他のアウターと比較して、新作ジャケットがスゴいと感じた3つのこと
それでは、新作のキャンベルマウンテンジャケットはどこが素晴らしいのか、また他のジャケットとどこが異なるのか。現在のハイエンドモデル「マウンテンズアーコーリングⅡジャケット」(税抜27,500円)と比較します。
比較その1:腕周りはゆったり、でも身頃はスラッとした美シルエット
まずはアーコーリングジャケットを着用(サイズM)。ハードシェルタイプですが、ソフトシェルに近い薄さでサラッとした質感、そして細身のシルエットになっています。
ただ腕回りも細く作られている分、中に着込むとちょっとタイトに感じるかもしれません。ストレッチ性は適度にありますが、どちらかというと街中で着るのによさそう。
次に新作のキャンベルマウンテンジャケットを着用(サイズM)。前者と比べて身頃には少しゆとりがあり、腕回りはゆったりめ。厳冬期での登山でも使える設計になっていて、重ね着をしても問題ありません。寒いキャンプでも安心。
生地はこちらも薄めですが、アーコーリングジャケットよりほんのわずか厚みがあるように感じます。でもゴワつかず、適度なハリがあります。伸縮性も従来品よりあり、街中だけでなく外遊びでも使えそう!
後ろから見ると、脇周りのゆったり感はあまり感じられずすっきりしたシルエット。丈もちょうどよく、街中で着ても野暮ったく見えません。とても緻密に設計されているのがわかります。
脇下にはベンチレーションを配置。ジップには、服に馴染みやすいようコンシールファスナーを採用しています。「街着として着たいのに、ここが目立ってちょっと恥ずかしい……」なんて人でも、これなら安心して着れますね!
比較その2:バックパックを背負っても腕の可動域がダンゼン広い
次に注目したいのが、ベンチレーションとポケットの間にあるマチ。ここはバックパックを背負った際に機能を発揮します。実際に背負って見てみましょう!
まずは従来品のアーコーリングジャケットから。バッグとジャケットの境目にご注目。生地が寄ってしまい、ダボっとしていて野暮ったく見えます。
腕を動かすと、このダボつきが腕の可動域を制限し、動きづらい印象に。バックパックを背負ってよく動く人にとっては、少々窮屈に感じるかもしれません。
次に新作のキャンベルマウンテンジャケット。上の写真と比べて、ダボつきがなくすっきりしていることがわかります。というのも腕の可動域が広く、ストレッチ性も相まっていろんな方向に動かしても違和感なし。
このマチの構造を採用したのはコロンビア史上初めてのこと。この感動は、着てみないとわかりません。ぜひ試してもらいたいです!
比較その3:高い襟と収納可能なフード
多くのマウンテンジャケットは、フードがそのままついているタイプが多いですよね。でも、フードって使う機会はそんなに多いわけではなく、風でなびくので不要と思う人もいるでしょう。
キャンベルマウンテンジャケットは、フードが収納できるように設計。従来品と比べて首回りにゆとりを持たせているため、中に襟付きのダウンジャケットなどを着ても問題ありません。襟は高めになっているので、防風性があり快適に過ごせます。風が強いキャンプなら頼もしいと感じることでしょう。
実際にフードを被るとツバの部分が長く、大きい設計に。これは厳冬期に登山をする人がヘルメットを被れるようにしたそうです。帽子を被ってもサッとかぶせられるので、急な雨でも安心ですね!
新作ジャケットのその他の優秀機能3点
ここからは、キャンベルマウンテンジャケットの細かい機能を紹介します。