なんとネパール製のカメラバッグ
さらに、隣のカメラバックもリコメンド。「サード・アイ・チャクラ」というメーカーで、ネパール生産という珍しいバックボーンを持つ本格カメラバッグだといいます。
「ショルダーバッグなのに、手提げにもなるし、リュックにもなる。3ウェイのカメラバッグは珍しいですね。中身もレンズの仕切りなどしっかりしてるし」と平さんも感心しきり。
一方で、移動時に小物をバンバン入れるには大きめのトートバッグが気兼ねなくていい。こちらももちろんご用意アリ。
「僕が気に入ったのはこのオレンジのエステックス。電気系の工事用バッグだから丈夫さは折り紙付きで、キャンプのお供に最適です」
これで焚き火がもっと楽しくなる!
なんか……曲がってる?
店内奥のスペースには、特徴的な形のハンガーがお目見え。
「こちらはランタンハンガーです。サンゾクマウンテンというメーカーで、曲がっているのはランタンが当たらないようにするための工夫なんです」
と解説してくれた石井さん。
このメーカーは平さんも以前からお気に入りで、
「この焚き火台とテーブルセットも同じメーカーですよね。好きな人にとってはたまらないこのシブい質感。確かに重いし、コンパクトにはあまりならないけれど、それを補って余りある“男の道具感”にあふれてますね」
と魅力を語ってくれました。焚き火まわりといえば、アシモクラフト×ネルデザインワークスのアックスは薪割りに重宝しそう。こちらも平さんが力説します。
「アシモのグリップは最高」
「これは柄の部分がすごくいいんですよ。見た目もいいし、本当に握りやすい。あまりにいいんで、柄の部分だけ別に買うこともできるようになったんです。タークのフライパンなんかでも熱くないからすごく便利ですよ」
薄くて軽くてコンパクト!
焚き火シーンにはちょっとしたミニテーブルがあると何かと便利ですが、かなりのレアものが最近入荷したと石井さん。
「それがこのワット・アイ・ライクのテーブルです。これが最初にリリースされた第1弾ギアなのですが、そうとは思えないほどの完成度。ミニテーブルで支持されるソトのフィールドホッパーより薄くて軽いです。ただ、ソトがポップアップ式なのに対し、こちらは組み立てないといけないのでお手軽さでは負けますが、カチャカチャ作るのを楽しめる人は満足できるはずですよ」
対話できる空間にしたい
ぱっと見ではおよそアウトドアショップとは思えない、ここ「ナイスタイム・マウンテン・ギャラリー」の特徴となっているのがモダンな店舗デザイン。
「外まで突き出たカウンターはうちの特徴のひとつですね。建築的にもおもしろい構造なので、写真撮っていったりする人もいるぐらいです」
コーヒーを提供するアウトドア店という斬新なアイデアは、お客様のことをもっと理解したいという思いから生まれたそう。
コーヒーがあれば話もはずむ
「よく、おススメは何ですか、って聞かれるんですけど、やっぱり人それぞれのキャンプスタイルがあるので、それに合ったものが一番だと思うんです。それを知るためにお客様といろいろお話できればと思って。そのためのコーヒーですね」
対話して、その人に合ったベストなアイテムを提案できるのが実店舗の強みだと語ってくれた石井さん。確かに、詳しいスタッフとキャンプ談義しながらベストなアイテム選びができるのは、他のお店では味わえない楽しさでしょう。