プロのレシピって難しそう…。”料理初心者”がレシピ通りにやってみた結果

2019/02/20 更新

料理を得意とするプロの方が紹介するレシピって、とっても美味しそう!だけどこれ実際に作れるの?今回はCAMP HACKで紹介したことのあるプロのレシピを実際にチャレンジしてみました。ちなみに筆者はキャンプのときくらいしか料理をしない、初心者レベルの腕前。果たして失敗するのか成功するのか……!?


記事中画像撮影:筆者

料理初心者でも「プロのレシピ」をちゃんと作れるのか


撮影:カノウヒナタ
CAMP HACKでも数多く紹介しているキャンプ料理のレシピ。料理のプロであるアウトドア料理研究家のレシピはどれもオシャレで美味しそうだけど、なかには難しそうな料理も……。
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撮影:Blue Kitchen
そんな「キャンプでこれ本当に作れるのか?」という3つの料理をレシピ通りに作ってみました!
筆者はキャンプで凝った料理をあまりしたことがない、冬なら鍋料理一択のタイプ。そんな初心者レベルの腕前で、果たして実現できるのか!?

1レシピ目:焚き火台で焼く「棒巻きパン」にチャレンジ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 今回目指す、Blue Kitchenのプロレシピ完成画像
まず最初に挑戦するのは、Blue Kitchenさんが紹介する「焚き火&炭火で簡単棒巻きパン」。

棒にパン生地を巻きつけて焼くだけなので簡単であると紹介されていますが、本当に焚き火で焼けるのか!? 実際に試してみました。

元のレシピ記事はこちら。
「一次発酵させた生地を自宅で準備して行くのがオススメ!」と紹介されていたので、筆者も自宅のホームベーカリーの「生地づくり」コースで生地を準備して行きました。

暖かい場所に置いておくとどんどん発酵が進んでしまうので、クーラーボックスなどに入れて持ち運ぶ方が良いようです。
生地を4等分に分け暖かい場所に置き、焼く前にもう一度発酵させていきます。この時間で焚き火台に火を熾しておきます。
「弱火でじっくり焼くのがポイント!」とのことなので、焚き火台は熾火の状態にしておき、火力が均一になるよう炭を広げておきました。

なお、今回使ったのはスノーピークの焚き火台Lです。
つぎに生地を細長く伸ばしていきます。生地が若干ベタつき手にくっつきますが、打ち粉は必要ありませんでした。打ち粉をしてしまうと、この後の工程で棒に巻きつけにくくなってしまうかなと思います。
木の棒に螺旋状にパン生地を巻きつけていきます。棒にしっかり巻きつくように、少し生地を引っ張りながら巻いていきました。
4本とも生地が巻けたら焚き火台に乗せます。長めの棒を使うと、手が熱くなく焼きやすいです。
焼き始めるとすぐに焼き目が! パンの焼ける良いにおいが立ちのぼり、生地もどんどん膨らんでいきます。


すぐに焦げそうになるので、こまめに棒を回す必要がありました。もっと遠火で焼いてもいいのかもしれません……。
棒を回しながら焼くこと約30分。全体に焦げ目がつきふっくらと焼き上がりました。思っていた以上に簡単に焼けたので驚き。

パン生地から棒をキレイに引き抜けるようになったら、それが焼き上がりのサインになります!
ここからはちょっとアレンジ。今回は丸い棒で焼いたので、棒を引き抜いた穴に焼いたソーセージを入れて“巻きドッグ”を作ってみました。見た目も味もかなりゴージャスに!


巻きドッグを作る場合は、ソーセージとおなじ太さの棒でパン生地を焼くのがポイントです!

実際に試してみての反省点:木の棒を動かないようにする工夫が必要


今回、最後にソーセージを入れようと考え丸い棒を使ったのですが、天然の木は反っているため手で持っていないとくるりと回り、常に一方の側が下を向いてしまいました。

木の枝ではなく、ホームセンターなどで売られている棒の方が焼きやすかったのかなと思います。もしくは、薪をナタで細く割った棒でもうまく焼けそうです。

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プロの記事では、細い薪を利用していました
確かにプロのレシピでは、回転しない木材にパンを巻いていました。これは盲点。次回はこの反省点を活かしたいと思います!


2レシピ目:メスティンで作る「カオマンガイ」にチャレンジ

今回目指す、カノウヒナタさんのプロレシピ完成画像
次に挑戦したのは、料理家のカノウヒナタさんが紹介する和風カオマンガイ。

メスティン一つで、しかもワンバーナーで作れるとあったので、「これが本当に簡単に作れるとしたらキャンプが盛り上がりそう!」ということで試してみました。

元のレシピ記事はこちら。

用意したのはたったこれだけ。
まずは鶏もも肉に下味をつけていきます。レシピ通り、お塩3つまみと生しょうがチューブを5cmほど、にんにくチューブを2cmほど加えます。
密閉型の袋に入れ手で揉みこんでいき、この状態で10分ほど置いて味をなじませます。
その間にお米の準備を。お米1合と同量(180ml)の水、だしの素5g、醤油5ml(大さじ1)を加えます。
そこに、先ほどの鶏もも肉を大胆に投入。大きなもも肉を選んでしまうとメスティンに収まらないので、もも肉はメスティンに入るサイズのものにしましょう。

梅干しを入れて炊くと鶏肉の臭みを取ってくれるとのことなので、ひとつ入れてみました。
強火にかけると5分ほどで沸騰しはじめ、ブクブクと吹きこぼれてきました。醤油としょうがの良い香りが漂ってきます! 蒸気が出てきたら弱火にしてさらに12分加熱していきます。
12分経ちました。調理後すぐのメスティンは熱々なので注意。しかもメスティンのフタはピッタリ設計なので、調理用ミトンがあると安全にフタを開けられます。
と、ここでちょっと時間を巻き戻し、フタを開ける前にタレ作り。シエラカップなどに醤油、砂糖、酢を各大さじ2ずつ入れて火にかけ、砂糖が溶けたら小口切りに切ったネギを加えておきます。
タレも完成したところで、メスティンのフタをパッカーン! 湯気のなかから現れたのは、ふっくらと蒸しあがったもも肉。カオマンガイの良い香りが広がります。

もも肉は一度まな板に取り出して切り分け、お皿に盛り付けてタレをかけたら完成です。

こちらが完成品。鶏ももの肉汁と醤油、生姜の風味がお米に染み込んでかなり美味! はじめての挑戦でかなり上手く調理できたのでは? と、自画自賛したくなる出来映えでした。

実際に試してみての反省点:ガスストーブはバーナーヘッドが大きめのを使うべし

今回、調理に使用したストーブはPRIMUSのP-135。コンパクトなボディで高火力を出せる良品なのですが、バーナーヘッドが小さいため火力が一点に集中してしまい、レシピ通りの加熱時間だと、お米が若干ですがアルデンテ気味でした……。

OD缶の残ガス量によって多少の影響もあるかもしれません。もう少し長めに火を入れるか、大きめのバーナーヘッドのストーブを使って全体的に加熱できればより上手くできたのかなと反省点が残りました。

3レシピ目:変わり種レシピ「ふわふわ白雪かに玉」にもチャレンジ

ソトレシピ
今回目指す、ソトレシピのプロレシピ画像
最後に挑戦したのは、インパクトのある見た目でテーブルを華やかにしてくれる「ふわふわ白雪かに玉」。本来はスキレットを使うレシピでしたが、手元になかったので今回はフライパンで挑戦してみました。

元のレシピ記事はこちら。
使う食材は、かに缶と卵4つ、ネギ、そして生姜です。
みじん切りにした生姜と油をフライパンに入れ火にかけ、油が温まったら小口切りにしたネギの白い部分とカニ缶、中華コンソメ大さじ1、醤油大さじ1を入れて炒めます。
次にメレンゲ作り。元のレシピでは「ボールを泡立て器でメレンゲを作る」とあったのですが、キャンプに泡立て器を持って行くと荷物になるし洗い物も増えるのでちょっと面倒……。ということで、密閉型の袋でメレンゲが作れないか試してみました。
5分ほど振り続けると、だんだんと卵の白身が泡立ってきました。けっこう疲れますが、腕のダイエットにもなりそうです!

さらに5分ほど振り続けると、見事メレンゲが完成。おたまですくってもかたちの崩れないしっかりとしたメレンゲができました。


袋から取り出してフライパンにのせ、全体をさっくり混ぜて弱火で加熱します。

仕上げにネギの青い部分を散らして完成です。スキレットの場合はそのままでオシャレにテーブルにサーブできるのですが、今回はフライパンで作ったのでお皿に盛り付けてみました。
ふわふわのメレンゲは見た目のインパクトはもちろん口当たりも◎。濃いめの味付けなので、ビールのつまみにピッタリでした。

レシピ通りやればうまくいく!さすがプロのレシピ

撮影:カノウヒナタ
今回、特に難しそうな3レシピを試してみましたが、さすがプロが作るレシピだけあって、どの料理も本当に簡単に作ることができました。

レシピを試してみて気づいたのは、実際に作ってみると「ミトンやグローブがないとメスティンのフタが開けられないぞ……」など、料理するうえでなにが必要なのかがよく分かるということ。どんなに簡単そうな料理も、キャンプで失敗しないためには家のキッチンで一度試作してみるといいのかもしれません。

みなさんも、ぜひプロのレシピに挑戦してみてくださいね!

今回試してみたプロのレシピ記事はこちら


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加茂 光

ライター。フリーペーパー『88』『Lj』編集スタッフを経てフリーに。「アウトドア」「旅」「オーガニック」をテーマに、人と自然が関わる風景を伝えるべく活動中。座右の銘は「ルール破ってもマナーは守るぜ」。

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