ウエアにも定番がしっかり存在。「このドライオックスシャツもずっと支持され続けています。野外はもちろん、落ち着いたボタンダウンだから街着としても活躍してくれますよ」
野外での雨対策や防水は万全に
次々と手に取って眺めては、細部のチェックに余念がない平さん。今度はディテールの進化に気づいたよう。
「定番であってもそのままでなく、着実にアップデートしているのがさすがだなと。たとえばこのポンチョ。僕が持っているのは7、8年ほど前ので、このポケットがないんですよ」
「確かにポケットがあると便利だなあと、実際に袖を通して感じましたね。しかもたくさんついているから、これは便利」
ジップを全開にすればポンチョ、閉じればナイロンジャケットに早変わりするというお役立ちウエアなのに、さらにポケットもプラスされたとなればもう脱帽するしかありません。
「雨が降ってもリュックの上からガバッといけますからね。重宝しますよこれは」
雨といえばカサも発見。「ユーロシルムというブランドで、肩掛けして持ち運べるんです。珍しいでしょう。しかも軽くて、強い。
防水性能を最大限生かすには
雨対策はアウトドアの基本ともいえますが、聞けば防水ウエアの扱いにも、けっこう間違った認識があるようです。
「防水素材や耐水圧はめちゃくちゃ気にするけれど、一方でいざ洗うとなると躊躇する人が多いですね。汚れたら洗っていいんですよ」
ちゃんと正しい洗剤さえ使えば問題ないのだそうです。
「たとえばこのイーベントを採用したシェルであれば、汚れがたまると透湿用の細かな穴がふさがってしまうので、本来の機能を発揮しにくくなってしまう。そうすると今度は汗で蒸れてしまうので、防水透湿の意味がありませんから」
近藤さんが推奨する洗剤は“ニクワックス”。「お風呂に10㎝くらいぬるま湯を張って、つけて洗うとやりやすいですよ」と平さんも同調。やはり汚れたままはよくないというのがプロの共通認識なようです。
「アウトドアの商品って、すごく機能的じゃないですか。僕はその機能をうまく使って、野外ではもちろん、日常生活でもその機能を活用してほしいなって思います。そうすればもっとストレスのない毎日になりますよ」と近藤さんが思いを口にします。
それを受けて平さんも「アンドワンダーはデザイン性が高いから、アウトドアと普段の生活、両方で活用するということもすごく納得できます。山で発揮できる実力が、街で発揮できないはずはありませんからね」と付け加えてくれました。
アウトドアをずっと楽しみ続けて
「大人になって、忙しかったり子どもができたりしてアウトドアをやめちゃう人もけっこういるけど、それはすごくもったいない。機能的なウエアやギアの力も遠慮なく借りながら、できれば長く続けてもらいたいですね。だって自然を満喫することほど楽しいことはありませんから」
お互いの考え方に共鳴し、アウトドアの現在と未来について語り合う2人はすっかり意気投合。話は尽きません。
今アウトドアを現役で楽しんでいる人はもちろん、「久しぶりに再開しようかな」と少しでも考えた人ならば、このお店は格好のきっかけになるに違いありません。ぜひ足を運んでみてください。
今回訪れたのはコチラ
『MT.』
場所:東京都渋谷区元代々木町22-8 1F
定休日:火、水(※定休日が変更になりました)
営業時間:
月、木、金 13:00~20:00
土、日 13:00~19:00
tel:03-6407-8179
mail:mt@andwander.com
Let’s go to the “MT.”!
「MT.」に足を運んでみよう!