開閉部は、がま口
気になる開閉部の構造ですが、なんと「がま口」です。ほぼほぼジッパーで開閉されるソフトクーラー界にあって、これは異端と言えるでしょう。他のキャンパーとは違うクーラーボックスが欲しい場合、この個性は大きなプラスです。
めいっぱい開口させるとこの通り。ジッパータイプの場合、全部開けるのって正直めんどくさくないですか? その点、がま口は広げるだけですから、上から覗き込めば取り出したいものが一目瞭然、かつ大きなものも快適に出し入れできます。
開口状態であらわになる、柔らかめの黒いゴム。これがぴったりと密着することで冷気を逃さないとう構造。また構造的に一番上までものを詰め込むと締められなくなりますから、ボーダーラインがプリントされています。
大型のバックルでがっちりと閉まります。クーラーボックスが壊れる場合、たいていはバックル部分が欠けたり外れたり……というパターンなので、大型のバックルは安心感がありますね。
少々コツは要りますが、慣れれば片手で開閉できます。ジッパータイプの場合、片手で開け閉めしようしてズルズルと引きずってしまいがちですが、がま口ならいたってスマート。片手でOKというのは大きなメリットでしょう。
キャンプで使ってみた
Trooper LT 30を持って実際にキャンプに行ってみました。ソロなので容量的にはオーバースペックもいいところですが、家族用の大きなハードタイプを持って行くよりは違和感がないかも。車を近くに駐められるフリーサイトだったので、肩がけスタイルでひょいと運びます。
容量は4人家族までいける!
内容物は、底にまず保冷剤を敷いてその上にドリンクを。
ドリンクの上に肉や野菜といった食材を。保冷室は縦長なので、下の方につぶれる恐れのないもの、その上につぶれては困るものを入れていきます。
ソロなのですべての食材を放り込んでもスカスカ。よほどのビール好きがいない限り、3~4人程度のキャンプで程よい容量だと思われます。
ポケットが大活躍!
ポケットには調味料やゴミ袋を。ある程度ホールドして運びたい調味料たちは、その収納に普段から頭を悩ませていたのですが、いとも簡単に解決してくれました。クーラーボックスにポケットがあるとこんなに便利だったとは!