セカンドシートとサードシートは、車内空間の何に影響する?
三列シートのミニバン。二列目と三列目、それぞれを変えることでどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
「乗車人数と快適性」に関わるセカンドシート
ミニバンは、基本的には7人乗りと8人乗りがあります。7人乗りのセカンドシート(二列目)の座席は、写真のように二つが個別になった「キャプテンシート」。
ゆったりとしているうえ間が通路になるため、前後の往来がスムーズです。これは停車中の子供のケアにとりわけ便利で、乗車可能人数は少なくても7人仕様を選ぶファミリーも多いようです。
8人乗りの二列目は、ベンチシート。その名のごとくベンチのように繋がっています。間が空いていないためフルフラットにもできたりとシートアレンジのパターンが多いことが魅力です。
一方で車内での座席移動や乗り降りがちょっと面倒なこと、8人乗れるだけあってやや窮屈というデメリットがあります。
「収納スペース」を左右するサードシート
三列目は、キャンパーにとって最も重要と言える「収納」に関わります。多くはサイドに跳ね上げるタイプですが、最新モデルの中には床下に収納できるものも。
また荷室に近いという特性上、バックドアからのアクセスについてもチェックしておきたいところです。
三大人気ミニバンのシートアレンジを比較!
ミニバンのシートアレンジと言っても、車種はもちろん排気量ごとの規格やオプションでも異なります。ここでは各自動車メーカーの公式サイトに拠る情報をもとに、人気の三車種を比較。シートアレンジにバックドアの工夫など、具体的に見ていきましょう!
比較車①「ホンダ ステップワゴン」は三列目を床下収納できる!
ステップワゴンのシートアレンジ最大の特徴は「マジックシート」。三列目の座席を、床下に格納することができます。
こうすることで、室内長のおよそ三分の一がラゲージスペースに! 跳ね上げ部分のデッドスペースもないので、きっちりと積み込むことができます。
ちなみにこちらは旧式のステップワゴン。三列目は跳ね上げ式ですが、家族4人分のキャンプ道具はなんとか乗せられます。