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初めての人でも簡単にできる!試してもらいたい”時短”燻製料理【たけだバーベキューの“楽勝キャンプめし”#7】(2ページ目)

鹿肉で僕がよく作る燻製品

鹿肉の燻製

そんな鹿肉なのですが、僕が狩猟を始めたころによく作っていたのが、鹿肉ジャーキーです。鹿肉をカットし味つけをして乾燥させ、最後に燻製をします。

これがまた美味しくて、作ってはお笑いライブの楽屋に持っていって振舞っていました。燻製の煙の魔法にかかると、どんな食材でも美味しくなってしまいます。

ということで、今回のテーマは「燻製」! それも手の込んだ本格燻製ではなく、入門編のお手軽燻製をご紹介したいと思います。

初心者でもできる時短燻製料理

燻製には大きく分けて3種類あります。

低い温度で燻す「冷燻」、50度から80度ほどの温度で燻す「温燻」、そして80度以上の温度で燻す方法を「熱燻」といいます。今回はその中でも最もお手軽で短時間で燻せる「熱燻」の方法をお教えしましょう!

この熱燻、燻製本来の目的の保存ということよりも、燻製による燻味や風味を食材にまとわせて美味しく食べようぜ、という意味合いが強いのでそんなに難しくとらえる必要はありません。僕はこれを時短燻製と呼んでいます。これだと家の中でもできますよー!

さ、気軽にやってみましょう!

燻製で使う道具はこちら

コールマンステンレススモーカー2

必要なものは、まずスモーカー。

各社、熱燻に対応したいろいろなスモーカーが出ていますよね。有名なのが、コールマンの「ステンレススモーカー2」。

コールマンステンレススモーカー2

そのほかには、左からサンフィールドというメーカーのスモーカー、そのお隣がキャメロンズの「ミニスモーカー」、ちらっと右に写っているのがこれまたコールマンの「コンパクトスモーカー」です。

スモーカーがなければ使い古したフライパンでも大丈夫です。

スモークチップ

そしてもう一つがスモークチップ。

左が木を細かく砕いたスモークチップなのですが、右のスモークウッドと間違わないように! スモークウッドは木のくずを圧縮して固めたもので、主に「温燻」用として使います。

これらは匂っても普通にほのかな木のにおいがする程度。スモーク材が燃えて出た煙が、ようやくおなじみの燻製の香りがするのです。

チップも種類はいろいろあるのですが、入門編としては「サクラ」や「ヒッコリー」あたりが万能で使いやすいと思います。

チップは少量でオッケー

スモークチップ

熱燻製に使うチップの量はこれぐらい。指4本でつまんだ程度で十分です。

というのも、熱燻はほんの5分から10分程度燻すだけで香りと風味がつきますので、あまりに多く入れすぎると逆にエグみや渋さがつきすぎて食べれたものではなくなってしまいます。

スモークチップ

これをスモーカーの底にセットし、下からシングルバーナーなどで熱を入れていきます。するとチップが燃えて、スモークスタートというわけです。

今回はおつまみにぴったりな食材を使用

燻製

食材ですが、入門編にぴったりなのが6Pチーズ。これは色づきもわかりやすく、プロセスチーズなので熱燻でも溶けないのでおすすめです。

そのほかには、ソーセージやはんぺん、ベビーホタテ、ベーコン、ししゃもなども。表面が濡れていたらキッチンペーパーなどで水分を吸い取り、それらを網に並べます。

この時、6Pチーズのアルミ紙の剥き方としてポイントがあります。上部と横面だけ剥いて、下部のアルミ紙は残しておくこと。そうすると、熱で網にチーズがこびりついてしまうことを防いでくれます。あとはチップの入ったスモーカーを加熱し、煙が出てくるのを待ちます。

ザラメ

この時に色づきをよくするポイントとして、ザラメをチップの中に少量入れるといいですよ。ザラメが溶けてそれがいい色になってくれるんです。

煙が出たら蓋をして、弱火にします。強火のままだとかなりの勢いで煙が回るので、風味がつくどころかエグさが増してしまいますのでご注意を。

時間が経てばもう完成!

燻製

そしてコーヒーでも飲みながら待つこと約5分。ある程度色もついていると思います。色づきが悪ければ、少しチップを足してさらに数分燻します。するとええ感じに色づいた燻製の完成! チップの量と火力さえ間違えなければ実は熱燻は超簡単なんです。

変わり種だと、チーズケーキやバウムクーヘンなども美味しいですよ。自分なりの燻製食材を見つけ出すのも熱燻の楽しみの一つです。

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