手軽に遊べる“車中泊車”がずらり !最新キャンピングカー事情

2018/12/04 更新

2018年開催のキャンピングカーショーで注目を浴びていた10車種を一挙ご紹介!例年に比べて「車中泊車」が増え、手軽に買える価格帯を意識している車両が多く登場していました。この低価格化の流れは見逃せません……!


記事中画像撮影:筆者

最近のキャンピングカーショーで話題を呼んだ、「軽キャン」と「車中泊車」たち

キャンピングカーショー
キャンピングカーショーといえば、これまでは車体も大きく、価格も比較的高額な車両が中心のラインナップでした。しかし近年の「車中泊ブーム」を背景に、サイズ的にも価格的にも気楽に扱えて気楽に買える小型車両の展示が目立つように。この流れは、キャンパーにとっては見逃せませんよね!

今までのキャンピングカーフェアと比べて「色」が増えてきた


ここ数年で、外観も大きく変化しています。各社が力を入れ始めた小型キャンピングカーの中心となるのが、軽キャンピングカーとミニバンサイズの「車中泊車」。

どちらも女性ユーザーやヤングファミリーを意識した明るくポップな内外装が目立つようになり、これまでの「白」一辺倒の実用的なキャンピングカーのイメージが大きく変わろうとしています。

今回は、そんな「新世代のキャンピングカー」を10車両セレクトしてお伝えいたします。お値段も併せてチェックしてみてくださいね。


① 話題沸騰のホンダN-VANをベースにした軽キャンピングカー ホワイトハウス「N‐VANキャンパー」

キャンピングカーショー
「軽バン」史上初ともいえる、空前絶後の受注を抱えているホンダのN-VAN。そのヒットの要因とは?

それは商用車として開発されながらも、遊びのギアとしての魅力をふんだんに盛り込んだ商品企画の巧みさにあるといわれています。

キャンピングカーショー
昔から軽キャンピングカー開発で評価の高いホワイトハウス。今回展示された「N-VANキャンパー」は、ベース車の魅力を損なわないようにキャンピングカーとしての改造は最小限に抑えられています。

そのおかげで室内での快適さは十二分に確保され、専用に作ったベッドキットは寝心地を底上げ。そして4人就寝を可能にしたポップアップルーフの架装は、N-VANの可能性をさらに引き上げています。


ノーマル車の魅力を100%保持したまま車中泊車の機能をさらに上乗せした、まさに理想的軽キャンピングカー。お値段は165万9,000円(税抜き)から。

ホワイトハウス キャンパー
http://www.whitehouse.co.jp/camper/

② 乗用車グレードを誇るNV200の車中泊車 ナッツRV「キャネル」

キャンピングカーショー
商用バンとしても人気が高い日産NV200バネット。キャンピングカーベース車にもよく使われる車種ですね。

キャンピングカー業界ナンバーワンの会社規模を誇る「ナッツRV」では、そのNV200を使ったミニバン車中泊車を開発しました。

キャンピングカーショー
車名は「Car」と「寝る」を合成した造語の「キャネル」。簡単にセッティングできるフラットベッドとテーブルを備えたミニバンキャンピングカーで、大人2名の就寝が可能。さらにポップアップルーフ仕様を選べば4名まで寝られるようになっています。


NV200を使いながらもベースが商用車ではなく乗用ワゴンなので、室内のつくりも普通の乗用車と変らず。冷蔵庫、インバーター、後席用TVなども標準装備で、お値段は286万円(税抜き)から。

ナッツRV
http://nutsrv.co.jp/

③ 遊び心に満たされたお洒落な軽キャンピングカー MYSミスティック「ミニポップBee」

キャンピングカーショーキャンピングカーショー
「少し変わった軽キャンピングカーに乗りたい」という遊び心を持つオーナーに大人気の車両が、「MYSミスティック」が開発したミニポップBee。

小型軽トラックのダイハツ・ハイゼットがベース。その荷台にアメリカンキャンピングカーのようなアルミの波板シェルを架装したお洒落な軽キャンピングカーです。

キャンピングカーショー
停車時はルーフが持ち上げるために、頭上もすっきり。室内で着替えするのも楽々。小さいながらも、大人の4人乗車と4人就寝が可能となっており、家族が問題なくキャンプや車中泊を楽しめます。

シンク、サブバッテリー、カーテン、インバーターなど込み込みで、お値段も275万円(税抜き)とリーズナブルな設定になっています。

MYSミスティック
http://www.mystic.ne.jp/


④ 頑丈なフレームを確保した“硬派”なミニバン 西尾張三菱「デリカD:ポップ」

キャンピングカーショー
ミニバンのなかでも、質実剛健な “硬派” のブランドとして根強い固定ファンを持つデリカD:5。それをベースにポップアップルーフを施し、大人4名の就寝人数を確保したのが、このデリカD:ポップです。


最大の特徴は、停車時には運転席・助手席が回転して、セカンドシートと向き合うことによって可能になる対座ダイネット。他のミニバンではなかなか実現しない、家族団らんの楽しみが生まれます。

デリカの個性といえば、なんといってもあの頑丈なフレームによって保証される悪路走破性。そこが評価されて、渓流釣り、野鳥などの野生動物の撮影といったアウトドアニーズが高いのもこの車の特徴です。車両本体価格は、税抜き336万2,000円から。

西尾張三菱自動車販売株式会社
http://www.sun-auto.jp/mb/campingcar

⑤ 本物志向の作り込みと充実装備を誇る軽キャンピングカー フィールドライフ「バロッコ」


この車を買った若いオーナーのYouTube投稿から、一気にブームに火が付いた「バロッコ」。

軽キャンピングカーのなかでは、豪華なつくりと充実装備を特徴とする車種で、その分価格も高め。そこがかえって本物志向の若者たちから注目を浴び、頑張ってフルローンを組んで購入する人たちが続出しています。

外装色も写真のファインミントをはじめ、オレンジ、ピンク、カーキ、ブラックなど全8色。内装色も豊富な見本からチョイスできるので、オーナーが自分の好みの1台に仕上げることも可能です。


テレビ、冷蔵庫、サブバッテリー、走行充電など、キャンピングカーの基本的装備もすべて標準。価格は税抜き車両本体価格で316万6,000円から。

株式会社フィールドライフ

http://www.fieldlife.co.jp/

⑥ 2トーンカラーが楽しいお洒落なミニバンコン カトーモーター「メリル」

キャンピングカーショー
シニア層の好みを反映した高級キャンピングカーメーカーの「カトーモーター」が、若い世代を意識してリリースしたのが、このメリルです。

特徴はツートンを上手にあしらったポップでお洒落な内外装。走行中は前向きに。そして停車時にはサードシートと向かい合わせて対面ダイネットをつくるセカンドシートが特徴です。

キャンピングカーショーキャンピングカーショー
もちろん寝るときはフルフラットベッドが実現します。ベース車がハイエースよりも一回り小さいライトエースなので、取り回しがいい上にプライスもリーズナブル。

現在は2名就寝の仕様ですが、近々4人就寝を可能にするポップアップルーフのデビューが検討されています。価格は税抜き車両本体価格で328万7,000円。

カトーモーター
http://www.katomotor.co.jp/

⑦ 迷彩柄で人気沸騰の軽キャンピングカー 東和モータース販売「インディ108」


軽キャンピングカーでも、もっとも知名度が高いのが、ここに紹介する東和モータースの「インディ108」です。

そのシリーズのなかでも、オプションに設定された「MEISAI」と名付けられたボディ柄がダントツ人気。


迷彩柄を思いっきりファッショナブルに演出した外装デザインですが、今それが女性層から「お洒落!」と大好評。外装のポップな装いもさることながら、サブバッテリー、走行充電、外部電源、アクリル2重窓などといったキャンピング装備の充実も見逃せません。

キャンピングカーショー
ポップアップルーフを活用すれば4人就寝が可能ということもあり、子育て真っ最中のヤングファミリーの需要が高いことも特徴となっています。

価格はスタンダード仕様で、税抜き車両本体価格で279万5,000円から。ちなみにオプションの「迷彩デザイン」は、メッキ仕上げフルカバーホイールキャップとセットになって21万円から。

東和モータース販売
https://towa-motors.com/


⑧ 山小屋風の内外装デザインで話題を集める軽キャブコン! MYSミスティック「レジストロ」

キャンピングカーショー
日本におけるトラックキャンピングカー製作の老舗であるMYSミスティックが、そのトラキャン開発のノウハウを軽トラックに活用してリリースしたのが、この「レジストロ」。

トラキャンというのは、ピックアップトラックの上にキャンパーシェルを積載したキャンピングカーのことを指しますが、このレジストロは積載ではなく、シェルを完全固定! すなわちキャンピングカー用語でいう「キャブコン」に当たります。


キャブコン化することによって5人乗車を実現。さらに就寝定員も大人2名+子供2名という4人就寝が可能になりました。

ベース車は日本全国にサービス拠点を確保しているトヨタのピクシストラック。山小屋風のお洒落な内装が、「アウトドアムード満点!」と高評価されています。お値段は税抜き車両本体価格306万円から。

MYSミスティック
http://www.mystic.ne.jp/

⑨ アウトドア精神に溢れたミニバンキャンピングカー アネックス・キャンピングカープラザ 「リュウ」


日産NV200バネットバンをベースに、ミニバン感覚のお洒落な外観を保ちながら、アウトドアユースに適したコンセプトを実現しているのが、アネックスのキャンピングカープラザがリリースしている「RIW(リュウ)」です。


なにしろ、床面は土足でそのまま乗り込むことができる古杉板材仕上げのフローリング。「土足OK」のキャンピングカーというのは、業界でも非常に画期的なことでした。

フロントシートには回転台座が付いているため、後ろ向きにすると、テーブルを挟んで対面ダイネットが実現できます。

キャンピングカーショーキャンピングカーショー
シンク、給・排水タンク、サブバッテリー、冷蔵庫なども標準装備。エレベーティング(ポップアップ)ルーフ付きならば、4人乗車・就寝が可能。お値段は税抜き車両本体価格で314万8,000円。

RIW(リュウ)
http://www.riw.jp/index2.html

⑩ 本格的なハイエースキャンピングカーが300万円台! RVビックフット「スウィング4.7」

キャンピングカーショー
軽キャンピングカーやミニバン系車中泊車の需要が伸びているのは、やはりそれがお求めやすい価格帯に収まっているということもいえるでしょう。

しかし、本格的なハイエースベースのバンコンが、軽キャンピングカーやミニバンキャンピングカーとほぼ同じ価格帯で買えるとしたら? そんな魅力的なプライスを掲げているのが、RVビックフットの「スウィング4.7」です。

キャンピングカーショー
49リットルの大型冷蔵庫、電子レンジ、サブバッテリー、走行充電といった本格的なキャンピング装備がほとんど標準で、車両本体価格は375万円(税抜き)。

キャンピングカーショー
ハイエースベースでありながら全長5m未満、全幅1.7m未満、全高2m未満に収まっているため取り回しが楽。かつほとんどの駐車場に止まれます。

ゆったりと寝られる室内の広さは、やはり軽キャンピングカーやミニバンキャンピングカーにはないアドバンテージといえるでしょう。

RVビックフット
http://www.rv-bigfoot.com/

キャンピングカーは、ますます気軽なものに

キャンピングカーショー
車中泊ブームがますます盛り上がるなか、これまで高級路線を志向してきたキャンピングカー業界も、気楽に乗れるサイズと、手軽に買える価格帯を実現したライト感覚のキャンピングカーをたくさんリリースするようになってきました。

かといって、品質までもがチープになっていないところがやはりキャンピングカー業界のすごさ。値段がリーズナブルになっても、頑丈さや安全性をしっかり維持した商品づくりを心がけているところが「日本RV協会」という団体に所属している一連の企業です。今回はそんな質の高さを感じる10台を厳選してご紹介しました。

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町田 厚成

トヨタ自動車PR誌の編集に携わり、後に自動車評論家の徳大寺有恒・著『ダンディートーク』を制作する。『全国キャンプ場ガイド』、『RV&キャンピングカーガイド』の編集長を歴任。現在フリーのキャンピングカーライター。

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