鉄板の人気がグイグイ来てる
手のひらサイズの小さな鉄板が売れに売れています。
これまでも各社より小さなバーベキューグリル専用の鉄板が販売されていましたが、どれも薄めの鉄板で焦げ付き防止加工を施しているものが主流。
最初はいいんですが、高温により加工がはがれてかえって焦げ付きやすくなってしまうんですね。つまり、大好きな焚き火には不適というわけ。
今売れているのは、焚き火にもガンガン使えるタイプ
今シーズン、売り切れ続出している小さな鉄板は、どれも分厚い鉄製で当然、焚き火にもガンガン使えます。長く使えてコスパ良好。
しかも、厚みをもたせているので熱が均一にまわって、焼き上がりがきれいでおいしい! ダッチオーブンや鉄製のスキレットに似た効果を期待できますが、より気軽に持ち出せるので、ソロキャンプに最適なんですね。
人気の3つの鉄板を比べてみた
今回は、特徴的な3つの鉄板を使い比べてみました。
左から
BONFA/鉄板グリル(2480円+税)
【問】NOASOBIYA https://www.noasobiya.net/
サイズ19×14×H1cm
重量922g
テンマクデザイン×ベースキャンプ/男前グリルプレート(1980円+税)
【問】WILD-1
サイズ20.7×14.3×H0.9cm(ハンドル別)
重量875g+ハンドル95g
笑’s/B-6君専用グリルプレート(700円+税)
【問】笑’s http://shop.sho-s.jp
サイズ12.8×16.8×H3 cm
重量約460g
厚みは、BONFAが一番厚い
厚みを比べてみました。
鉄板がラウンドしていたり、深さがあったりしてちょっとわかりづらいのですが、一番上が笑’s(2.3mmの黒皮鉄板)、中央がテンマクデザイン×ベースキャンプ(3mmの鋳造鉄、ハンドルは鍛造鉄)、一番下がBONFA(4mmの鉄板)です。
BONFAの鉄板グリルが小さいのにどっしり重量感があるのは、鉄板の厚みゆえなんですね。
では、各鉄板の特徴を見ていきましょう。
男前グリルプレートは、波形プレートがプロっぽい!
テンマクデザイン×ベースキャンプ/男前グリルプレートは、なんといっても波形プレートであることが最大の特徴です。
焼き目はカリッと香ばしく、焼き目のない部分はふんわりジューシー。2つの食感を楽しめるんです。
波形はラウンドしていて、さほど高さはありません。つまり、洗いやすい! フチが高くなっているので、卓上で使っても脂が垂れにくいのもメリットです。
食材は波形に対して斜めに置くと、斜めの焼き目になってかっこ良く焼き上がりますよ!
3つの中で唯一、ハンドルとコットン製収納袋付きです。プライヤーで挟むよりも安定感があります。
B-6君専用グリルプレートは、さっぱりヘルシーな焼き上がりに
笑’s/B-6君専用グリルプレートは、その名の通り、コンパクト焚き火グリル「B-6君」のための設計です。
全面にスリットが入っているので、脂を落としてさっぱりヘルシーに食べられます。脂身の多いベーコンや豚バラ肉のおいしさに目覚めます! 秋はサンマを焼いてもいいかもしれません。
B-6君の本体内側に差し込む構造なので、不意に鉄板がずれ落ちる心配はありません。黒皮鉄板なので、比較的手入れが楽なのも高ポイント。
ただ、フチがないので脂が垂れる心配があります。アルミホイルを敷いておくと、使用後のお手入れがいっそうラクになりますよ。
専用設計ですから、当然、B-6君本体といっしょに持ち歩けます。
笑's コンパクト焚き火グリル B-6君 3点セット
BONFA/鉄板グリルは、何でも焼ける万能鉄板
BONFA/鉄板グリルは、シンプルな形でオールマイティーに使えます。
極厚鉄板を使っていて、ステーキの焼き上がりはふんわりしていて、赤身肉がおいしく焼けました。
フチがほんの少し高くなっているので、脂がこぼれ落ちませんし、少量のスープで炒め煮するなんてことも可能。
ステーキを鉄板に載せたままソースをかけてもいいですし、写真のようなバターたっぷりのフレンチトーストなんかも作れます。
表も裏もすべすべ。洗うのが簡単ですが、うっかりすると五徳からすべり落ちる危険があるので注意が必要です。ちなみに、使用前にはシーズニングが必要です。
ハンドルは付属していないので、プライヤーなどでつかみます。より安定感を得たいなら、別売の専用ハンドル(2000円+税)を手に入れてください。
この極厚鉄板は蓄熱性良好。火から下ろしてもずっとグツグツしていました。そのままサーブしてもいいですね。
同じ鉄板でも個性はそれぞれ
ひとくちに鉄板といっても、形状の違い、厚みの違いで肉を焼いても大きく食感が異なりました。
使用後はきちんと乾かし、油を薄く塗ることで錆びを予防できます。食材をおいしく焼き上げる小さな鉄板、これからはひとり1枚がマストかもしれません。