アウトドアショップなのに2/3がダイナー!?
ショップは雑居ビルの1階にあり、「DAYS CAMP」という手作りの看板が張られているので遠目から見てもしっかり目視できる外観。
中に入ると、1/3のスペースが物販スペースで、2/3スペースがダイナーという今まで見たことがない光景が広がります。
平さん
面白いお店のつくりをしていますね。アウトドアショップでありながら、物販より食事スペースの面積が広いなんて……。
石塚さん
ハハハ、そうですよね。普通のお店とは違ったコンセプトにしたかったんですよ。
そう話すのは、同店のオーナーである石塚さん。筋肉が自慢の某芸人を想起させる爽やかな外見で、過去にアルティメットフリスビーの日本代表で活躍したり、アウトドア業界に入る前はシャッターを売る営業職だったりと、変わった経歴の持ち主です。
平さん
どうしてこんな変わったレイアウトにされたんですか?
石塚さん
実際にお客様に製品を使ってもらう場を設けたかったんです。
平さん
と、いうと?
石塚さん
今のキャンパーさんは、最初に道具を揃えるとき一気に”玄人向けの製品”に手を出したがる人が多い印象です。けど買ってみたら実は使う場が少ない……ってことに気づく人を周りで見かけたんですね。
平さん
たしかに、経験が浅いままコットンテントや扱いが難しそうな道具を買う人もいますよね。
石塚さん
そうなると使わない道具が増えて、しまいにはキャンプへの興味が薄れてしまうかもしれない……と。
平さん
なるほど。それで実際に使ってもらう場を。
石塚さん
はい。製品のよさや使いどころを、まず実際に見て体感してもらい、場所や環境に応じて使い分けて楽しくキャンプをしてもらいたいと思ったんですよね。
平さん
それはユーザーとしてもありがたい!!
熱いトークが繰り広げられるお二人。そんな長く使ってもらいたいと石塚さんが思う道具とはどんなものなのでしょうか?
他ではお目にかかれないモノも!物販スペースを拝見
こちらが物販スペース。テントやタープといった大型品はなく小物が多くを占めます。どちらかというと、キャンプ用品だけでなく普段の生活でも使えそうな道具が並んでいる印象。
捨てられる消防ホースを使ってバッグを作る「ファイヤーホースプロダクツ」や、高い保冷力・保温力をもつソフトクーラー 「アイスミュール」など、他の人と被りたくないアイテムをお探しの人にはピッタリの品揃えも特徴です。
「こんなの欲しかった」ばかりが揃うブランドを壁一面に
平さん
あ、最近このブランドが注目を集めていますよね!
石塚さん
そうですね、この「C&C.P.H EQUIPEMENT」(シー&シーピーエイチ イクイップメント)は、うちでも人気です。
平さん
特に人気な製品はありますか?
石塚さん
SOTOのガスライターを首から引っ掛けるネックホルダーや、裏地にクッションを付けたランタンケースなど、かゆいところに手が届くアイディア製品が人気ですね。
最近ではDAYS CAMP別注のアイテムも作ってもらっているということで、おすすめはこの「チェアアームホルダー」。裏面にあるマジックテープで肘かけに引っ掛けて使う便利グッズです。2段階調節ができてキッチンやテーブル、車内などいろんな場所に付けられるのが特徴的。
石塚さん
通常品は本体もポケットも同じ素材なんですが、DAYS CAMP別注ではポケットを他の素材に変えています。
平さん
この迷彩柄が渋すぎず、ポップさもあってかわいいですね。メリハリのあるデザインがいい!