②乾燥できる場所で「木製アイテムの”カビ”」をチェック!
ナチュラルな雰囲気を演出してくれて、インスタ映えもすることでも人気の木製カトラリー。しばらく使わずにしまっておいたらカビてしまった経験がある人も多いのでは?
オイル塗料の仕上げで木の風合いを残しているものは、ガサガサしてきたり、カビてしまったりすることがよくあります。でも、うっかりカビが生えてもメンテナンスをすれば大丈夫。次の3ステップで木につややかさが蘇ります。
1. サンドペーパー(#400番くらい)で全体を磨いてカビを落とし
2. ペーパータオルなどで油(クルミ油、アマニ油、エゴマ油など)を塗る。
3. 余分な油を綺麗に拭きとったら、風通しのよい場所で一日乾燥。
締め切った場所やジメジメした場所では、油が乾きにくい場合があるので風通しのよい場所でのメンテナンスがおすすめです。
③汚れてもいい場所で「鉄製品の“サビ”」をチェック!
濡れたまま置いておくとすぐに錆びてしまうスキレット。久しぶりに出してみたら一面赤くなっていたなんてことも。でも、これも次のステップで落とせます。
1. 錆びている場所をバーナーで焼いて、黒く変化(炭化)するまでじっくりと火に当てる。
2. 十分に熱したら、粗熱が取れるまで冷ました後に、金タワシを使ってぬるま湯でゴシゴシ洗う。
3. 錆が完全に取れたらスキレットを中火で空焚きして乾燥させる。
4. スキレットが冷めたら全体にオリーブオイルを薄く塗って完了。
錆び落としを終えたら、湿気がつかないように新聞紙にくるんでしまっておきましょう。油汚れなどが付く可能性もあるので、この作業は汚れてもいい場所で行うのがおすすめ。
家庭用のガスコンロで行う場合、空焚き防止の温度センサーが反応してしまうことがあるので、屋外でアウトドア用のバーナーで行うようにしましょう。
④火器を扱える場所で「バーナー類の動作」をチェック!
ガソリンバーナーはもちろんですが、ガスバーナーもメンテナンスが必要です。特に注意すべきなのが、長く使っていると劣化してくる「Oリング」。Oリングは、ガス缶とバーナーの接合部に使われている、ガス漏れを防ぐためのゴム製パッキンです(爪楊枝で指している黒い部分)。劣化したまま使うと、ガスが漏れ出して引火。爆発や火災などの事故につながる恐れがあります。
Oリングに切れ目やささくれ、ひび割れがある場合は、メーカーに確認して交換するなどしましょう。ガス漏れなどの危険があるため、火器のチェックは、屋外で行う必要があります。
⑤汚れが付かないような場所で「テントの経年劣化」をチェック!
多くのテントは、使っていても使っていなくても時間とともに劣化していきます。特に劣化が早いのは、幕体よりもシームテープです。シームテープというのは、テント生地の縫い目の部分に貼られている防水用テープのこと。
シームテープが経年劣化で浮いてきたり、ボロボロになったりしてしまうと、防水効果がなくなってしまいます。劣化に気づかずに使っていると雨漏りしてしまうこともあるので、使う前にチェックしておきましょう。
テントをたたんだ状態で全てのシームテープを確認するのは大変なので、庭に設営してテントの中からグルッと確かめてみるのが楽。
ただし、テントを庭にそのまま置いてしまうと、土などで汚れてしまったり、湿ってしまってカビの原因になったりすることもあるので注意が必要です。
ウッドデッキがあるとメンテが便利!
そんな時に庭にウッドデッキがあれば、テントを設営しても泥や土がつかないので、メンテナンスも楽に。先ほど紹介した道具を並べてのチェック、カトラリーやスキレットのメンテナンスもできちゃいます。
お部屋の中だと作業後のお掃除も面倒ですが、お庭だから気兼ねなく作業できますし、ウッドデッキが汚れてしまっても水洗いすればOKです。
テントに湿気は大敵。キャンプ場で雨に降られてしまった時はもちろん、結露などで湿った時にも、すぐに乾かしておきたいものです。ウッドデッキがあれば、キャンプから帰ってきた後にテントを乾かすのにも便利。風通しも良く、しっかり乾かせます。
メンテついでに“庭キャン”しちゃおう!
春に向けてキャンプ道具のチェックやメンテナンスを済ませたら、せっかく出したカトラリーやスキレット、バーナーなどを使って“庭キャン”を楽しんでみましょう。
庭は一番身近なアウトドア。キャンプテーブルやチェアを並べれば、青い空や緑も見えるリラックス空間に。木製カトラリーに料理をたっぷり盛り付けたら、もう気分はキャンプ。これからの本格キャンプシーズンに向かって気持ちが盛り上がっていきます。