モンベルのインナーダウン
まずは、昨今のインナーダウンを語る上で欠かせない存在のモンベル「スペリオダウン ラウンドネック」。インナーダウン人気の火付け役となった製品のひとつです。
山岳メーカーだけあって、”軽さ”と”暖かさ”は、今回ご紹介する3ブランドの中で飛び抜けて素晴らしいです。Lサイズで重量は170gしかなく、リンゴ1個にも満たない重さ。他2社をメンズの同サイズで計測したところ、無印良品は219g、ユニクロは230gでした。
また寝袋の定番「ダウンハガー800 #3」と同じ800フィルパワーのダウンを使用しているので、暖かさは折り紙付き。
そんな高品質ダウンなのに、価格は他のアウトドアブランドのインナーダウンたちと比べて半額レベル! この秀逸なコストパフォーマンスが、ブームの大きな要因にもなっています。
撥水性のあるナイロン生地を使用しているので、多少の雨や雪はへっちゃら。生地の見た目は少しテカリがあります。
左胸部分に「mont-bell」とロゴの刺繍が入っていて、アウトドア好きの筆者にとっては高ポイントですが、人によっては好き嫌いが分かれるポイントにも。
パッカブルにするとこのようなサイズ感。これだけコンパクトになれば、カバンに忍ばせておいても邪魔になりません。普段使いはもちろん、旅行やキャンプ、スキーなど、どんなシーンにも気軽に持っていけますね。
価格:10,800円+消費税
色展開:ブラック、ブラックオリーブ、ミッドナイトブルー、ローズウッド
公式オンラインサイトはこちら
ユニクロのインナーダウン
こちらは、現在(2018年11月時)ユニクロオンライン限定の商品「ウルトラライトダウンコンパクトジャケット」。人気のウルトラライトダウン(以下、ULダウン)シリーズのひとつです。
ULダウンといえば、毎シーズンアップデートを繰り返しているユニクロの看板商品。2018年には多少の雨雪ならはじく耐久撥水加工がプラスされ、モンベルにも負けない機能性に。
暖かさについては、以前は650フィルパワーとの明記がありましたが、現在は「フィルパワー640超」という表記となっています。ほぼ変わらないと思っていいでしょう。
モンベル、無印良品と比べて若干薄い
実際に着てみると、モンベルと比べてかなり「薄手」に感じます。フィルパワーも「640超」で、モンベルの「800」とは大きな差があり、アウターとしてではなくインナーとしての活躍に期待できそう。
ユニクロは、暖かさを極力キープしながら軽量さを重視したアップデートを行っているようですね。