撤収する前、テントって掃除してますか?
キャンプを終えて撤収の段階、みなさんはテントをたたむ前に掃除をしていますか? 乾燥させるだけでなく、汚れを落としておく掃除もテントの寿命に関わります。
定番のほうきをはじめ雑巾で拭く、ハンディタイプの掃除機で吸い取るなどやり方は人それぞれ。どれが適しているかは、テントの形によっても違いますね。
「でも掃除って面倒」という方、掃除をしておかないと大事なテントがどんなことになってしまうか、ご存知でしょうか……?
「掃除せずにテントをしまったら、こうなっちゃった」話
食べかすで、カビが発生
ありがちなのが、食べかすによる汚れ。特にコットンテントは要注意! ポテトチップスなど油分の多いものが残っていると、繊維に入り込んでカビてしまうこともあります。
虫の死骸がでてきた
「設営しようとテントを広げたら、中から死んだ虫が落ちてきた」なんていう話も。これは気持ちが悪いですね……。
こんなことにならないためにも、やって損はないテントの掃除。キャンパーはどんな方法で行っているのかを調べてみました!
みんながやってる!テントの「5つの掃除法」
その1. 雑巾で拭く
オーソドックスな方法が、雑巾での拭き掃除。インナーの床部分は、汗や湿気で意外と汚れています。
スカート付のテントを使っている方は、ここも汚れがち。特に雨が降ってぬかるんだ後は、ついた泥がこびりついて時間が経つと落としづらくなるので、たたむ前に拭いておくと良いでしょう。
特殊繊維により洗剤を使わなくても汚れ落ちが良いという、便利な雑巾を持っておくのもおすすめです!
その2. ハンディワイパー(のびるタイプ)
ツールームやトンネルといった大型テントの場合、全面をくまなく乾かすのは難しいもの。かといって濡れたまましまいたくはないですよね。
ポールを抜く前にある程度乾燥させるのが理想ですが、雑巾では届かない場合もあります。
そこで便利なのが、伸縮タイプのハンディワイパー。天気がイマイチで乾きが悪い日は、本格的に撤収をはじめる前にチョチョイと拭いておくと良いですよ。
吸水に特化したワイパーなら、さらに頼もしい!
アズマ 吸水モップグングンマイクロ激拭きワイパー 伸縮タイプ
その3. 掃除機・コロコロ
テント内の掃除用にミニほうき・ちりとりを備えている方も多いですね。ちょっとしたゴミを取るには便利ですが、広い面積の掃除にはやはりハンディ掃除機が最強です。
シュラフ・マットを片付けたら、掃除機で一気にガーーーッと汚れを吸引! ここまでしておけば安心です。
ファミキャンなら、お手伝いとして子供にやってもらうのも良いですね。
ソロ~2人用というさほど大きくないテントの場合は、コロコロテープを使っている人もいるようです。掃除機より埃が立たないのは良いですね。
水洗いで粘着力が復活するタイプは、紙ゴミにならずキャンプに役立ちそうです!
山善 洗って繰り返し使える ドリームコロコン
その4. 除菌・消臭スプレーをかけておく
汚れだけでなく、使っていくうちに気になるのがテントの「臭い」。そんな臭い対策には、たたむ前に除菌・消臭スプレーをしておくのがおすすめです。
衣類用の除菌スプレーでも良いですが、撥水加工されているテントの場合は効果が低い場合も。なかにはテント専用の消臭剤もあるようです。
キャプテンスタッグ テント消臭・除菌スプレー
自衛隊員や災害派遣の現場でも使われるという、強力な塩素系消臭・除菌スプレーをキャンプへ持って行くという方もいるようです!
なまらグッド 消臭・除菌スプレー 隊長!足が臭いません!
その5. 裏返して、ゴミを出す
どうしても時間がなく掃除をしている余裕がなければ「テントを逆さにして、振る」。とりあえずこれだけはやっておきたいですね。
ポールが入ったままやると破損のおそれがあるので注意が必要なこと、もちろん汚れが出たらきちんと処理して帰ることも忘れずに!
テントをたたむ前に、掃除しよう
実際にキャンパーがやっている掃除をご紹介しましたが、どれも撤収前にちょっと余裕を持たせてやればできることではないでしょうか。
いつでも気持ちよくテントを使うためにも、たたむ前の掃除を心がけましょう!
湿気は、大敵
キャンプに雨はつきものですが、濡れたテントを放置しておくと異臭やカビが発生してしまうことも。撤収時だけでなく、帰宅後のお手入れもできると◎!
Clean Up Tent Before Returning!
撤収前にテントを掃除しよう!