ハイドロフラスクといえばボトル…だけ?
「ハイドロフラスク」と聞けば誰もがパッと思いつくのが断熱仕様の「ステンレスボトル」でしょう。
大小さまざま、色とりどりのポップなカラーリングで、人の形のロゴマークが印象的ですよね。
背負えるソフトクーラーが初登場!
そんな有名メーカーから、新たにソフトクーラーが誕生したんです。それも背負えるリュックタイプ!
実際のところ、こういうのって使い勝手いいんですかね。う~ん、これは気になります。
新登場のリュック型クーラー、使ってみた
「論より証拠」ということで、それでは実際に使ってみて、感じたことをレビューしていきたいと思います!
背負えるから機動力アップ
まずこのソフトクーラー最大の特徴は「背負える」というところ。クーラーボックスって中に氷や飲み物を入れると、想像以上に重くなりますよね。
でもバックパックのように背負えれば、重みがかなり軽減されるのを実感できました。近場のBBQであればこれだけ背負っていくものアリ。キャンプスタイルの幅が広がりそうです。
買い出しのお供に
キャンプ場前に立ち寄るスーパーに、リュック感覚で背負っていけます。もちろん両手はフリーなので買い物もしやすい。
飲み物や食材を買ったらその場でバンバン放り込めるのは便利です。わざわざクルマまで運んでから、クーラーボックスに移して……というわずらわしい工程を省けますね
足場が悪くても背負えるから便利
検証当日はかなりの雨で、地面もところどころぬかるんでいました。しかもけっこうな斜面……。キャリーやワゴンはかなり使いにくい状況です。
その点、背負えるクーラーなら足元のコンディションとは関係なくズンズン進めちゃいます。
ソフトな背負い心地を実現
肩や背中にグイグイ食い込む、という感じはまったくありません。とってもソフトな印象です。
というのも、ストラップと背中部分にEVAメッシュパッドが配置されているので、クッション効果が絶大なんです。重くなって当たり前のクーラーでこの作り込みは心強い。
自立して安定感バッチリ
そしてあなどれないのが自立時の安定感。中身のアリナシに関わらず、グラグラしません。だから中身の出し入れがスムーズなんですね。
保冷は最長48時間
保冷力、気になりますよね。そこは「断熱ボトル」で知られるハイドロフラスクですから抜かりありません。
しっかり最長48時間も保冷してくれるので、1泊のキャンプなら十分いけちゃうレベルです。
容量は十分。常に清潔
こちらの容量は22L。実際に入れてみたところ、思いのほか入るなという印象を受けました。たっぷり詰めればグルキャンでも間に合うでしょう。
ちなみに内側は防菌、防カビ処理が施されているので常に清潔を保てます。肉や野菜など、食材を入れるときはこれも嬉しいポイントですね。
耐久性に優れたナイロン製
全体に420Dの高強度ナイロンを使用しており、ボトム部分にはさらに強い820Dナイロンを採用。アメリカ生まれだけあって頑丈さには自信アリ、という自信を感じます。
非常に重量のかかる構造なだけにビリっといかないかドキドキしますが、どうやらその心配もなさそうです。
シームレス、止水ジップ採用で高い防水性
切り替え部分にはすべてシームレス加工が施されており、縫い目から水が染み出すことはありません。
随所に止水ジップも採用。ポケットに入れた携帯などを水濡れから守ってくれます。
ご覧のとおり、かなり強めの雨だってなんのその。中身にはまったく影響ありません。
さまざまなポケットも重宝する
サイドには携帯などを入れるのにちょうどいいジップポケット付き。
逆サイドにはメッシュ仕様のポケットも装備して、ボトルなどを入れておくのに良さそうです。
さらにはフタ部分にもポケットが! ここはあまり容量がないので、グローブなど薄めのものを入れるスペースと割り切るべきでしょう。
フロントストラップで負担軽減
登山用バックパックのようにフロントにストラップがついています。これで両肩にかかる圧をかなり軽減でき、左右に引っ張られるような感覚がなくなります。
何気ないポイントですが、あるとないとでは大違いのディテールなんです。
他の用途にも使える
そして、何もキャンプやBBQ時だけのバッグではありません。シンプルでクールな見た目なので、雨の日のチャリ通勤など普段使いにも適していると感じました。
手帳や資料を入れても、水に濡れないというのは大きな武器ですね。ボックス型の立体構造なので、繊細な荷物がつぶれてしまうこともありません。22Lと15Lの2タイプがあるのでお好みで。
ハイドロフラスク ソフトクーラーパック 22L
ハイドロフラスク ソフトクーラーパック 15L
トート型、スリング型もある
ここではリュック型ソフトクーラーを紹介してきましたが、さらにトート型、スリング型のバリエーションもあるんです。こちらもあわせてみていきましょう。
肩掛け、手持ち対応の「トート型」
トートバッグ型のソフトクーラー。ストラップは取り外し自由なので肩掛けにしてもいいし、手提げとして持つのもいいでしょう。
中身の重さや他の荷物との兼ね合いで持ち方をチョイスしてくださいね。24Lと18Lの2サイズを用意。
ハイドロフラスク ソフトクーラートート 24L
ハイドロフラスク ソフトクーラートート 18L
コンパクトでいいなら「スリング型」
1つのハイドロフラスクボトルやペットボトルなどを保冷する目的ならこの肩掛けタイプの「スリング型」で十分かも。
小さくてもリュック型同様しっかり420Dナイロンを採用するなど抜かりがありません。
ハイドロフラスク ボトルスリング ラージ
ハイドロフラスク ボトルスリング スモール
気になる点は……
このように、クオリティの高さをヒシヒシと感じる「ハイドロフラスク」のソフトクーラーですが、一方で気になる点にも触れおきます。
ちょっとお高め?
気になるお値段は、22L容量のリュック型「ソフトクーラーパック」で本体価格3万9,000円となっています。
ややお高めの設定と感じるかもしれませんが、これだけ充実した内容であれば納得と感じる人も多いのではないでしょうか。
いろんなカラーが選べたらなおいい
多種多様なハイドロフラスクのボトルのように、ポップなカラーを楽しめたらなおのこと素晴らしいのですが、発売直後ということでまだそこまでのラインナップは用意されていません。
今のところリュック型、トート型、スリング型ともにブラック、グレー、オレンジの3色。ここは今後の展開に期待ですね
ソロキャンだと厳しい?
これを背負ってしまうと他の荷物は背負えないので、残りは手持ちということになります。メインのバックパックを用意することが多いソロキャンにはちょっと不向きかも?
自分なりの使い方を楽しんで!
かなり使えそうな予感プンプンのこのハイドロフラスクのソフトクーラー。キャンプやBBQシーンにはもちろん、雨の日の普段使いにも取り入れれば、かなり活躍の場は増えそうです。
これから気温が上がるにつれ使う頻度も増してくるでしょう。ぜひ自分なりの使い方を楽しんでみてくださいね。
オッターボックスのクーラーも
ソフトタイプではかなりの注目株。
Soft cooler to carry backpack get the next stage
背負えるソフトクーラーは次なるステージへ