室内にテント?これぞキャンプ沼の終着点。謎のキャンパーを直撃してみた

2018/11/19 更新

冬季閉鎖するキャンプ場もちらほら出てきました。もうオフシーズンに突入し、来春を待ちわびるキャンパーも多いことでしょう…が、ちょっと待った!キャンプは家でもできるんです!本当の本当に家でキャンプをしている、謎の室内キャンパーに取材してみました。


アイキャッチ画像撮影:Instagram by @ ungo222

謎の室内キャンパー

アウトドアショップのお洒落な展示かと思いきや、そこはなんと自宅の室内……。家の中で実際に、本当にキャンプ生活を送っているキャンパーが存在しました。いったい何者なのでしょうか?

高い天井に囲炉裏……そして筋肉

室内キャンパー
提供:@ungo222
Instagramを見ると、囲炉裏のある天井の高い部屋にキャンプサイトを構築しているようです。いわゆる古民家でしょうか。

そして気になるのは、ご本人の身体つきのたくましさ……! どういう生活を送っているのか、そもそもどんな人なのか、謎は深まるばかりです。


見逃せないセンスの良さ

室内キャンパー 提供:@ungo222
配置されているキャンプギアのセンスの良さにも目を引かれます。キャンプ好きなら一度は憧れる、ヴィンテージ風味の効いたギアの数々……。

Instagramで写真を見ていても謎は深まるばかりなので、思いきってコンタクトをとってみました。お話、聞かせてください!

外での遊びを暮らしにしたくて

快く取材を受けてくれたのは、富山県の利賀村で古民家に暮らすウラタシュンゴさん。34歳の男性です。いったいどんないきさつで、今の生活スタイルになったのでしょうか。

――もともと今の家に暮らしていたのですか?

いえ、2018年4月に移住してきました。それまでは富山市内の海沿いにある実家に住んでいて、富山市内で介護士として働いていました。

――なぜ移住を決断されたのでしょうか?

外での遊びを、もっと暮らしと身近なものにしたかったからです。あと古民家のリノベーションに興味がありました。

室内キャンパー 提供:@ungo222
――はじめから古民家を狙って?

はい、古民家一択でした。移住者を対象とした行政サービスや不動産屋などには取り扱い物件がなかったのですが、友人や知人を通じて利賀村の空き家を紹介してもらいました。利賀村には憧れの木こりがいますし……。

――き、木こりですか?

はい、僕も平日は木こりをやっています。

二足のわらじ

室内キャンパー 提供:@ungo222
ウラタさんの仕事は森の守り人・木こりでした。たくましい筋肉の理由が判明しましたね。

そして平日の木こり仕事に加えて、週末は富山市内でヘルパーとしても働いており、二足のわらじ生活を送っています。

――移住して2つの仕事を掛け持ち……大変ではありませんか?

二足のわらじはメリハリがあって、いい気分転換になっているように感じています。ただ移住したことで、市内と村との行き来だけは大変になりました。

――自由になる時間もあまりなかったり?

ですね。なかなか自分の時間がつくれないので、家いじりや畑仕事が捗りません。

多忙な日々を送るウラタさんですが、帰宅すれば囲炉裏楽しむためのキャンプサイトが待っています。ランタンの光に癒やされ、囲炉裏で調理する至福の時が自宅に待っているのですから、二足のわらじも履きこなせるのでしょう。

囲炉裏キャンプは最高!

室内キャンパー
提供:@ungo222

チェアを中心としたマイワールド

古民家の囲炉裏端で行われる、毎日のキャンプ。サイトづくりはどういうこだわりで行っているのか聞いてみました。

――囲炉裏端でインドアらしからぬ生活を送っていますね?

一人暮らしには広すぎる旧家ですから、キャンプギアを使って空間づくりを楽しんでいます。

――キャンプギアの配置は、どのようなこだわりで?

キャンプのときと同じです。一度座ると動きたくないので、パーソナルチェアを中心に、コンパクトにマイワールドをつくるよう心がけています。

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――頻繁に模様替えをされてますよね?

キャンプギアは折り畳んだり分解ができたりして、コンパクトに収納しておけますし、軽量なモノばかりなので模様替えもしやすいですよね。同じギアでも少しの変化で新しい空間を楽しめます。

室内キャンパー 提供:@ungo222
――模様替えのセンスもさることながら、Instagramで公開している写真も上手だと思います。カメラの心得が?

全くありません。一眼レフを使ってはいますが、ほとんどオートで撮っています。スマホの加工頼みですよ(笑)。


囲炉裏の炎

――今の生活で、特に楽しいと感じる瞬間はどんなときでしょう?

囲炉裏を囲んで、火を愛でる心地よさは格別です!

――キャンプでの焚き火に匹敵するほどでしょうか?

昨年は30回、キャンプをしました。だけど今年は1回だけです。

――答えは出ているようですね(笑)

はい(笑)。

窓を開けると吹き込んでくる、凛とした山里の風。囲炉裏で暖められた空気と混じり合うとき、古民家のキャンプサイトは野遊び以上の情緒を醸し出すことでしょう。囲炉裏キャンプ、予想通り最高のようです!

もともとのキャンプスタイル

室内キャンパー 提供:@ungo222
先ほど話にも出ましたが、ウラタさんは室内キャンプをする前からキャンパーです。以前から愛用しているギアが今のお洒落な囲炉裏キャンプに活きているわけで、キャンプギアに対する考え方はどのようなものか聞いてみると、意外な答えが返ってきたのです。

――もともと持っているキャンプスタイルに対するこだわりを教えてください。

僕はそこまで「キャンプ道具」自体には興味はないんです。自分の好きなスタイルに近づくために集めた道具たちの中にキャンプ道具が混ざっているような感じです。

――キャンプ道具に興味がない!?

はい、ギアのほとんどが雑貨屋などで入手したものです。その後、リメイクを施して、空間の統一感を意識しています。

――ギア選びの基準は何でしょう?

自分の空間との相性が第一ですね。優れたスペックのギアでも、自分の空間に合わないと感じれば必要はないですね。

ウラタさんは非常に強い美意識を持ったキャンパーなのでした。「自分の空間との相性」、これは大きなヒントですね。お洒落なキャンプサイトに共通していることは、さりげなく漂うギアの統一感ですから。

家キャンやろうぜ!

味のある古民家に移住するのは難しいですが、家の中にキャンプ要素を取り入れることで、日々の暮らしが新鮮で楽しくなります。そこでウラタさんに、家キャン初心者へのアドバイスをいただきました。

――室内でキャンプギアを使いたいと思っているキャンパーにアドバイスをお願いします。

僕がオススメするとしたら、ランタンとバーナーとシュラフですね。

――明かりと、火器と……寝具ですね?

部屋の明かりをランタンにして、テレビを観ながらバーナーを使って食事をして、布団でなくシュラフで寝てみてください。普段と違う高揚感が得られると思います。

なるほど、家キャンもすぐに体験できそうですね。ウラタさん、取材へのご協力ありがとうございました!

古民家キャンパー・ウラタさんの暮らしをぜひInstagramでチェックしてみましょう。雰囲気のいい素敵なポストばかりですよ。

秋葉 実の記事はこちら

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秋葉 実

なかなかキャンプスタイルが定まらない迷走キャンパー。一度しか使わないギアが増える一方だが本人は幸せである。趣味は飲み歩きで、吉田類を敬愛し甲類焼酎を好む。

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