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室内にテント?これぞキャンプ沼の終着点。謎のキャンパーを直撃してみた(2ページ目)

見逃せないセンスの良さ

室内キャンパー
提供:@ungo222

配置されているキャンプギアのセンスの良さにも目を引かれます。キャンプ好きなら一度は憧れる、ヴィンテージ風味の効いたギアの数々……。

Instagramで写真を見ていても謎は深まるばかりなので、思いきってコンタクトをとってみました。お話、聞かせてください!

外での遊びを暮らしにしたくて

快く取材を受けてくれたのは、富山県の利賀村で古民家に暮らすウラタシュンゴさん。34歳の男性です。いったいどんないきさつで、今の生活スタイルになったのでしょうか。

――もともと今の家に暮らしていたのですか?

いえ、2018年4月に移住してきました。それまでは富山市内の海沿いにある実家に住んでいて、富山市内で介護士として働いていました。

――なぜ移住を決断されたのでしょうか?

外での遊びを、もっと暮らしと身近なものにしたかったからです。あと古民家のリノベーションに興味がありました。

室内キャンパー
提供:@ungo222

――はじめから古民家を狙って?

はい、古民家一択でした。移住者を対象とした行政サービスや不動産屋などには取り扱い物件がなかったのですが、友人や知人を通じて利賀村の空き家を紹介してもらいました。利賀村には憧れの木こりがいますし……。

――き、木こりですか?

はい、僕も平日は木こりをやっています。

二足のわらじ

室内キャンパー
提供:@ungo222

ウラタさんの仕事は森の守り人・木こりでした。たくましい筋肉の理由が判明しましたね。

そして平日の木こり仕事に加えて、週末は富山市内でヘルパーとしても働いており、二足のわらじ生活を送っています。

――移住して2つの仕事を掛け持ち……大変ではありませんか?

二足のわらじはメリハリがあって、いい気分転換になっているように感じています。ただ移住したことで、市内と村との行き来だけは大変になりました。

――自由になる時間もあまりなかったり?

ですね。なかなか自分の時間がつくれないので、家いじりや畑仕事が捗りません。

多忙な日々を送るウラタさんですが、帰宅すれば囲炉裏楽しむためのキャンプサイトが待っています。ランタンの光に癒やされ、囲炉裏で調理する至福の時が自宅に待っているのですから、二足のわらじも履きこなせるのでしょう。

囲炉裏キャンプは最高!

室内キャンパー

提供:@ungo222

チェアを中心としたマイワールド

古民家の囲炉裏端で行われる、毎日のキャンプ。サイトづくりはどういうこだわりで行っているのか聞いてみました。

――囲炉裏端でインドアらしからぬ生活を送っていますね?

一人暮らしには広すぎる旧家ですから、キャンプギアを使って空間づくりを楽しんでいます。

――キャンプギアの配置は、どのようなこだわりで?

キャンプのときと同じです。一度座ると動きたくないので、パーソナルチェアを中心に、コンパクトにマイワールドをつくるよう心がけています。

室内キャンパー
提供:@ungo222

――頻繁に模様替えをされてますよね?

キャンプギアは折り畳んだり分解ができたりして、コンパクトに収納しておけますし、軽量なモノばかりなので模様替えもしやすいですよね。同じギアでも少しの変化で新しい空間を楽しめます。

室内キャンパー
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――模様替えのセンスもさることながら、Instagramで公開している写真も上手だと思います。カメラの心得が?

全くありません。一眼レフを使ってはいますが、ほとんどオートで撮っています。スマホの加工頼みですよ(笑)。

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