1,800円程度で買える軽量焚き火台が気になる!
Amazonで購入できる激安キャンプアイテムは数多くありますが、今回はなんと1,800円以内で買えてしまう、「Amazon’s choice」にも選ばれている焚き火台を紹介します。
果たして性能や使い心地はどうなのか、とても気になります。
焚き火台ってそれなりにする
まずはアマゾンで人気の焚き火台も見てはみたのですが、有名メーカーや多機能なものは、やはりその分お値段も張りますね……。
優良製品はどれ?
しかし性能がよく、かつ値段も安いものがやっぱり欲しい! ということで、低価格帯のなかからレビューをチェックし吟味していきます。
チラホラ散見されるのは「数回使用して熱で金属が曲がった」「収納袋に収まらない」……やはりちょっとキケンそうなものも多いですね。
どうやら「Kalili」がよさそうだ
そんな低価格帯のなか、300以上の圧倒的レビュー数と高評価をたたき出している一品を発見しました! それが「Kalili(カリリ)」のファイアスタンドです。
中国のブランドですが、最近はクオリティの高いものが多く、問題なく使えるものが増えています。この商品も思わぬ掘り出し物な可能性がありますね。
素材も高級感があり、しっかりとした作りに見えます。もともとの作りがシンプルな焚き火台のため、動作や構造の不備は少なそうと予想。
値段もこのタイプの焚き火台のなかでは最安値の1,780円!(2019年10月24日現在)
「Amazon’s Choice」だから信頼度もアップ
「Amazon’s Choice」というのをご存知ですか? Amazonで買い物をしているときに、商品を検索したあと上位にでてくるものによくついていますよね。
これは「すぐに発送ができて、評価が高く、お求めやすい価格」という3拍子揃った製品に対して付けられる、Amazonからの信頼度の高さを表しているんです。この焚き火台も「Amazon’s Choice」製品でした。
軽量焚き火台を買ってみた
これだけの条件がそろっていればアタリを引き当てそう! 値段も値段なので、迷わずポチって購入です。
思ったよりサイズは大きめ
というわけで、届きました。まず収納時の大きさですが、思っていたより大きめの印象。長さ600mmなので、結構ありますね。
重さも約900gと1kg近くありますが、薪を置いたときの耐荷重性能や風に煽られる場合を考慮すると、これくらいあったほうがいいのかもしれません。
実際に組み立ててみる
それではさっそくキャンプ場へいって組み立ててみることに。この日は微風だったので環境的には問題なし。むしろ燃焼効率がよくなりそうです。
シンプルなパーツで組み立ては一瞬
製品内容はたったのこれだけ! メッシュシート、スタンド、収納カバーの3点でじつにシンプル。
スタンドの素材はステンレス鋼で、重さもあるぶん頑丈そうな気配が漂います。
スタンドをある程度広げて……。
メッシュシートの四隅にある金具をつまみ、スタンド上部にある穴にそれぞれ差し込みます。
上から手で押し広げたらもう完成! とても簡単です。
高さや強度チェック
使用時サイズは縦415×横415×高さ300(mm)で、高さはだいたい膝下くらい。チェアに座るとちょうどいい高さですね。
メッシュシートは想像していたよりも網目が細かいです。これなら灰も落ちなさそう。
耐荷重ですが、3kgほどの薪を置いても全く問題なし。やはり作りは頑丈ですね。
火をつけて、実際に使ってみる
ではスタンダードなステップで焚き火をしてみます。
火は焚き付け、次に大中小3つのサイズの枝、最後に薪という順番で火を大きくしていくので、それぞれを用意します。まずは枝拾いから。
次に焚き付けとしてティンダーウッドがあったので、フェザースティック作りに挑戦。
羽のようにナイフで木を削りだしていくのですが、これがかなり難しいです……。なんとかそれっぽく完成。
準備ができたので焚き火台の上に焚き付けをセットし、メタルマッチで着火していきます。
最初はフェザースティックに直接着火させようとしたのですがなかなかうまくいかず、結局麻ひもをほぐして追加しました。
麻ひものおかげで勢いよく着火! 小枝からだんだん火を大きくしていきます。
焚き火完成!性能もなかなか良さげ
イイ感じの焚き火が完成しました! この焚き火台だと下からの空気の供給がスムーズのため、燻ることなく燃焼効率はとてもいいです。
小さめのトライポッドをセットしてみたのですが、もう一回り大きいのだとちょうどよさそうです。
気になる網のようすですが、穴が開きそうな気配はありません。網目がかなり細かいため、下に燃えカスや炭はほとんど落ちません。
数分もするとみるみる灰になっていき、燃えカスはほとんど残らずきれいに燃焼しているのが分かります。
片付けが非常に楽!
炭が灰になるほどよく燃えるので、片づけは非常に楽でした。
防火グローブをして、まずスタンドを少し起こして灰を中央に集めます。
対角線上にメッシュシートを外していき……。
四隅をまとめればこのまま灰を運ぶことができちゃいます。
そして指定の灰捨て場に流し込めば片付け完了!
直火だったり、燃えカスが多いと面倒な火の始末も、この焚き火台ならこんなに簡単です。
最後にメッシュシートを見てます。汚れは出てしまったものの、耐久性は全然問題なさそう。
これなら安心してしばらくは使い続けられますね。
Kalili(カリリ)ファイアスタンド
気になったポイントは2つ
とはいえやはり気になる点はあるもの。2つばかり紹介します。
風にはやはり注意
このタイプの焚き火台全般にいえることなのですが、やはり強風が吹くともろに影響を受けるため、風がほとんどない日での使用がよさそうです。
当日は風が穏やかだったものの、時おり強くなる際には「倒れるかも」という不安を若干覚えました。安定感はそこまで期待しないほうがいいかもしれません。
収納時に手が汚れる、なかなか入らない
スタンドにメッシュシートを巻き付けるようにして付属の袋にしまうのですが、口が狭いのでちょっと入れにくく感じました。
また、メッシュシートを触ることになるので、手や服が灰で汚れないよう注意は必要です。熱が取れたら最後にメッシュシートを軽く拭いておくといいでしょう。
結論、この高評価は間違いなかった!
今回使用した結果、焚き火入門には十分満足いく商品だと思いました! 1,800円という安さにもかかわらず、作りは丈夫でしばらくは使い続けられそうです。
料理にはあまり向かず、風の影響も受けやすいのですが、純粋に焚き火だけを楽しむのなら文句はないと言えるでしょう。
Amazonの激安品にはもちろん注意は必要ですが、この商品に関していえばお買い得な印象を受けました。レビューなどをしっかり読んで、コスパのいい製品をうまく使いこなしていきましょう!
執筆:髙橋敦
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