やってみると以外に簡単。僕が歩いたヨセミテエリアの場合は、国立公園のWEBサイトからダウンロードできるフォームに、希望日、入るトレイルヘッド、出るトレイルヘッド、その日ごとのキャンプ地候補エリア(ヨセミテの場合は最初のキャンプ地のみ)などを書き込むだけ(※当時はその用紙をファックスで送信しましたが、今ではかなりのエリアがオンライン上で申請が完結できるようになっています)。
予約に必要なお金はたったの5ドル。ただし人気エリアのハイシーズンは、あっという間に予約が埋まってしまったりするので早めの申請がおすすめです。
後日、パーミットとの引換証が送られてくるので、それを現地のビジターセンターやレンジャーステーションなどに提出します。
実際にレンジャーステーションに到着してみると、持ち物やキャンプ地選定方法(湖畔や川岸から60m以上離れた場所)、焚き火の可否(標高で可否が決まるが、別にキャンプファイヤー・パーミットが必要な場合も)などの説明があり、書類にサインすれば完了。これにて晴れてパーミット取得となります。
このパーミットは、トレイルを歩いている時は常に携帯しておく必要あり。ただの紙切れなので、マップケースに入れるなど濡れない&すぐ取り出せるようにしておくのがベターです。
次回のギア紹介のところで詳しく解説しますが、クマが多いこのエリアでは、ベアキャニスターというモノが必携装備。要するにクマに食べ物を荒らされないための保護ケースなのですが、これは必ず持って行かなければいけません。焚き火に関しては、近年頻発している山火事の影響もあって、現在ではかなり厳しくなっている状況です。
実は行ってみるまではかなりドキドキだったのですが、片言英語でも問題なし。予想以上に簡単だ、というのが実際のところ。英語のスキルよりも、上手に休暇をとるスキルを磨くほうが先決かもしれません(笑)。
ここまでくればこっちのもの。あとは、生活用具すべてを詰め込んだバックパックを背負って、荒野に向かって歩き出すだけです。
#01 パーミット編はここまで。次回は装備編になります。お楽しみに!