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炎をキレイに撮るコツ【写風人の駒ヶ根アウトドアライフ~第2章#9】 | 3ページ目

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太陽の光はやっぱり美しい

次に時間帯です。

薪ストーブの撮影は昼間の自然光が入る時間帯がベストでしょう。

薪ストーブの炎を美しく撮る 自然光
窓からの自然光は写真の発色も良く、薪ストーブを立体的にみせてくれます。

ただ薪ストーブのガラスに部屋の景色が映り込んで、せっかくの炎がよく見えない場合があります。私の場合は黒いボードで映り込みを防いでいますが、黒い紙や衣類でも防げますので試してみてください。

薪ストーブの炎を美しく撮る 室内照明
そして夜になり室内照明下で撮影してみました。人工的な光源は色補正が難しく、天井からの照明はベタ光線になりがちなので決していいライティングとはいえません。

いっそ照明を消して炎だけの撮影に集中した方がいいかもしれません。

温かみのある炎を作り出そう

薪ストーブ 二次燃焼の炎
一次燃焼から二次燃焼に切り替えたときの炎です。力強い炎から柔らかい炎へと変化します。

キャンプ用薪ストーブでも二次燃焼機能が備わっている機種もあるので、一次燃焼とは違った炎を体験してみてください。

薪ストーブ ゴーストフレーム オーロラの炎
さらに空気量を絞って二次燃焼が進むと、ゆらゆらした炎に変化します。これはゴーストフレームやオーロラの炎と呼ばれています。

薪ストーブ 青白い光
赤やオレンジ色に炎が見えるのは炭素が熱せられて発光しているから。燃焼が進み炭素の量が減ると、今度は薪の可燃性ガスと酸素が反応して青白い光を放ちます。

やがて薪は熾きとなり、800~1000℃の高温で熱を放出しています。新しい薪をくべるタイミングはこの時が最適です。

寝転んでいるのは……私です

薪ストーブの傍で寝る男性
最後にファイヤーサイドのカタログの表紙になっている写真です。

一般的なストーブカタログをみると「そこまで燃やすんかい!」と思えるほど激しく燃えている写真がありますが、このカタログでは、力強い炎ではなく炉内いっぱいに温かみのある炎を作りだしてみました。

よく子どもが寝ていると勘違いされますが、還暦過ぎた老いぼれの自撮りです。

このように炎は様々な色や形に変化していきます。燃え始めから熾きになるまで、一度じっくり観察してみてはどうでしょう。

写風人さんの過去の連載はこちら


写風人

写風人

南信州在住の写真家。ファイヤーサイド・グリップスワニーの撮影にも携わる。 森で暮らし、薪ストーブは3台を使うヘビーユーザー。薪づくりや焚き火など生活そのものがアウトドアライフ。

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