どうやって火をつけている?
で、いったいどういうやり方なのか気になったので彼らの焚火を見てみました。
1:着火剤を一番下に置く。(正解◎)
2:着火剤の上に薪を置く。(合ってるんだけどおしい)
3:着火剤に火をつける。
4:着火剤、燃える。
5:薪に火がついたように見える。
6:しかし、火、消える。
燃えていたのはあくまで着火剤で、しばらく経つと薪を若干焦がすだけで火が消えてしまっています。
結局わたしの持参した鉈を使って薪を細かくして焚き火を作ることになります。
つまり合ってるんだけど惜しいポイントは……薪が太い。ここで一番必要なのは細い木です。
細い薪でも、まだ太い
『火種(着火剤)→割り箸ほどの細い木→徐々に太く』というように、焚火は細い木から、徐々に太い薪にしていけばできあがります。
今回の条件は薪と着火剤のみです。
キャンプ場で売っている薪は、場所にもよりますが細い薪を太い薪で囲んだ束で売っています。焚火と聞いて細い薪からくべていくのはなんとなく想像つくと思いますが、その細いとされている薪でも太いんですよ。一番細い薪でも『徐々に太く』のサイズくらいあります。
肝心な、火種の次に必要な細い木や枯葉などがないのです。このまま何も使わずに焚火にしろと言われたら初心者でなくても難しい。
ナイフや鉈があれば細い木を作ることができるんだけど。
では、本当に焚火をしたことのない人が、そういった道具も持っていなくて、キャンプ場には太い薪と着火剤しか売ってない場合はどうしたらいいの、ってことなのですが……。
焚付けが大事なんです
どうしましょう。
「火がすぐ消えてしまって焚火なんて作れないじゃないか。焚火つまんない!」という気持ちになったら本当に淋しいし、徐々に火を育てていければできあがるのが焚火なので。
とにかく太い薪に火をつけるために、細い木や枯葉などで作った「小さな焚火」が必要なのですよ。
ちょっとしたアイデアでカバー
やっぱりナイフや鉈があると便利です。
新聞紙や牛乳パックを持っていくといいかもしれません。使用済みの割り箸があれば、乾かして持っていきましょう。
それぐらいしか思いつかないのだけど、他に何かあるかな。もしいいアイデアがあれば教えて下さい。
~第8回に続く~