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消臭、足湯、着火剤…今まで捨ててきた「みかんの皮」がキャンプでまさかの大活躍!(2ページ目)

調理器具の油汚れに

ネットに入ったみかん

撮影:筆者

みかんの皮にはリモネンを始め、クエン酸やペクチンといった成分が含まれています。リモネンは油を溶かす働きがり、クエン酸は酸性なのでアルカリ性の汚れに効き、ペクチンはコーテイング作用があります。

この3つの成分により、調理器具の油汚れもすっきり落とすことができ、さらにをツヤを出すこともできるんです! では実際に活用するための手順を説明していきます。

鍋に入れられたみかんの皮

撮影:筆者

まずお茶パックなどの網状の袋にみかんの皮を入れ、鍋に投入します。

そして袋全体が浸るくらいに水を注ぎ火にかけ、沸騰したら弱火にして約10分煮込みます。
ゆでたみかんの煮汁をスプレーする様子

撮影:筆者

その後、冷ました煮汁をスプレー容器に入れて、洗剤と同じように使用します。一般の中性洗剤よりは多少効果は落ちますが、エコでナチュラルな天然成分素材なので安心です。

この際注意が必要なのが、白色のアイテムなどに使用すると変色の可能性もあるので、黒などの目立たない色のアイテムへの使用をオススメします。

気になる匂いの消臭に

天日干ししているみかんの皮

撮影:筆者

泊まり込みでのキャンプ中、気になるのが靴などのイヤな臭い。そんなときの対策にもみかんの皮が活躍してくれるんです。

まずみかんの皮を新聞紙などに広げ、天日干しで乾燥させます。

パリパリに乾いたら、みかんを購入した時のネットや使い古したストッキングなどに詰めます。

乾燥させたみかんの皮を靴に入れて消臭

撮影:筆者

あとはそれを消臭したい箇所に置いておくだけ! 雨の後などはなおさら匂ってしまう靴の匂いも、みかんの皮で消臭できちゃいます。

同様の方法で衣類についた煙のニオイなども軽減してくれますよ。

虫よけにも

乾燥させたみかんの皮を燃やして蚊よけに

撮影:筆者

キャンプで困りがちなのが、蚊をはじめとする虫対策! 乾燥させたみかんの皮は虫除けにもなります。

使い方はというと、小皿に乗せるか、携帯の蚊取り線香ケースなどを用意してみかんの皮を燃やします。柑橘系の香りとともにゆっくりと燃焼し、嫌な虫も近寄らなくなります。

着火剤代わりにも

着火剤代わりのみかんの皮

撮影:筆者

松ぼっくりやシラカバの樹皮など、キャンプ場で手に入れられる焚き付けもありますが、乾燥したみかんの皮も燃えやすいんです。

柑橘系特有の油によりよく燃え、先ほどの虫よけの効果もあるので、非常に優秀な焚き付けになってくれます!

足湯で冷え性にも効く

お風呂に浮かべたみかんの皮

撮影:筆者

冬場のキャンプは冷えがつきもの。特に冷え性の人はつらいですよね。そんな人にうってつけなのがこのみかん足湯です。

事前準備が必要なので、そちらも含め説明していきます。

①まず皮を剥く前に表面をよく洗いましょう。
②皮を剥き、一週間から10日間ほどカサカサになるまで天日干しします。
(※みかんの皮に含まれるソラニンやリモネンは場合によってはシミや肌荒れを引き起こす場合があります。これらの作用を抑えるためにこの過程があるので、必ず行うようにしましょう)
③乾燥したみかんの皮を、足湯にそのまま入れてもいいですし、ネットなどに入れて使用してもOK。

冬キャンで冷えてしまった体も足元から血行が良くなってポカポカと温まります。万が一肌にピリピリと刺激を感じた場合は、すぐに中止して水やお湯で洗い流しましょう。

皮だっておいしく食べられる!

鍋に入れられたみかんの皮

撮影:筆者

みかんは実だけでなく、普段は捨ててしまっている皮だっておいしく食べられるんです。

しかも、みかんの皮でなければ出来ない料理もあるので、大切な食材といっても過言ではありません。そんなみかんの皮を使った、3つのレシピを紹介します。

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