良い道具が発売されたらすぐに手に入れたいと思うほど道具が好きなんです。そんな道具に囲まれて仕事ができたら……と思い、約1年半勉強してオープンしました。
準備期間に各地のショップ巡りをしたり、イベントで作り手の方と話して助言をもらったり、とにかくやる気と自信を持ち続けオープンにこぎつけたそうです。
仲間に支えられて作り上げられたショップ
店舗作りは素人なので、内装やディスプレイは悩みましたね。内装は現場で直接お願いして作ってもらったので、希望通りの仕上がりになり満足しています。
ディスプレイはある程度自分で作製して、最後に仲間に手直しをしてもらいました。支えてくれた家族や仲間には本当に感謝です!
オープンまでのエピソードをお話ししてくれる萩原さんの表情はとても朗らかで、周りの方のサポートを得られたのはご自身の人柄によるものだろうな、というのを強く感じました。
ショップの前にあるウッドデッキには実際のキャンプのようにギアがレイアウトされていて、どのようにサイトを作ればうまく仕上がるのかイメージを膨らませることができます。
どのようなショップを目指していますか?
アウトドアフィールドは勿論、自宅や旅行、スポーツの時などでも便利に使えて幅広い世代に楽しんでいただける商品をセレクトするように心がけています。ですので、キャンプが好きな方だけでなく、多くのお客様にご来店いただきたいですね。
近隣には大手のアウトドアショップのWILD-1がありますが、大手にはないラインナップを扱っているところにオリジナリティがあります。
また、大型店とは異なりユーザーとショップの距離が近いというのも個人店ならではの大きな魅力。取材中にも、はるばる遠方から来訪された方と気さくに話しをしている姿が見られました。
店内の一角には、子どもが遊ぶためのキッズスペースも。小さいお子さんがいるファミリーでもじっくり道具選びを楽しんでもらいたい、という気配りが伺えます。
オーナーさんに聞いた注目のアイテムはコレ!
どれもアウトドアファンを唸らせる魅力的なアイテムばかりですが、その中でもイチ推しのものを教えてもらいました。