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鍋と靴の絵

風森美絵の”焚火・イズ・ジャスティス”#6~アニメで目にする、焚火と鉄鍋~

画家でアートディレクターの風森美絵(かざもり よしえ)さんが連載でお届けするのは「趣味としての焚火」。野外でゆらめく炎を愛する風森さんが、味わい深い絵とともに焚火を語ります。第6回は、アニメや漫画の焚火シーンと鉄鍋のカンケイについて、です。

目次

印象深い、あの名作の焚火シーン

焚火で作る煮込んだ何かとか、焼いただけの何かって、どうしてあんなに美味しそうなんだろうーー。

あ、アニメや漫画の話です。

焚火 足の絵

焚火で料理してるシーンと聞いて連想されるもの。

わたしは“ムーミン”のスナフキンが煮込んでるスープみたいなものだったり、“もののけ姫”のジコ坊が作るお粥だったのだけど、最近は“ハクメイとミコチ”の炒豆のスープを思い出します。

ドラゴンボールでは大きな魚や恐竜を狩って、これまた大きな焚火でガンガン焼いてるシーンも魅力的だった。

そういったシーンのように(ドラゴンボールはちょっと置いておいて……)外ごはんしたいなぁと思って、たくさん焚火で調理をしてきて、そしてアニメを見返して気づいたコトがあるんです。

どっしりとした“鉄鍋”という共通点

物語の中のキャラクター達は、焚火があると鉄鍋で料理を作る。

暮らしの中でも旅の途中であっても。

ジコ坊なんて茶釜みたいなものに鉄脚の五徳まで持ってた。重いだろうに。

時代背景抜きにしても熱源が焚火しかないという状況だと、調理器具が焚火向けになるのではないかと。

“ハウルの動く城”のベーコンエッグ焼くときも、あれは鉄のフライパンだったと思う。

鉄鍋の絵

そうだ! アニメや漫画のなかでみんなどこかへ行くとき、鉄鍋持っていってる!! どこに入れてるか分からないけど……。

焚火と鉄鍋の相性はとてもいいものと気づいた頃から、焚火シーンでこのセットがやたら目に入るようになった。

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