覚えておきたい解決策:手持ちのシートで簡易テント設営すべし
ブルーシートでもなんでもいいので、四角いシートを用意します。2つの角と、辺の中心を固定して、マンタのような形を作ります。
次に止めていない角を巻き込むように内側に入れて準備OK。
センターにポールや棒を差し込めば完成です。
片側が開いたオープンスタイルですが、ちょっとワイルドなアウトドアを楽しんでみるのも悪くありません。
たとえテントを忘れても、こんなふうに工夫しだいで乗り越えられるのがキャンプのいいところです。
トホホな失敗エピソード2:クーラーボックスを信じてたら食材が傷んだ!
日差しが強くなるにつれて、クーラーボックス系の失敗談が出てきます。高い断熱機能は備えているものの、パーフェクトではないのでそこは注意しましょう。
いくらハードなクーラーボックスといえど、直射日光がバンバン当たるところに置かないのが鉄則です。できるだけ日陰に置いておきましょう。
覚えておきたい解決策:日影がなければ作るべし
日陰なんてないよ! というのであれば、日差しを遮るものを作り、さらに風が抜けるよう工夫してみてください。
地熱もあるので、直接地面に置くべきではありません。スタンドやテーブルを利用しましょう。太陽は動くので、日が当たっていないかときどきチェックするのも忘れずに。
トホホな失敗エピソード3:ペグを紛失しちゃった!
さあ、撤収というときにありがちなのが「ペグが見つからない」という現象。収納袋に入れようとしたらペグの数が足りなくてサイトをウロウロ探し回ったなんて経験ありませんか。
テントやタープを押さえていたメインのペグであればだいたいの位置を予想できますが、後で追加したペグなどは見つけづらいです。
覚えておきたい解決策:MYペグに目印つけとくべし
そこで、ペグに印を付けておけば、撤収時も探しているペグを見つけやすくなります。目立つ色のロープを結びつけるだけでOKです。
このとき、足が引っかからないようロープを輪っかにしないようにしたり、輪っかにする場合は短くするのがコツです。
トホホな失敗エピソード4:地面が柔らかすぎて手持ちのペグで固定できない!
地面があまりに柔らかかったりすると、しっかりとペグが地面に固定されない場合があります。ペグのタイプが、地面との設置面積が大きいV型であれば固定しやすいですが、細い棒状のピンペグなど相性の悪いものだと刺してもボコッと抜けてしまうことに。
ペグがダメだとテントやタープをうまく張れないので、設営が一向に進まない……なんて悲劇も。
覚えておきたい解決策:ペグの数を2倍にすべし
そんな時は、同じ箇所にペグを2本クロスさせて打ち込んで切り抜けましょう。たとえ小さなペグでも「×の字」のように打ち込めば、地面との設置面積が増えるので強度は倍増。想像以上にしっかり固定できます。
トホホな失敗エピソード5:自在金具が壊れた!
張り綱のテンションを調整する自在金具。とても便利ですが、意外にもろかったりもします。
プラスチックタイプは経年劣化などでもろくなると割れてしまうこともあるのでご注意を。
覚えておきたい解決策:「自在結び」を覚えておくべし
そこで、自在金具に頼らないガイロープの張り方を習得しておきましょう。ここで使うのはトートライン・ヒッチ(自在結び)です。
まずペグにロープをかけて輪を作り、その輪の内側にロープを通して外に出します。このとき、外に出すロープはある程度長さを残すようにしましょう。
そして端のロープを今度は巻き付けをした位置より上に持っていき、できた輪っかの内側に通して外に出します。
最後に出した端のロープを引っ張り、締めれば完成です。
結び目のテンションを緩めることで、輪っかの長さが調整できます。キャンプでぜひとも覚えておきたいロープワーク・テクニックですね。
トホホな失敗エピソード6:コーヒーフィルター忘れて一服できない!
そろそろちょっとコーヒーでも飲んで休憩……といきたいところですが、しかし、ここでも問題が。
コーヒーフィルターがありません! 途中で買えばいいやと思っているとけっこうな確率で忘れちゃいますよね。
そこでフィルターを使わないコーヒーの淹れ方をご紹介します。いろいろと方法はあるのですが、もっともシンプルな方法でやってみました。
覚えておきたい解決策:フィルター不要の方法で抽出すべし
今回はトルココーヒー風です。まずクッカーに水を注ぎ、粉末状のコーヒー豆を入れ火にかけます。
沸騰し始めたら火から下ろし、数回かき混ぜます。
この作業を3回ほど繰り返し、コーヒー豆がクッカーの底に沈むようにします。
最後に上澄みだけをカップに注ぎ込めば完成。ポイントはなるべく細かく挽いてある粉を使うことです。
粗挽きだとお湯に浮かんでしまい、上澄みだけを注ぐのが難しいので注意しましょう。
通常のペーパードリップに比べると多少エグみがあったりしますが、パンチが効いていてこれはこれでアリ。キャンプらしい野性味を味わえます。