シェラカップ、品質にこだわって選んでますか?
ユニフレームといえば焚き火台やバーナーを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、じつは隠れた名品がシェラカップ! 高品質なうえ種類も豊富で、幅広いキャンパーのニーズを満たしてくれる人気アイテムなんです。
ユニフレームのシェラカップ、種類まとめ
製品名 | 燕三条シェラカップ | UFシェラカップ300 | UFシェラカップ420 | UFシェラカップ900 | UFシェラカップ300チタン | UFシェラカップ420チタン | カラシェラ300 | カラシェラ900 |
サイズ |
|
|
|
|
|
|
|
|
重量 |
|
|
|
|
|
|
|
|
満水容量 |
|
|
|
|
|
|
|
|
材質 |
|
|
|
|
|
|
|
|
直火 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✖ | ✖ |
価格 | 1.100円 | 1.100円 | 1.200円 | 1.700円 | 1.700円 | 1.900円 | 770円 | 900円 |
✓ステンレス製とチタン製から選べる
どのメーカーも一見変わらないように見えるシェラカップですが、比較すると細部に違いが。ユニフレームの場合、ハンドルが比較的幅広にデザインされているため持ちやすいんです。
ハンドルも、ご覧のとおり中指の関節にピタッとフィット。大きめのシェラカップにたっぷり入った状態でもしっかり握れるので、安定感があります。
いまや100均でも買えるシェラカップですが、やはり長く使う上で細かなつくりと品質は重要! というわけで今回は、ユニフレームのシェラカップを徹底レビュー。定番の420と、オリジナリティ溢れる大容量の900mlを実際に使ってみて、素材やサイズごとの使い勝手やおすすめの使い方をご紹介します!
420のチタンとステンレスを使ってみた
炊飯に便利! 1合/1.5合のメモリ付き
ユニフレームのシェラカップで便利なポイントの一つが、1合と1.5合の目盛り。ご飯を炊くとき計量カップとして便利なのはもちろん、このシェラカップ自体で炊飯もできちゃいます。
ただお米1合に必要な水量200mlを入れるとカップはほぼ満水になるので、このサイズなら0.5合がちょうど良さそうです。
重さの違いは?
公式サイトではチタンは約65gでステンレスは約90gですが実際計量してみると更に軽く、チタンはステンレスの3分の2ほどの重さ。数値で見ると微量に感じますが、実際に持ち比べるとチタンがより軽いことが実感できます。
ステンレスとチタン、具体的な違いは?
それぞれまさに一長一短なメリットとデメリットがありますが、これをなるべく具体的にイメージできるようステンレスとチタン両方を使ってコーンスープを温めてみました。
まずはステンレス。カップの底でフツフツし始めるのも数秒、全体に沸騰するまでおよそ1分という速さ! ただチタンと比べると熱しやすい分冷めやすくもあるのがステンレスの特徴で、調理後チタンよりもカップが早く冷たくなりました。
ただ熱による変形はまったくなくステンレスならではの頑丈さが感じられたのと、チタンよりリーズナブルなので、複数買いもしやすい点はかなり魅力的です。
チタンシェラカップでも同じ条件でチャレンジ。20秒ほどでフツフツし、完全に沸騰するまでには1分30秒ほどかかりました。やはりステンレスより温めるのに時間はかかりましたが、反面一旦熱くなると冷めにくいという長所でステンレスより冷めるのは遅く感じました。ただお高いのはこちらですね。
リーズナブルで長時間の過熱調理に適したステンレスと、錆に強く野外食器としても優秀なチタン。どちらを選ぶかは使用目的と値段の折り合いをつけつつ……といったところでしょうか。
ユニフレーム UFシェラカップ420 ステンレス
ユニフレーム UFシェラカップ 420 チタン
日常でも使いやすい300も便利!
420よりひとまわり小さい300サイズは、片手にすっぽり収まる大きさ。コーヒーなど飲み物を入れるのにちょうどよいサイズで、ファミリーキャンプなら子供の食器にもいいですね。こちらもステンレスとチタンともにラインナップされています。
普段の料理では目分量が苦手……という人には、計量カップとして使うのもおすすめ! 一般的な200mlの計量カップとさほど変わらないサイズなので、キッチンのすぐ手の届くところに置いておくと便利です。
ユニフレーム UFシェラカップ 300 ステンレス
ユニフレーム UFシェラカップ 300 チタン
300はシェラリッド(蓋)も合わせて使える
300mlのシェラカップに置いて飲み物などが冷めないようフタをできるのが、シェラリッド。チタン製のみですが、ユニフレームの300サイズであればステンレスにも使えますよ。保温目的以外も、埃や虫の対策にもなりそうですね。
ユニフレーム UFシェラリッド300 チタン
デ、デカい! 900を使ってみた
300・420mlをはるかに凌ぐビックサイズが900ml。もはやカップの域を超え「フライパンなんじゃ!?」というサイズ感ですが、その大きさをお伝えするべくまずは小さいサイズのシェラカップと比較してみましょう。
300mlと並べてみた
300mlサイズはスープも一杯も十分入る量ですが、その3倍の900mlが入るときたら! 袋麺なんかも鍋を使わず直接調理できそうです。
200mlと並べてみた
SOTO製の200mlシェラカップと比べるとフライパンとカップくらいの差がありますね。見た目はダントツにビッグな900mlシェラカップ。材質はステンレス鋼。調理もできるはず……と万能ぶりに期待して、さっそくいろいろ使ってみました。
ラーメンを作っても、余裕でこぼれない!
キャンプでも便利な袋麺。寒い季節は特に、普通の食器より冷めにくいシェラカップで作りたいですね。
マルちゃん製麺豚骨味の裏面によれば、必要水量は500ml。浅型なのでこぼれないか心配でしたが……全然余裕!
深すぎず浅すぎずの絶妙設計なので、こぼれることなく調理もスムーズです。
具も余裕でのせられました。鍋と器が兼ねられるとくれば、洗い物を極力減らしたいキャンプで重宝しないはずがありませんね。
野菜を盛ってサラダボウルに
数人でシェアして食べるサラダボウルにも良さそうです。野菜がモリモリ入るうえに、見た目もアウトドアな雰囲気に!
お手軽ワンプレート朝食にも
シェラカップでワンプレートをちゃちゃっと作ってそのまま食べる! この手軽さは、キャンプはもちろん時間に追われがちな毎日の朝ご飯にももってこいです。
二つ使いで酒蒸しもできちゃった
もうひとつをフタにすれば、蒸し料理もできます。中ぶりな鯛くらいは十分入るので、アクアパッツァなんかもいけそうですね。
ただ、価格はひとつ1,600円。×2となると、正直誰かにプチギフトとしてもらえたら嬉しいな~くらいの値段にはなるので、アルミホイルなんかを使ってもいいでしょう。
おやつ皿としても、意外と便利だった
結構便利だったのが、スナック菓子を入れたとき。普通サイズのキャベツ太郎にジャストサイズでした。
油分多めの食品を入れても、簡単に汚れが落とせるのもシェラカップのメリットですね。
ユニフレーム UFシェラカップ 900
カラーシェラカップもポップでかわいい!
他ではあまり見かけないこのカラフルなシェラカップは、PBT樹脂というプラスチック素材。直火はNGですが耐熱温度は150℃なので、温かいものを入れるのは大丈夫!
ある程度冷ましてあげても、ステンレスやチタンだと熱くて子供の手には持ちづらいですよね。その点樹脂素材のカラシェラなら温かいものを入れても手のひらに伝わってくる温度が低いので、子供でも両手でしっかり持って飲めました。
飲み口はほとんど熱が伝わってこないので、安心して口をつけられますよ。
オレンジ・イエロー・グリーンなどのポップな色からグレーやベージュなどのシックなものまでカラーバリエーションが豊富で、選ぶ楽しみもありますね。サラダやスイーツを盛り付けて、見た目も楽しいキャンプ飯ができそうです!
ユニフレーム カラシェラ300 /イエロー
ユニフレーム カラシェラ300/オレンジ
ユニフレーム カラシェラ900/グリーン
ユニフレーム カラシェラ900/ベージュ
沢山揃えたくなる!ユニフレームのシェラカップ
種類豊富なユニフレームのシェラカップは、素材の特性やサイズの違いを知れば、シーンに応じて使い分けることができますね。複数揃えて使いこなすもよし、キャンプスタイルに合わせて厳選するもよし。数あるシェラカップ、選ぶところからぜひ楽しんでくださいね。