キャンプのマナー、守れてる?

全然悪気がないのに、知らないうちに周りから迷惑な存在になってた……なんてこともあるかもしれませんよ。
クイズ形式で確認してみよう!

「いやいや、しょっちゅうキャンプ行ってるから、そんなんバッチリよ」という上級者のかたから、「自信ないな~」というビギナーさんまで、ここはひとつ自分のマナー習熟度をクイズ形式でチェックしてみましょう!
キャンプのマナークイズ【初級編】
それではさっそくクイズに移りましょう。まずは初級編から。Q1. 直火の焚き火はどこでやっても大丈夫?

焚き火台を使わないので、よりワイルド感あふれるのが「直火」ですが、はたしてキャンプ場ならどこでもやっていいものなのでしょうか。
答えは次のうち、どっち?
A. 直火OKのキャンプ場でのみ可能
B. 最後に火をしっかり消せばどこでもOK
A1. 正解は……

指定された場所以外での直火は、芝生や土壌を傷めてしまうので環境破壊に繋がります。
また、不十分な跡始末だと景観含めキャンプ場を汚しかねないという理由によります。直火はOKな場所でのみおこなえるもので、そうでない場合は焚火台の使用が前提です。
とはいえ直火ならではの楽しみも捨てがたいですよね。全国の直火可能なキャンプ場は、キャンプ場予約サイト「なっぷ」の特集ページから検索できますよ。
Q2. 食器洗い中、テントに戻ることに。食器はどうすべき?

さて、とるべき行動はどっち?
A. 洗い途中なら場所取りのため食器を置いておくべき
B. たとえ途中でも、食器も一緒に持ち帰るべき
A2. 正解は……

みんなが使う洗い場で「場所とり」をするのはNGです。盗難や紛失といったトラブルの原因にもなります。
混雑する時間帯は空くのを待っている人がいる場合も。洗い場のキープはせず、いったん離れる場合はすみやかに場所をあけるのがマナーですよ。
Q3. 楽しいファミリーキャンプ。保護者がとるべき行動はどっち?

A. 他のサイトを横切らないよう伝える
B. せっかくのキャンプだから制約なく遊ばせる
A3. 正解は……

区画サイトであればもちろん、たとえフリーサイトであってもキャンパーごとのプライベートスペースは存在します。むやみに踏み込むのはマナー違反といえるでしょう。
子どもであれば大目に見てくれる人も多いですが、あまりに何度も横切られるとトラブルの原因になる場合も。「トイレや水場への近道だから」と堂々と横切ってしまう大人もいるのでご注意を。
キャンプのマナークイズ【中級編】
お次はちょっとレベルアップして中級編。それではトライしてみましょう!Q4. カセットボンベはどこに保管しておくべき?

A. 直射日光があたらない「風通しのいい屋外」
B. スペースを有効活用できる「クルマの助手席」
A4. 正解は……

四季を問わず、日中の車内は予想以上に高温に。そんな中にガスボンベを置くのは避けましょう。周囲を危険にさらすことはマナー以前の問題といえるかもしれません。
ガスボンベの取り扱いには常に細心の注意を払って、気温40℃以下のところに保管するようにしましょう。
Q5. 寒い夜の車中泊、エンジンをかけ暖房をつけたまま寝てもいい?

そうなると車中泊だと、やはりクルマのエアコンに頼りたくなりますよね。さて、正しいのはどっちでしょう?
A. クルマならではのメリットなのでエアコンOK
B. エンジン音がうるさいし、危険なので暖房はNG
A5. 正解は……

夜中はエンジン音がとても響くので周囲のサイトに迷惑ですし、安全面でもリスクが高いです。
予想以上に気温が下がってマフラー部分が凍りついたり雪がかぶってしまうと、排気ガスが外に抜けず車内に逆流してしまいます。そうすると一酸化炭素中毒の危険があるので、エンジンは必ず切ってから就寝するようにしましょう。
マット等で寒くならないよう工夫するか、電源を使いたい場合はポータブル電源が便利です。
Q6. 夜10時、翌朝の撤収に向けてクルマへの積み込みを始めてもいい?

A. 撤収がスムーズになるので前夜にやっておくべき
B. ドアの音がうるさいので避けるべき
A6. 正解は……

ガチャ、バタン! というクルマのドアの開閉音は思いのほか大きく、まわりのサイトの人たちはかなり気になるもの。
ましてや夜10時であれば子どもはもう寝ている時間なので、夜間のドア開閉はできるだけ控えるようにしましょう。
キャンプのマナークイズ【上級編】
最後に上級編を2問。これが分かればあなたはもう気配りのプロ?!Q7. 燃えさかる焚き火に、さらに新聞紙をくべてもいい?

A. 追加燃料として効果的なのでOK
B. まわりに飛散するのでダメ
A7. 正解は……

新聞紙はとても燃えやすい、という認識は確かに正しいのですが、火がついた状態の焚き火に新聞紙を追加で入れるとフワッと火の粉が舞い上がってしまい、周りのサイトまで燃えかすが飛散することに。
となりのテントに穴を開けてしまえば一大事なので、新聞紙はあくまで最初の焚き付け用としてのみ使うに留めましょう。
Q8. 汁気の多い生ゴミはどうすべき?

A. 所定の捨て場がなければ持ち帰るべき
B. 焚き火ですぐに燃やして荷物を減らすべき
A8. 正解は……

生ゴミをそのまま焚き火に入れてしまうと臭いや有害物質が発生する可能性があります。「あのサイトは一体何を燃やしてるんだ?」と周りから眉をひそめられないようにしましょう。
ただし、網の上でしっかり生ゴミの水気を飛ばし、カラカラに乾燥させた状態にまでもっていけば、その場で焚き火で燃やすことも可能です。
周囲への心配りが何より大切!

美しい自然はみんなのもの。周囲のキャンパーのことを思いやって、誰もが気持ちよくキャンプできるよう心がけましょう。
人のふり見て……
我がふり直せ。ついやらかしがちなNG行動、こんなにあります。Strictly observes rules and etiquette for camp!
キャンプ場ではマナーを守ろう!