ランクル並みのド迫力「ビッグホーン」
1969年から71年頃にかけて「無個性なクルマはつくらない」というキャッチフレーズを打ち出していた「いすゞ」。
そういう思いで生み出されたSUVは、そのキャッチフレーズに恥じない、実に個性あふれるクルマたちだったんです。
まずは、「いすゞ」を代表するクロカン車「ビッグホーン」からご紹介します!
険しい地形に暮らす山岳動物からその名がついた
いすゞ「ビッグホーン」は山岳地帯に生息する動物、オオツノヒツジの英語名「ビッグホーン(Bighorn)」がその名の由来。
名前の通り本格オフロード性能を持つSUVとして1981年に登場し、日本におけるSUVの草分け的存在になりました。
1991年には2代目にモデルチェンジ。人気は継続し2002年まで販売され、いすゞ最後の乗用車となりました。
文句ナシの積載スペースを確保
マイナーモデルチェンジを経る中でさまざまなグレードが登場しますが、ボディタイプはロングとショートの2タイプに。
特にロングタイプは圧倒的な積載量を誇り、今も根強いキャンパー人気を博しています。
1993年のマイナーチェンジでは定員5名仕様(2列シート)も追加され、ショートタイプでもシートアレンジや積載のバリエーションが広がりました。
色変えすればレンジローバー?
本格SUVとしての性能もさることながら、大自然に映えるオフロード的なルックスのカッコ良さも、ビッグホーンが人気の理由です。
愛好家の中にはボディカラーをベージュにチェンジする人も。まるでレンジローバーのような風格さえ備えるこの全塗カスタム。とことん自分好みに手を入れて、オリジナルな1台を作っていくベース車としても夢がふくらみますね。
斬新すぎた超個性派SUV「ビークロス」
お次は「ビークロス」。ご存知の方は相当なクルマ好きとお察しします!
約20年前に発売された車種ながら、子どものころに思い描いた「未来のクルマ」って、まさにこんな感じ! というルックスの車なんです。