シェラカップが釜戸になる魔法のアイテム「OKAMADON」が便利でめちゃくちゃ映える

2018/12/07 更新

隆盛著しいアウトドアギアのガレージブランド。そんな中、“一生もの”にこだわったアイテムを展開するガレージブランド「OLD MOUNTAIN」より発売された、気になる調理アイテムに注目。今回は名前も見た目も気になる「OKAMADON」の魅力に迫ってみました。


記事中画像撮影:筆者

ほかほかご飯が炊ける「OKAMADON」が気になる!

ここ最近トランギアのメスティンが流行っているように、キャンプでの“炊飯”にこだわっている人って多いのではないでしょうか?

キャンプで食べる炊きたてのご飯って、炊飯器で炊いたものより美味しく感じるものですよね。

OKAMADON そんな炊飯を気軽に楽しめる、OLD MAOUNTAINの「OKAMADON(おかまどん)」をご紹介します。

OKAMADONは、手持ちの深底シェラカップと合わせて使用することで、誰でもカンタンに美味しいご飯が炊けるというアイディア製品。なによりこのミニマムな釜戸スタイルにそそられませんか?

キャンプ映えも間違いなしなOKAMADONを使って炊飯した様子をレポートします!


「OKAMADON」ってなんだ?

OKAMADON
まずは、OKAMADONの基本情報をチェックしていきましょう! 釜蓋の素材にはウォールナットとヒノキの2種類があり、木の質感が伝わる見た目がとってもお洒落。

昔ながらの釜蓋のデザインがノスタルジックで趣があります。さらに裏面には幾何学模様が施されており、随所にコダワリが光るデザインです。
OKAMADON
写真左からベルモントのチタンシェラカップ深型350FH、480FH、600FH
釜蓋のサイズは直径10cmほど。炊飯をするには、OKAMADONと別途深底のシェラカップが必要です。

例えば、ベルモントのチタンシェラカップ「深型480FH」がジャストサイズ! ちょうど1合炊きができるサイズとなっています。

早速「OKAMADON」で白飯を炊いてみた!

OKAMADON それでは早速、OKAMADONを使用してご飯を炊いてみます。材質はヒノキをチョイス。

まずは、1合より気持ち少なめのお米に水を入れ、30分ほどしっかり吸水させます。このとき、水の量はシェラカップの目盛りの300mlの線の上まで入れます。
OKAMADON 今回はシングルバーナーで火にかけます。炊飯といえば「最初は強火」というのがセオリーになっていますが、OKAMADONは違います!

最初から最後まで、火が消えるか消えないかくらいの限界の弱火で炊飯します。そのため、しっかり風よけ対策をして炊飯に挑みました。

ちなみに固形燃料で炊く場合は、燃料とシェラカップとの間にしっかり距離が確保できるタイプが良いそうです。
OKAMADON 5分ほどでお約束の吹きこぼれがはじまります。ここでさらに弱火にします。

OKAMADON自体に重みがあるので、上に缶詰など重しを乗せる必要もありませんし、なにより慌てることなく安心して放置していられるので便利!
OKAMADON “限界までの弱火”が甘いのか、湯気の勢いが増しています。そうなると焦げが気になるところ。

湯気の香りを確認すると、焦げくさくはないのでまだ大丈夫……? 正直なところ、OKAMADONのヒノキの香りが強くてよくわかりません。
OKAMADON 湯気もおさまり、少々焦げた香りがしてきたので火を止めます。ここまで15分ほど。

300ml超の水を入れていたので、水気がしっかり飛んでいるのかやや心配ですが、炊飯で大切なのは“蒸らし”というのは鉄則。ドキドキしながら10分待ちます。
OKAMADON 10分後。それでは御開帳! 緊張の一瞬も、なんてことなくバッチリ炊きあがっていました。

シンプルにTKGにて実食してみると……食感もベストな仕上がり! ヒノキの釜蓋が水分を吸ってくれているからなのか、水気もしっかり飛んでいます。底のほうには一部焦げがありましたが、これはもはやご褒美。

キャンプでの炊飯は、水分量が分かりづらかったり、吹きこぼれてしまったりと難しい印象でした。しかしOKAMADONは、弱火で15分放置しておけばいいだけなので簡単! 木材の釜蓋なので、炊飯後でも素手でつかめストレスフリーでした。

「OKAMADON」だけで”炊き込み”親子丼にもチャレンジ!

OKAMADON 続いてOKAMADONだけで、炊き込み親子丼をつくります。Instagramで見つけたOKAMADONユーザー@shizuka_camp さんの「一緒に炊いちゃう親子丼」のレシピをアレンジ!

吸水させた米の上に玉ねぎを少量刻んで入れ、焼き鳥缶(タレ味)を加えます。

OKAMADON 白飯と同じように弱火にかけると、ほどなくして湯気が吹きはじめました。すでに白飯で大成功を収めているため、動揺もなく落ち着いて見ていられます。

こちらはウォールナットでつくってみましたが、ヒノキほど木の香りが気になりませんね。
OKAMADON 同じく15分ほどでしょうか、湯気が弱まってきたタイミングで火を止めます。すかさず釜蓋を開けて溶き卵を流し込みます。

アレ、なんか溢れちゃいそう……? しかし蒸らしのためには蓋をせねば!
OKAMADON 案の定、蓋をしたら卵がこぼれてしまいました……。吸水時よりご飯がふっくらしますので当然。炊き込みご飯にするときは、ご飯の量をもう少し減らしておくことをオススメします。
OKAMADON 10分後、再度蓋を開けてみると、どうでしょう! 多少蓋で潰れた感はありますが、シェラカップひとつで作ったとは思えない見事な親子丼……ですよね?
OKAMADON お味はというと、焼き鳥缶のタレにジュクジュクの卵が絡んで絶妙! ふっくらご飯ともベストマッチです。分量には反省の余地がありますが、玉ねぎと焼き鳥缶と卵だけでこの仕上がりですから申し分のない出来です。

試食を繰り返して5kg増量!「OKAMADON」開発秘話

OKAMADON なんとも優秀な炊飯アイテム「OKAMADON」を開発されたOLD MOUNTAIN代表の辻ノ内さんに、着想の原点をうかがってみました。

OLD MOUNTAINでは“一生使える、残るキャンプギア”をコンセプトに商品開発をしています。そのためには実用性と遊び心が絶対条件。ソロキャンプや登山を楽しむ方に向け、スタッキングできるシェラカップで、ご飯が炊ければほとんどの料理ができると思いついたのがきっかけです。

OKAMADON とりわけOKAMADONの開発過程では、熱や蒸気による木の反り返りを止めることに苦労されたそうです。木の材料や木目の方向などによっても変わるため、昔ながらの技法で補っているのだとか。

反り返りや重量のほか、炊飯には不向きとされるチタン製シェラカップで美味しくご飯が炊ける方法を極めるため、試作しては食べてを繰り返していたら5kgも太ってしまいました。

ちなみに、木の香りや色(成分)がお米につくのも素材選びの課題だったそうですが、ヒノキもウォールナットもまったく気になりませんでした。むしろヒノキはよい香りづけになっていたのかも。
OKAMADON 12月には、今回使用したシェラカップと同サイズのチタン製プレスロゴ入りシェラカップ&リッドの他、キャメルレザーグリップやシェラカップに入れて使用するステンレススノコも発売予定だそう。

スノコを使えば蒸し料理も可能とのことで、OKAMADONとセットで揃えれば、シェラカップひとつでさまざまな料理ができるようになりますね。料理の幅を広げるOKAMADONの今後に期待です。

辻ノ内さん、素敵なお話ありがとうございました!

OKAMADONを持って、そと遊びを楽しもう!

写真のようにスタッキングでき、携行性に優れているのもOKAMADONの魅力。一式揃えてスタッキングしておくと、はやく次のキャンプへと繰り出したくなっちゃいます。

最後に改めて、炊飯の際には極限まで弱火で炊くこと! そして炊き込みご飯の際には分量に注意です。

製品の詳細についてはこちら

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渡辺 有祐

株式会社フィグインク代表取締役。キャンプから登山、ダウンリバーまで、野外活動を趣味としながら、書籍の編集ライティングを生業とする。また、アウトドア料理専門レシピサイト「ソトレシピ」の編集長も務める。

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