女3人キャンプ旅DAY２：「石窯でピザを焼こう！」（2ページ目）

自分たちで張ったテントの寝心地は？

人生初のテント泊を経験した明日香さんは、ぐっすりと眠れたようです。「じつは結構インドア派で、お休みの日とかは自宅が多いですけど、テントもとっても落ち着きました！」とニコニコ。

舞さんもしっかりと休息がとれたようす。「外は西伊豆の豊かな自然が広がっているのに、テントの中では独り空間が保たれているのが不思議な感覚でした」。

「一緒にテントを建ててお料理して、夜は女子トークで盛り上がって。女子だけのアウトドアって楽しい」とYURIEさん。3種類のヒルバーグを、説明書無しでスルスルと設営したあたり、流石の経験者です。

二日目は、石窯を使ったピザに挑戦！

「おはよー。よく眠れた？」。初めてのテント泊だった2人を気遣うYURIEさんがコーヒーを淹れます。二人ともぐっすりと眠れたみたいで一安心。どうやら、すっかりと自然と溶け込んでしまったようです。

「今日は何をしようか？」。「せっかく石の釜があるから、何か作ってみない？」。もちろん全員一致で大賛成となった二日目の朝です。

今日挑戦するのは「ピザ」に決定！　強力粉や薄力粉を使えば、意外と簡単に生地作りが出来るのです。ぬるま湯で混ぜ合わせながら水分を馴染ませて……お湯が多かったようで、なかなかまとまりませんが、そこは臨機応変に。地元で取れた鹿肉ソーセージなどをカットすれば、さあ後は焼くだけです。

REN VILLAGEの石窯で薪を燃やすこと小一時間。数百度ちかい高温にする必要がありますが、温度計はありません。「釜の上の部分が素手で触れないくらいになったら……」という舞さんの感覚を信じていざ釜入れ。

ものの数分でこんがり焼き色が。焦がしたら大変！　と取り出してみたところ、美味しそうな手作りピザが完成！　ぶっつけ本番での生地作り、そして初めての石窯料理だったにもかかわらず、見事な出来映えです。さすがは料理好きというお三方。女子力強めです。

「薪って、結構すぐなくなるんだね」。ピザを石窯で焼いたおかげで、薪が残り少ない状態に。ではでは、ということで明日香さんが薪割り少女を買って出ました。鉈を使わず、キンドリングクラッカーという薪割り台＋ハンマーを使った安全な薪割りスタイルです。

想定外の風が吹き荒れて……

3月の西伊豆としては珍しく、一向に風が収まらないキャンプ地には、元気印の明日香さんを吹き飛ばさんとする春の嵐が到来。過酷な天候にも耐えるヒルバーグのケロンがびくともしないのは流石ですが、自然の猛威を尊重するのも、アウトドアを愛する者のつとめ。ということで、この日はもっと安全なティピーに移動しました。

雨にも負けず風にも負けず。耐候性の高い大型ティピーへと移動した3人娘は、ディナータイムの真っ最中。簡単で美味しく、失敗知らずの鉄板メニュー、パスタパエリア諸々を食べた後は、久しぶりにジェンガなどテーブルゲームを満喫。二日目の夜は更けていくのでした。

こうして写真だけを見ていると、実に穏やかな春の夕暮れ時なのですが、じっさいには結構な強風が吹いてます。夜のとばりが降りる前に、安全な場所に移動する。それもアウトドアアクティビティの鉄則ですね。

「アウトドアシップ　〜ソト･タビ･アレコレ〜」第2回は、WOWOW4月13日(土)スタートです。

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