ツーリングキャンプをはじめてみる
昨年バイクを購入し、リターンライダーとなった筆者。それまではオートキャンプに大満足の住人でしたが、ソロテントを購入したのをきっかけにツーリングキャンプをしてみたい欲求がメラメラと燃え上がってきました。
ご覧のようにバイクにはサイドバッグやキャリアなどはなく、あるのは背もたれの「CCバー」のみ……(え、いかつい?)。そこで、このバイクでもキャンプができるようにギアのコンパクトさを見直すことに!
いろいろなブランドのギアを見ているうちに、筆者が特に気になったのはDOD。ライダーに寄り添ったギアのライナップが充実しているんです。
今回は、はじめてのツーリングキャンプを実行に移すために、実際に買い足して良かったULギアを3つご紹介! さらに「あったら安心」な番外編も登場しますのでお楽しみに!
重量とコンパクトさを重視して買ってみた、DOD3つのギア
DODは近年、「ライダーズシリーズ」と称してツーリングやツーリングキャンプに向けたギアが増殖中! その中で筆者が実際に購入し、使用したギアについてレビューします。
その1. バッグインベッド
バックパックに一緒に取り付けられるほどコンパクトで軽量なバッグインベッド。翌日の活動を左右する、睡眠になくてはならない重要なパートーナーです。
ツーリングキャンプだからと言って、快適な寝心地を諦めるのはイヤだった筆者。バイクでも苦もなく持ち運べるサイズが決め手となりました。
今回は2人でのツーリングキャンプなので、DODの3人用ティピーテントをチョイス。ちょうどこのコットが2つ入るギリギリサイズのテントです。
写真のように、2つ入れてピッタリ! ちょうど自分の荷物を置くスペースも、コット横に確保できたのでそこまでストレスはありません。
また、やや無理やりですがコットの下の空間も利用でき、夜露に濡れたくない大半の荷物も入れて一晩過ごすことができましたよ。ここまで軽量コンパクトでしっかりコットとしての機能を果たしてくれるのはとても助かりました!
組み立て方法は、事前にリハーサルしておくのが吉!
気になったポイントとしては、組み立てのコツが必要ということ。初回、力技でやってしまい手首が若干痛くなってしまいました……。
こちらの写真のように、足で踏みながら体の体重を利用してはめ込む方法が効率的なんですね。筆者のように組み立て時で苦戦しないよう、しっかり予習しておくことを推奨します。もちろん2回目以降は女性の私でもスムーズにできました。
張り具合は緩めで、包み込まれるような寝心地が味わえます。パーンと張ったヘリノックスのような感触が好きな方には、やや物足りないと感じるかもしれません。
筆者は初めてのコットだったので、このくらいの沈み込みは抵抗ありませんでした。
DOD バッグインベッド
その2. ライダーズクーラーバッグ
ツーリングキャンプで困るのがクーラーバッグでした。クーラー系アイテムはたくさんのブランドから出ていますが、バイクの積載がしやすいデザインと機能が備わっているものは少なく……。DODの「ライダーズクーラーバッグ」はお手頃価格なのも気に入り購入しました。
厚すぎず薄すぎずのちょうどいいサイズ感なので、このように背もたれの「CCバー」に巻き付ける形でも装着可能。積載の自由度が高いのはツーリング用のクーラーとして大きな利点でした。
ちなみにどれくらい入るのかというと、これだけのものが入ります。一泊二日の1人分なら充分賄えますね。
かなりパンパンですが、ソフトクーラーなので多少の詰め込みはききます。保冷剤を入れるとこの量は入らないので、持っていくものを凍らせておくか、中身の減量調節が必要。
インナーの厚みもけっこうあり、作りもしっかりしていて安心感もありました。
「ブラック」だと表面温度が熱くなりやすい!
ライダーズクーラーバッグはカラーが「ブラック」と「ベージュ」を展開中。筆者はバイクと同じブラックをチョイスしましたが、天気の良い日には直射日光で表面が熱くなってしまいました。
インナーが分厚いからか今回(9月中旬)は中身に影響はありませんでしたが、長時間のツーリングなどで使用する際は直射日光に当たらないよう意識して積載した方が効果的に使えるはずです。
DOD ライダーズクーラーバッグ
その3. ステルスエックス ミニ
「ステルスエックス ミニ」は、ゴミを目隠ししてくれるゴミ箱兼テーブルです。収納サイズはW50×D22×H8cmとバイクの積載には優しいコンパクトサイズ!
ツーリングやソロキャンプというと、キャプテンスタッグのアルミロールテーブルがおなじみ。
デイキャンプや、ちょっとした時にはとても便利ですが、キャンプのような長丁場には少々「低さ」が気になりました。この「ステルスエックスミニ」なら高さもちょうどよくて◎。
失くすような細かいものはなく、パーツはシンプルで説明書を読まなくても組み立てることができました。「硬くて入らない」というような場面もなく、女性でもすんなり組み立てOK!
内側に3ヶ所カラビナフックがついていて、スーパーの袋などが下げられるようになっています。細かいギアを入れても良さそうですね。
外側にもポケットが付いており、このポケットが意外と便利。筆者はスマートフォンの置き場所としました。
「ミニ」はコンパクトだけど便利さが半減している……!
小さな「ステルスエックス ミニ」には、父親的存在の「ステルスエックス」があります。こちらはスタンディングサイズでオートキャンプ向け。
そしてサイズ以外で大きく違うのが、天板を動かさずともゴミを横からポンポン入れられる「すき間」があるということ。
コンパクトな「ステルスエックス ミニ」はこのすき間がなく、横から捨てられるシステムではありません。捨てる時は天板の開閉が必要というこの一手間を、どう感じるかは人によって好みが分かれそう!?
DOD ステルスエックスミニ
【おまけ】さらにあると便利だったもの
ツーリングキャンプのために買いそろえたアウトドア道具はこれだけじゃありません! DOD以外の製品で、ツーリングキャンプに欠かせないと感じた便利アイテムをご紹介します。
「荷造り紐」と「ネット」
数百円程度で購入できるのに耐荷重が100kg! この奇抜な蛍光グリーンのベルトに何度も助けられました。
ゴムとは違い伸縮性が少ないので、物をがっちり固定するのにとても役立ってくれます。また長さが2m・4m・6mとあるので用途によって使い分けてもOK。
SUN UP 荷締めベルト 4m
ベルトと併用して、積載量アップに活躍してくれたのが定番のゴム製ツーリングネット。カバーしてくれる面積が広範囲で「これはさすがに入らないか……?」という不安な荷物量でも、なんなく収納してくれるので安心感のあるアイテムでした。
この網目のロープには引っ掛ける収納もできるので、アイディア次第で拡張も自由自在。ツーリングキャンパーたちに大人気というのも納得です。
タナックス ツーリングネットV モトフィズ 3Lサイズ
ジャンプスターター
これ一台でスマートフォンの充電、懐中電灯、バイクのバッテリーの手助けをしてくれます。特に寒さがますます厳しくなってくると、バッテリーのトラブルがバイクにはつきもの。保険的に持っていると安心感が違います。
Arteck ジャンプスターター 12V
ギアのUL化でツーリングキャンプも面白い
はじめてツーリングキャンプに挑戦してみて、改めてギアの重さやコンパクト化の重要さに気付けました。
テント、チェア、寝袋、コット、クーラー、焚き火台、テーブル、などの大物をどれだけ省エネに持っていけるのか……快適レベルも下げたくないなら、なおさら道具選びは慎重になりますよね。
今回はDODから3つ選んでみましたが、今後もUL化を進めて色んなブランドのものを探してみたいと思います。
まだまだ荷物の重心バランスや、積載のスマートさが足りていないので修行あるのみ……! 早くも、「沼」の予感です。
バイクで日本一周した人の道具はこちら
実際に日本一周したキャンパーの道具を見れば、ヒントがあるかも!
Bought these three gears correctly!
この3つのギアは買って正解!