編集部がアイテムを厳選!!CAMP HACK STORE
素材は?

コーデュラとは?バリスティックナイロンとの違いやおすすめバッグ

アウトドアでも普段の日常でも大活躍の頑丈系ナイロン素材。ショップで見るといろいろ種類はあれど、正直「何が違うの?」と疑問に思う方も多いはず。そこで、代表的なナイロン素材「コーデュラ」と「バリスティック」の違いに注目!この2つの特徴とは……?

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像作成:編集部

バッグからTシャツ、パンツ、財布まで大人気!

リュックを背負った男性

出典:UNBY Facebook

アウトドアメーカーの製品でよく目にするコーデュラ®製アイテム。リュックやショルダーバッグ、ボディバッグだけでなく、Tシャツやパンツ、ジャケット、キャップ、財布など様々なアイテムに使われていますね。

ハンガーにかかったアウター

出典:instagram by @cordurabrandjp

色々なブランドが幅広いアイテムに取り入れている素材のため何気なく選んでいる方もいるかもしれませんが、一体どんな特徴があるのでしょうか。

この記事ではポピュラーな2つのコーデュラ®について解説するとともに、各素材が使われたおすすめのバッグをご紹介します!

コーデュラ®とは?

コーデュラ®

コーデュラ®とは、高強度をベースにした撥水、ストレッチ、吸水速乾など機能性を持つハイパフォーマンス素材。その高機能性と頑丈さから、バッグをはじめキャップや財布などアウトドアはもちろんヘビーユースする様々な日常のアイテムに使われています。

指定工場で生産、厳しい基準をクリアした生地

製作所

 出典:instagram by @cordurabrandjp

コーデュラ®ファブリックはアメリカのインビスタ社によって開発・製造された素材で、同社が認定したパートナーのみが生産。

また、独自の試験により指定基準に合格した生地だけがコーデュラ®として認定されるなど、徹底した品質管理のもと生まれた生地です。

コーデュラ®の種類は、なんと16個!

コーデュラ® のTシャツ

出典:instagram by @cordurabrandjp

コーデュラ®ファブリックと言ってもそのパターンはなんと16種類も存在し、その中でも定番とされるのが「コーデュラ®クラシック」と「コーデュラ®バリスティック」。

さらに、コーデュラ®と天然繊維を混ぜた「コーデュラ®NYCO(ナイコー)」や、ウール・デニムとの混紡生地などTシャツやパーカなどアパレルウェアに使われる種類もあります。

リュックを背負った男性

なかでもキャンパーと縁のある素材といえば、やはりクラシックとバリスティックですよね。次は、この代表的な2つのコーデュラ®素材の特徴に注目してみましょう!

代表的な2種類「クラシック」と「バリスティック」に注目!

タフでしなやか! 「コーデュラ®クラシック」とは?

コーデュラ®クラシック

コーデュラ®ファブリックの中でも最もポピュラーな素材とされるのが、コーデュラ®クラシック。タフな素材でありながらしなやかで、使い心地と強度が両立されています。

その秘密は、Air Textured Yarn(エアーテクスチャードヤーン)の呼ばれる特殊な糸加工。

Air Textured Yarn(エアーテクスチャードヤーン)説明

コーデュラ®の原料である高強度の6,6ナイロンのフィラメントを特殊加工することで、捲縮(けんしゅく)が発生。この“縮れ”のある糸を高密度の生地に織り上げたのがコーデュラ®クラシックです。

コーデュラ®製法

出典:instagram by @cordurabrandjp

強度抜群であることはもちろん、縮れによる独特の毛羽感でナチュラルに見えるのが特徴。具体的なアイテムではアウトドアブランドのバックパックやウエストポーチなどのほか、通勤通学のカバンにも使われています。

ちなみにコーデュラ®クラシックの中にも500・1000など種類があり、これは糸の太さを表すデニールの数字。大きいほど太くなり、強度も上がります。

コーデュラ®クラシックナイロン製バッグのおすすめ

チャムス オープントップ トートバッグ

●サイズ:約W31×H24×D14(cm)※メーカー参照 ●素材:(ボディ)スウェット (パーツ)コーデュラナイロン1000D ●重量:約530g

吉田カバン ポーター テンション 3WAY ビジネスバッグ

●重量:1120g ●素材 表:コーデュラナイロン(ウレタンコーティング) 裏:210Dナイロン(ビニールコーティング)

強度は最強クラス!「コーデュラ®バリスティック」とは?

コーデュラ®バリスティック

2つ目はコーデュラ®バリスティック。様々な製品に使われていることからブランド名と思われがちですが、こちらも生地素材の名称。コーデュラ®の糸を使ったバリスティック織の生地が、コーデュラ®バリスティックと呼ばれます。

バリスティック自体はもともと“弾道”という意味なのですが、それが生地とどう関わってくるかは第二次世界大戦当時のアメリカにまで遡ります。

ベスト

出典:PIXTA

当時一番強い繊維とされたコーデュラ®の原型6.6ナイロンを、さらに強くするために2本の糸を1本に撚糸(ねんし)。その糸で高密度に織り上げられた生地は、防弾チョッキに使われていました。

コーデュラ®バリスティックタグ

撮影:編集部

その頑丈さから今ではアウトドア用のバッグパックはもちろん、ビジネスバッグなどハードユースにも耐えられるタフなバッグに使われています。生地には強い張り感があり、密に織られた独特の折り目が特徴。

ミルスペックな生地として戦時中から活躍していたバリスティックは、コーデュラ®の中でも最強クラスの強度を誇ります。

コーデュラ®バリスティックナイロン製バッグのおすすめ

ザ・ノース・フェイス コーデュラバリスティック 3wayデイパック

●サイズ:H36×W50×D19cm ●重さ:1480g ●容量:38L ●素材:1680D CORDURA Ballistic(R) ナイロン

アッソブ エクスクルーシブ バリスティックナイロン バックパック

●素材:コーデュラバリスティック1000d×840dファブリックナイロン100% ●サイズ:幅250×高さ540×奥行150(mm) ●重量:1380 グラム

コンフィー アウトドア ガーメント ジャム バックパック

●素材:CORDURA BALLISTIC 840D ●サイズ:W51.0×36.5×20.0 cm

ブリーフィング 3wayブリーフケース

●サイズ:W460×H300×D80mm ●重量:1180g ●素材:500デニール/コーデュラナイロン

コールマン アトラスクアドラ デイパック

●素材:1680D バリスティックポリエステル、(ヘザー)600Dポリエステル ●サイズ:28cm×44cm×15cm ●重量:730g ●容量:20L

コーデュラ®ナイロンとバリスティックナイロンの違いをプロが解説!

この2つの素材について動画でわかりやすくまとめているのが「コーデュラジャパン公式Youtube」。コーデュラ®ファブリックの製造販売・管理をしているインビスタ社による解説は、奥深いコーデュラ®の世界がわかりますよ!

選ぶならタフなコーデュラ®製品を!

コーデュラ®タグ

出典:楽天

同じコーデュラ®素材でもそれぞれ特徴があるコーデュラ®クラシックとコーデュラ®バリスティック。いずれも強度の高いタフな生地ゆえ製品の価格も張るものも多いですが、それだけのスペックを備えているということ。

使用頻度の高いアイテムこそ、長くタフに使えるコーデュラ®製を選んでおくと良さそうです!